筋トレで筋肉がプルプル震える原因。筋トレ中や筋トレ後の痙攣を防ぐには?
筋トレ中や後に筋肉がプルプルと震えることは珍しくない
筋トレすると、筋肉がぷるぷると震えることってありませんか?
その痙攣によって「もしかして、どこか悪い?」と不安になったことがある方も多いでしょう。
しかし、その震えは筋トレの最中や筋トレ後にはよくあることで心配無用。
自分の意識に関係なく筋肉が動くので驚くかもしれませんが、あまり気にしすぎる必要はありません。
ただし、痛みを伴うならすぐに病院などへ行くこと
体震えるのはあるあると説明しましたが、痙攣が止まらなかったり、強い痛みを感じたりする場合には病院に行くこと。
この場合は、怪我をしてしまっている可能性が考えられます。
トレーニングをしている最中だったとしても、速やかにトレーニングをやめること。
早めに病院へ行き、すぐに対処するのが早期回復の近道です。
筋トレ中や後に筋肉が震える原因|体がプルプルするのは何故?
ブルブルと震える筋肉。中には頻繁に筋肉が震えてしまうという人もいるでしょう。
しかし、どうして筋肉の震えが起きてしまうのか?
そこでここでは、筋トレ中や後に筋肉がブルブルと震える原因を解説。
原因を知れば、ぷるぷるを未然に防げるようになりますよ。
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筋トレで震える原因1. 筋力が不足している
そもそも現在行っているトレーニングの負荷に対しての筋力が不足していると、筋肉がすぐに限界を迎えてしまいます。
そこで、筋トレの負荷に耐えられなくなった筋肉を無理やり使おうとして、ぷるぷると震え始めるのです。
この現象は、筋トレ初心者や重量や負荷が大きめのウエイトトレーニングをしている場合に起こりやすいもの。
ぷるぷるを解消するなら、負荷を抑えたり、筋肉をより強化したりする必要があります。
筋トレで震える原因2. 体や筋肉が疲労困憊になっている
筋肉は使えば使うほどに疲れていくものであり、筋肉が疲れてくると発揮できる力がどんどん小さくなっていきます。
例えば、ウエイトトレーニングを始めてすぐの時には持ち上げられた重量が、トレーニング中盤や終盤になって筋肉が疲れてくることによって、持ち上げられなくなるなど。
つまり、そもそもの筋肉は足りているけど、筋肉の疲れにより本来の力が発揮できなくなってしまって筋肉が痙攣するということ。
トレーニングが終盤に向かうほど筋肉が震えるという人は、疲れが原因で痙攣していると考えて良いでしょう。
筋トレで震える原因3. こむら返りを起こしている
こむら返りとは専門用語で「筋痙攣」と呼ばれる現象であり、一般的には「足がつる」と表現されることもあります。
こむら返りが発生すると筋肉が一気に収縮して痙攣。その際に強い痛みが伴うのが特徴です。
こむら返りを防ぐことが、筋肉のピクピクという震えを防ぐことにつながると言えます。
こむら返りは水分不足や冷え、急激な寒暖差によって発生するので、水分をしっかり飲んだり体の冷えを防いだりすると、震えることが少なくなるかもしれません。
筋トレで震える原因4. 電解質が足りていない
電解質とは、もともと体内に含まれているもの。ナトリウム・クロール・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのことを指します。
その電解質のうちのナトリウムは汗などによって体外へ放出されるため、トレーニング中にはどうしてもナトリウム不足が発生。
ナトリウムが不足することによって手足がつるなどの症状が出て、ぷるぷる震えるというわけです。
また、体内の電解質不足が進んでしまうと、全身に力が入らないような感覚に陥ることも。
筋肉が疲れているわけでもないのに震えるという時、汗だくになっていませんか?
もしそうであれば、スポーツドリンクなどでナトリウムを摂取するようにしましょう。
筋トレで震える原因5. 横紋筋融解症になっている
横紋筋融解症とは、筋肉の震えを引き起こす病気の一つ。骨格筋細胞の壊死したり、融解したりすることによって筋細胞内成分が血液中に流出した状態のことを指しています。
これにより、低リン血症や低カリウム血症になることで、筋肉が痙攣してしまうのです。
また、横紋筋融解症は急性腎不全を引き起こす可能性が高く、場合によっては突然の心停止を引き起こす可能性もあるほどの危険な病気。
尿が「赤褐色」である場合、横紋筋融解症になっている可能性があるので、すぐに病院へ行くことをおすすめします。
筋トレ中や後に筋肉がぷるぷるしないようにする対策とは?
トレーニングでビクビクと筋肉が震える。
体の一部が勝手に動くので、どうも変な感じがしますよね。
筋肉の震えを防ぐことができるなら、防ぎたいものです。
そこでここでは、筋肉がビクビクと震えることへの対策を紹介。
もうこれで筋肉の震えとはおさらばです。
対策1. トレーニング前は念入りにストレッチを行う
トレーニング前のストレッチは、筋肉や腱を伸ばすことによって、筋肉を柔らかくします。
筋肉を柔らかくできると、筋肉への血流が良くなり、酸素や栄養分が筋肉へしっかりと行き渡るように。
それによって筋肉が疲れにくくなり、プルプル震えることを防げます。また、持っている力を最大限に発揮できるようにもなりますよ。
ウエイトトレーニングなどの負荷が高いトレーニングの前は当たり前ですが、体幹・腹筋・腕立て伏せなどの軽いトレーニングをする前にもストレッチを忘れずに。
逆に、ストレッチをしないでトレーニングを始めると筋肉がこわばっていて、すぐに疲れて筋肉が震えたり、怪我がしやすくなってしまいます。
【参考記事】筋トレ前におすすめのストレッチメニューをチェック!▽
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トレーニング後もしっかりストレッチをしてケアするのが重要
ストレッチはトレーニング前だけでなく、トレーニング後にするのも大切。
急激な血流の低下を防ぐことができ、酸素や栄養分が行き渡ることによって疲労回復し、プルプルを防げます。
トレーニングが終わったらそのままにするのではなく、次回のトレーニングに疲労を残さないためにも、ストレッチをするようにしましょう。
【参考記事】筋トレ後のクールダウンにおすすめのストレッチメニューって?▽
対策2. 筋トレ中は水分補給をしっかり行う
筋トレ中には汗をかきますよね。体幹や腹筋などをしていると、じんわりと汗をかくのがわかるでしょう。
すると、体内の水分が足りなくなって、こむら返りを引き起こし、筋肉が震えてしまいます。
水分補給をしっかりとしておけば、汗によって失われた水分が体内に入るので筋肉が震えることはなくなります。
しかし、一気にたくさん水分を補給しても、体はうまく吸収してくれません。喉が渇いたと思う前に、意識的にこまめな水分補給をしましょう!
【参考記事】筋トレ時における正しい水分補給方法をチェック!▽
対策3. スポーツドリンクなどで電解質を摂取する
体内の電解質不足は、筋肉の痙攣を引き起こします。
ナトリウムを始めとする電解質の不足は、汗を大量にかくことや、水分を過剰に摂取することによって発生。しかし、電解質不足と喉の渇きはほとんど関係ないので、なかなか電解質不足を察することはできません。
そこでおすすめなのがスポーツドリンクによる水分補給です。
スポーツドリンクは電解質をよく含んでいるので、水分と一緒に電解質も体内に取り込むことができます。
スポドリ以外には、バナナやナッツから電解質を補給するのも良いですね。
対策4. トレーニング後にアイシングをする
アイシングとは、氷や水を使うことによって身体を局所的に冷やすこと。
実は、トレーニング後に行うことによって疲労回復に効果的。疲労による筋肉の震えを予防できます。
ウエイトトレーニングの後だけでなく、腕立て伏せやスクワットなどの後にもアイシングをすると良いでしょう。
対策5. 筋トレ間のインターバルを長めにとる
筋肉がプルプルと震えるのは筋肉の疲労が溜まってしまうから。
しっかり筋肉を回復させるためにも、インターバルを長めに設定しましょう。
長めに休憩を入れることで、筋肉が十分に回復し、プルプルを防げます。
しかも、次のセットで思いっきり力を発揮できるようになるので、よりトレーニング効果を高められます。
対策6. オーバーワーク気味なら負荷を軽くする
オーバーワークとは、「トレーニングのやりすぎ」を指す言葉です。
オーバーワークになってしまうと、次回のトレーニングまでに疲労感が抜けずにプルプルしたり、怪我をするリスクが非常に高まったりするなど良いことがありません。
オーバーワーク気味だと感じたら、すぐにトレーニングの負荷を小さくすること。
- ダンベルやバーベルの重量を落とす
- マシントレーニングを自重に変える
- 1セットの回数を落とす
など。
負荷が小さくなれば、疲労も小さくなるので、筋肉の震えを防止できます。
たくさんトレーニングをしたい気持ちもわかりますが、それで筋肉を壊してしまっては本末転倒です。無理のない範囲で鍛えましょう。
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トレーニングのやり方を工夫して、筋トレ中・後の震えを未然に防ごう!
筋肉の震えは痛みがなければそれほど重大な問題ではありません。
しかし、特にトレーニング中では震えが気になることもありますよね。そんな時には水分補給をしたり、電解質を摂取したり、疲労を回復させることによって震えを予防しましょう。
適切な対応をすれば、ぷるぷるとした筋肉の震えを無くせますよ。
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