部下が上司を褒める言葉の正解とは?失礼がない最高の褒め言葉10選
部下が上司(目上の人)を褒めても特に問題はない。
「部下が上司を褒めたら失礼じゃない?」
「そもそも上司を褒めていいものなのだろうか?」
相手が部下なら褒めるに越したことはないけど、相手が上司となると失礼に思われる場合もあるので褒めていいのかどうかって難しい問題ですよね。
相手の性格や関係性にもよりますが、褒める側が尊敬の念を持っていれば、相手も嫌な気分にはならないでしょう。基本的には部下から上司を積極的に褒めても問題ありませんよ。
ただし、評価をするような褒め方は失礼にあたる恐れがある
より良く褒めようしたばっかりに、誰かと比較してしまったり、上からの物言いになってしまったり、上司を評価するような褒め方になってしまったりすることがあります。
そのような物言いは、上から物を言っているように捉えられて失礼だと受け取られる恐れも。
あくまでも、褒める際は比較や評価をしないで上司のことを「凄い」と感じた個人の感想や感動した思いを伝えるような褒め方を意識すると良いでしょう。
上司を褒める時におすすめの褒め言葉一覧|目上の人へ使えるワードを大公開
「どんな褒め方をすれば、失礼にならないだろうか?」
「上司に喜んでもらえる褒め方を教えて欲しい。」
いざ上司を褒めようと思っても、言葉選びが難しくて、困ってしまいますよね。
そんなあなたの為にここからは、上司に使う最適な褒め言葉を、具体例を用いながら説明していきます。
- 「勉強になります」
- 「お似合いですね」
- 「敵いません」
- 「自分も〇〇さんのようにできますか?」
- 「本当に感謝しています」
- 「尊敬しています」
- 「何事にも精通していますね」
- 「上品ですね」
- 「これからもついていきます」
- 「おしゃれですよね」
上司へ最適な褒め言葉1. 「勉強(参考)になります」
「上司が凄い」と思っていることを伝えつつ、自分も精進するといった意味合いを伝えられます。
受け取った側も「部下(後輩)の役に立ったな」と満足できるので、上司だけでなく、職場の目上の人、先輩などに使うのにもばっちり。
上司:「そういう時はこういう対応をするといいよ。」
部下:「アドバイスありがとうございます。参考になります。」
上司:「これのやり方は〇〇した後に、〇〇するんだよ。」
部下:「そんな上手いやり方があるんですね、勉強になります。」
このように、上司から助言を受けたり、何かを教えてもらった時に使うと最適ですよ。
敬う気持ちを伝えるのに効果的な褒め言葉ですが、多用しすぎると社交辞令のように聞こえてしまうので、使いどころを見極めて要所で使いましょう。
上司へ最適な褒め言葉2. 「お似合いですね」
自分の服装が周りにどう思われているのかって誰でも気になるもの。だから、服装を積極的に褒めることで、多くの上司はファッションセンスを褒めてくれたことに喜んでくれるでしょう。
特に、イメチェンした時、服や靴を新調した時に使うと効果的。
上司が靴を新調したら、「その新しい靴、お似合いですね。」と言ったり、イメチェンしたら、「新しいスタイルも素敵で、お似合いですね。」と褒めると良いでしょう。
ワンポイントアドバイスとしては、時計好きの上司なら時計、スーツにこだわっている上司ならスーツを褒めるといったように、特に上司が気を遣っているものを褒めると、より一層喜んでもらえるでしょう。
上司へ最適な褒め言葉3. 「〇〇さんには敵いません」
一見、年上の方に対して評価を下しているような表現の為、失礼になると思われがちな言葉ですが、「相手が凄すぎて自分は足元にも及ばない」といった意味合いまで伝えられるから、多くの上司は喜んでくれます。
二人で同じ業務を行っている時など、上司と自分を比較する際に使えますよ。
- 自分には口説き落とせなかった新規営業先を、先輩が開拓した時
- 同じ作業を行っていた時に、先輩の作業スピードが早い時
- 誰にも思いつかないようなアイディアを先輩がひねり出した時
など、「さすがですね。〇〇さんには敵いません。」と言って相手を持ちあげると良いでしょう。さらに、相手のすごいところを具体的に伝えることでより効果的です。
上司へ最適な褒め言葉4. 「どうしたら自分も〇〇さんのようにできますか?」
職場の上司もただ質問され続けて質問攻めにされるより、褒められながら質問された方が快く答えられるもの。
仕事のやり方などを上司に聞かなければいけない場合、この褒め言葉を使うと円滑に答えてもらえるでしょう。
- 仕事の早い先輩に、作業のスピードを上げるコツを教えてもらう。
- 初めてやる作業を、作業になれている上司に教えてもらう。
といったシチュエーションで教えてもらった後に言うといいでしょう。
上司へ最適な褒め言葉5. 「いつも優しくサポートしてくれて、本当に感謝しています」
どんな人も感謝されて悪い気はしないもの。この言葉は、上司をただ褒めるだけではなく、日頃の感謝を同時に伝えられる言葉なので、上司の心にもすんなり届くでしょう。
日頃からお世話になっている上司が相手なら「いつも優しくしてくれる〇〇さんには感謝しています。」と伝えたり、いつも助けてくれる年上の先輩には「いつも支えて下さってありがとうございます」と伝えるのがおすすめ。
感謝の気持ちを伝えるのと同時に上司の言い部分を褒めるとより深く上司の心に響くでしょう。
上司へ最適な褒め言葉6. 「尊敬しています」
「尊敬」と言う言葉を用いることで、敬う気持ちが伝えられるから、失礼にならずにストレートに上司を褒めることができる最適な褒め言葉と言えるでしょう。
「〇〇さんの勉強熱心な姿勢を尊敬しています。」
「お客様に寄り添う姿勢を尊敬しています。」
「〇〇さんの部下思いなところを尊敬しています。」
といったように、実際に上司のどんな一面を尊敬しているのかが、相手にわかるように伝えるのが大切です。
上司へ最適な褒め言葉7. 「何事にも精通していますね」
上司の知識の深さを褒めるつもりで、「物知りですね」とか「博識ですね」と言った褒め言葉を使ってしまうと、上から目線で評価しているように捉えられてしまう恐れがあります。
上から「評価」するのではなく、下からの目線で上司の知識の深さを「認める」という褒め言葉をつかうことで、失礼に思われずに、褒めることができます。
上司の知識量に驚いた時や、上司の知識に助けられた時には、「〇〇さんは何事にも精通していますね」とか、「〇〇さんはどんなジャンルにも強いですね」といった褒め方が無難です。
上司へ最適な褒め言葉8. 「上品ですね」
相手の振る舞いや見た目、言動などが大人っぽいと感じた時、そのまま「大人っぽいですね」と伝えると、上から目線のように捉えられたり、人によっては「老けてる」と捉えられてしまう恐れがあります。
そんな時にこの「上品」と言う言葉を使うと、上から目線にならず、且つ年齢を想起させずに、上司の素敵なところを褒めることができます。
上司の服装が大人っぽくて素敵だなと思った時や、大人な立ち居振る舞いを見かけた時、「大人っぽく」を「上品」に言い換えてみましょう。
「〇〇さんの服装っていつも上品ですよね」とか、「立ち居振る舞いがいつも上品で素敵ですね」と伝えると喜んでもらえますよ。
上司へ最適な褒め言葉9. 「〇〇さんに、これからもついていきます」
「これからも一緒にいたいくらい尊敬しています」といった気持ちを伝えられ、受け取った上司も「部下に慕われている」と嬉しく思うから、最高の褒め言葉といえます。
直属の上司や、職場の年上の方が、何かサポートしてくれた時に褒め言葉として使うと良いでしょう。
- 自分のミスを会社の先輩がカバーしてくれた時
- 困っている時に職場で年上の方が助けてくれた時
- 上司にご飯をおごってもらった時
など、どんな形であれ助けてくれたという状況で使うのがポイント。
ただし、いろんな上司に言っているのが伝わってしまうと、八方美人だと思われてしまうので、本当に敬いたい先輩に対して使うことをおすすめします。
上司へ最適な褒め言葉10. 「改めて、〇〇さんっておしゃれですよね」
同じような褒め言葉でも、「センスが良いですね」と言うと上から評価をしているように受け止められる恐れがあります。
「おしゃれですね」とあえて抽象的に伝えることで、失礼に思われにくくなりますよ。
さらに「改めて」と言う言葉を用いることで、以前からおしゃれだと思っていたということも伝わるので、より敬う気持ちが上司に伝わるでしょう。
目上の人の持ち物や、服装、身だしなみを褒めたい時に使うのがおすすめ。
いくらおしゃれだと思っても使いすぎると、お世辞で言っていると思われてしまうから、新しい服を着てきた時、普段とは違うスタイルの服を着た時などに使ってみて。
上司を褒める時に気をつける“4つの注意点”|無意識にやりがちなNG行動とは?
上司を褒めるのに最適な言葉を知ったからと言って、すぐにそのまま使ってはいけません。使う際にいくつか注意しなければいけない点があるのでそれも抑えておきましょう。
ここからは、上司を褒める時の注意点を4つ紹介します。
いつも上司を上手く褒めているつもりでも、実はNG行動を行っていたなんて可能性があるので注意しましょう。
注意点1. あくまでも下からの姿勢を崩さない
失礼にならないように褒め言葉を使っているつもりでも、褒めること自体が、上から評価しているように捉えられやすいのは否めません。
上から目線で評価されたと感じた上司は、「偉そうにしてきて失礼だ」、「自分を何様だと思っているんだ」、「部下のくせに生意気だ」と怒ってしまいまう恐れも。
上司はあくまでも目上の人なので、上からの物言いにならないように気を配ることが大切。
「自分より上手い」とか、「自分と比べてすごい」とか、下からの姿勢で上司を敬うように注意しましょう。
注意点2. 褒める理由をきちんと伝える
どうにか気に入られようとして、無理やり褒めようとしていると、褒めること自体に重きを置きすぎてしまい、つい理由を伝えることを忘れがち。
適当に褒めていると、「なんでも褒めればいいと思っている」、「心にもないことを言っている」、「本気で思っているわけでなはい」と見抜かれてしまい逆効果になってしまいます。
褒める際は、必ず具体的にどこが凄いと思ったのかまで伝えることが大切。褒める理由まで相手に伝わるように気を付けましょう。
注意点3. 他の上司とは絶対に比較しない
上司をよりよく褒めようとするあまり、「〇〇さんよりすごいですね」と他の上司を比較してしまうケースも多く見られます。
他の上司と比べられて褒められても、言われた側は「他の人を蔑むようなことを言っているから良い気がしない」、「他の人を褒める時に自分も比較対象にされてそう」、と思ってしまい、信頼を失う恐れがあります。
そもそも、他人と比べる時点で評価をしてしまっているのでNG。本心で他人と比べて上司がすごいと思ったとしても、他の人と比べるような言い回しは控えるように注意しましょう。
注意点4. 少しでも微妙な反応なら、すぐに訂正する
どれだけ細心の注意を払って褒めたとしても、相手が喜んでくれないことがあります。
褒めた上司が繊細な方だと、褒めただけで「部下の分際で自分を評価するなんて生意気だ」、「本気で言っていない褒め言葉なんて嬉しくない」と不快に思われてしまいます。
褒め言葉を言って、相手が少しでも嫌な顔をしたら、その場ですぐに謝罪や訂正をして、誤解を解くことが大切ですよ。
上司が喜ぶ褒め言葉を自然な流れで伝えてみて。
今回は、上司に使える最適な褒め言葉から、褒める際の注意点まで紹介しました。
上司ってそもそも褒めていいのか、どんな言葉で褒めれば失礼にあたらないのか、とか気を遣わなければいけない点が多くて困ってしまいますよね。
なんて褒めればいいか悩んだら、今回紹介した言葉遣いや、注意点を参考にして、上手く上司を褒めてみましょう!
自然に褒められれば、上司から認められるようになって出世に繋がるかもしれませんので、頑張ってくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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