ガスボンベのおすすめ特集|キャンプやバーベキューで使える人気燃料を紹介!
登山歴8年。-10度以下の極寒のテント泊から何日も歩いて辿り着く長期登山まで、様々なアウトドアの中で様々な道具を試してきました。自身のブログ「ヤマノブログ」では「登山道具の選び方」を発信していますので、道具選びの参考となれたら幸いです。
(ヤマノブログ:https://hikingnagoya.com/)
ガスボンベの選び方|購入する前に確認すべき点とは
家庭用からキャンプなどのアウトドア、万が一の防災グッズまで、幅広いシーンで活躍してくれるガスボンベ。
しかし実は、規格や用途、場所によって選ぶ基準が異なります。
そこでここから、ガスボンベの正しい選び方を解説。自分の目的に合わせて最適なガスボンベを選ぶ参考にしてください。
ガスボンベの選び方1. CB缶orOD缶|使用環境に合わせて「種類」を選ぶ
ガスボンベの種類は大きく
- CB缶
- OD缶
の2種類に分けられます。
使う環境によって使える種類が異なってくるため、購入前にしっかり確認することが大切です。
次に、それぞれの特徴や用途について解説していくので把握しておいてください。
ヤマノ
CB缶:価格が安くコンビニでも手に入る手軽さが魅力。 OD缶:直径は太いが縦にコンパクトで収納性の高さが魅力です。寒冷地で使用できるモデルもあるので冬用を購入する場合は表記を良く確認しましょう。
室内や屋外でのBBQなどで使用する人は「CB缶」がおすすめ
家庭用のカセットコンロに使われているタイプの多くがCB缶です。比較的安い価格のものが多く、ホームセンターやコンビニなど手軽に購入しやすいメリットがあります。
しかし、本来は室内用を想定して作られているためOD缶より火力が低く、寒い場所で使用すると火力が弱まるので注意が必要です。
室内や夏場のアウトドアなど気温が安定した場所で、ガスボンベを使用する方におすすめのタイプですよ。
雪山など気温の低い場所で使用する人は「OD缶」がおすすめ
アウトドア専用のガスボンベであるOD缶は、オールシーズン用と厳冬期用に分けられます。
オールシーズン用
外気温が0度からマイナス10度でも強い火力を安定して供給してくれる。冬場の平地や標高の低い雪山などでキャンプする際に役立つ。厳冬期用
OD缶の中でもパワーが強く、外気温がマイナス10度以下の地域でもある程度安定した火力を発揮。極寒地や標高の高い山で使用が最適。
冬場に外で使用する人はOD缶がおすすめ。そして、現地の最低気温に応じてオールシーズン用か厳冬期用を選択しましょう。
ガスボンベの選び方2. 使用シーンに合った「容量」を選ぶ
当たり前ですが、ガスボンベには決まった容量しか燃料が入っていません。使用環境や機器によって使用する容量や時間は異なってくるため、ガスがなくなったという状況を避けるためにもある程度の予測を立てておく必要があります。
次に、使用するシーンによって目安となる容量を紹介していくので、しっかり把握して準備しておきましょう。
ヤマノ
登山のような限られた最小限のボンベしか持たない場合は残り容量を計測して準備しましょう。キャンプやバーベキューでは3本セットで管理してストックを持つと困ることが少なくなります。
少人数のキャンプなどで使うなら「250g」がおすすめ
250gのガスボンベの場合、目安として1本で約1時間使用することが可能です。キャンプで簡単な炒め物をしたり、少しのお湯を沸かしたりする程度なら1本あれば十分。
燃焼時間は環境によって左右されるため、ギリギリになりそうだったり余裕を持ちたかったりするなら予備でもう1本あると便利でしょう。
ソロや2~3人で行うキャンプなら、250gのガスボンベがおすすめですよ。
大人数で使ったり長時間使ったりするなら「500g」がおすすめ
調理だけでなく照明用のランタンや暖房器具にもガスボンベを使用するなら、500gのものを選びましょう。照明用のランタンは長時間使用することが多いので、250gでは足りなくなる可能性があります。500g缶があれば、4~6時間程度照らすことができますよ。
また、大人数のキャンプにおいて本格的な料理や焼き肉・バーベキューなど行う場合も、強火で約2時間使える500gがおすすめです。場所や季節にもよりますが長時間の使用や大人数の場合、調理用とランタン用で500gが2本あれば安心できますよ。
ガスボンベのおすすめ10選|キャンプでも大活躍の人気商品を大公開
ガスボンベの選び方が分かったら、次は人気やおすすめのガスボンベが知りたいですよね。
そこでここから、ガスボンベのおすすめ商品を紹介。
CB缶とOD缶に分けて紹介していくので、それぞれの特徴を把握してニーズに合ったガスボンベを見つけてください。
【CB缶】ガスボンベのおすすめ5選
まずは、CB缶のガスボンベおすすめ商品を紹介していきます。
普段よく目にするタイプのCB缶は日常生活の中でも利用することが多いため、どのような特徴やメリットがあるのか知っておくことでより効果的に使うことができるでしょう。
屋内での使用や少人数でのアウトドア、バーベキューなど、日常的にガスボンベを使う予定のある方は、自分のニーズと照らし合わせながら使いやすいものを探してください。
CB缶のおすすめ1. 岩谷産業 カセットガス CB-250-OR
- 3本セットになっているため、急なガス切れに対応しやすい
- まとめて持ち運びしやすいので、アウトドア好きの方に人気
- ストックしやすいため、災害時の備えとしてもおすすめ
自宅でカセットコンロを使って焼肉や鍋をしているとまだ最中なのに「ガスがなくなった…」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
「岩谷産業」の『カセットガス CB-250-OR』は、3本セットになっているため急にガス切れを起こしても安心。また、コンビニやホームセンターなど、どこにでもよく見かけるので手軽に手に入れやすくなっています。
冬は自宅で鍋、夏はバーベキューとガスコンロを使用する頻度が高い方は、手軽に手に入ってストックもしやすいガスボンベがおすすめです。
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ガス器具の弱点は残量が分かりにくい点。 調理中に無くなってしまうと食品がムダになってしまいます。 かと言って大量に購入すると場所を取るので3本くらいをストックするのが丁度良くなります
商品ステータス
- パワー:ー
- 容量:250 (g)
CB缶のおすすめ2. 東海 カセットボンベ コン郎
- 3本で500円以下と安いため、コスパ重視でガスボンベを選ぶ方に人気
- 『チャッカマン』でお馴染みの会社が作っているので、品質や使いやすさの面で安心しやすい
- 3本セットのため、大人数が集まって鍋や焼き肉など複数のガスコンロを使用する時重宝する
「東海」の『カセットボンベ コン郎』は、3本セットで500円以下という安い価格帯になっているため、コストを気にすることなく楽しむことができます。
また、災害時に備えてガスボンベをストックしておきたい時も、まとめ買いしやすいメリットが。
少しでもコストを抑えてガスボンベを用意したい方は、ぜひチェックしておいてください。
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こちらの商品は価格の安さが魅力なので、多めにストックしておくのがおすすめです。 保管期間が長くなると容器に錆が発生するので、古い物から家でお鍋などに使うと良いですよ。
商品ステータス
- パワー:ー
- 容量:250 (g)
CB缶のおすすめ3. 新富士バーナー SOTO パワーガス ST-760
- 燃料にプロパンを混入したパワーガスなので、寒冷地でも安定した火力を発揮
- ガスが残り少なくなっても加療が強いため、最後まで使い切りやすい
- 高いパワーと安定力は、調理だけでなくランタンや暖房としてもおすすめ
キャンプやバーベキューなどアウトドアでガスコンロを使用する場合、火力が安定せず困ってしまうこともありますよね。
「新富士バーナー」の『SOTO パワーガス ST-760』は、プロパンの割合を増やしたパワーガスなので、寒冷地でも最後まで強い火力を保ちやすくなっています。レギュラータイプのガスボンベだとドロップダウンしてしまうような外気温でも安定した火力を提供してくれるので、料理だけでなくランタン用にも最適。
安定して火力をキープしてくれるため、環境の変化が激しいアウトドアでガスボンベを良く利用する方におすすめです。
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- パワー:ハイパワー
- 容量:240 (g)
CB缶のおすすめ4. ニチネン マイボンベL
- 製缶から充填まで国内生産で行っているので、品質にこだわりたい方に人気
- 火力が安定しているので、カセットガスコンロを使った鍋料理もストレスフリーで行える
- 低温時にもしっかりガスが使えるため、アウトドアでのバーナーやヒーターの使用にもおすすめ
「ガスや火が関わってくるから、安全性が高いものが良い…。」もしものことを考えた時、安心しやすい国内産を使いたいという方もいるのではないでしょうか。
「ニチネン」の『マイボンベL』は、製缶から充填まで国内生産で行っているため、安全性と信頼性が高くなっています。家庭で使うカセットコンロはもちろん、アウトドアでのバーナーやヒーターなどでも安定して使うことが可能。
安全性や品質を重視して「信頼できる国内産が良い」と思っている方に人気のカセットガスボンベです。
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日本製で安全性が高いボンベです。安全性が高いとはいえ、一般的なボンベと同様の注意点は把握しておきましょう。 燃えやすい物の付近で使わない、密閉された狭い空間で使わないなど注意書きを熟読して使用すれば大丈夫です。
商品ステータス
- パワー:ー
- 容量:250 (g)
CB缶のおすすめ5. キャプテンスタッグ ガスカセットボンベ
- アウトドア製品を販売しているメーカーのガスボンベなので、キャンプやバーベキューの際におすすめ
- グリーンを基調としたデザインがおしゃれで、雰囲気も大切にしたい方に人気
- 安定して火力を提供してくれるため、室内での使用でも大活躍
「キャプテンスタッグ」の『ガスカセットボンベ』は、アウトドア製品を数多く販売している「キャプテンスタッグ」のガスボンベ。料理や照明、暖房機器の燃料として、火力の安定性や使いやすさなどアウトドアメーカーならではの品質は、多くのアウトドア好きの方から高い評価を得ています。
アウトドアで使い勝手の良いガスボンベを探している方は、ぜひ購入を検討してみてください。
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取り扱いが簡単で安価が魅力のCB缶ですが雰囲気に欠けるのものが多いが気になる方もいるでしょう。 その点この商品は本体がカーキ色でアウトドアテイストがあり、サイトの雰囲気に良く合います。
商品ステータス
- パワー:ー
- 容量:250 (g)
【OD缶】ガスボンベのおすすめ5選
次に、OD缶のガスボンベおすすめ商品を紹介していきます。
キャンプや登山など、過酷な環境下に欠かせない安定した火力を提供してくれるOD缶は、気候や場所に合ったものを選ぶことが重要です。
本格的なアウトドア好きの方なら見逃せない人気のOD缶。それぞれの特徴やメリットを把握して、快適なアウトドアライフを送ってください。
OD缶のおすすめ1. Coleman 純正LPガス燃料 Tタイプ 470g 5103A470T
- 470gと大容量になっているため、大人数でのキャンプやバーベキューに最適
- 緑を基調としたおしゃれなデザインは、アウトドアの雰囲気を大切にしたい方に人気
- スタンダードなLPガス燃料で、安定した火力を供給してくれる
大人数でキャンプやバーベキューをする時、どうしても料理する時間が長くなってガスの容量が気になってしまいますよね。
「Coleman」の『純正 LPガス燃料 Tタイプ』は、470gと大容量なので時間を気にすることなくガスを使うことができます。ガソリン燃料が多いイメージの「Coleman」ですが、こちらは純正LPガス燃料となっているため、使いやすく安全性も高いのが特徴。
わいわい楽しく大人数でアウトドアを行いたい方なら必見のガスボンベですよ。
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大容量だからこそ注意すべきことも合わせて把握しておくことも重要です。LPガスには使用期限がありませんが、ボンベが腐食するので2~3年を目途に使い切りましょう。
商品ステータス
- パワー:ー
- 容量:470 (g)
OD缶のおすすめ2. 岩谷産業 PRIMUS GAS CARTRIDGE ハイパワーガス
- オールシーズン対応なので、寒冷地でのアウトドアにおすすめ
- 内側に特殊素材が施されているため、残量に関係なく安定した火力が維持できる
- 内容量225gの小型ハイパワータイプなので、荷物が多くなりがちな時でも携帯しやすい
季節を問わずアウトドアを楽しみたい方にとって、温度や気候に左右されやすいガスボンベは使いにくいですよね。
「岩谷産業」の『PRIMUS GAS CARTRIDGE ハイパワーガス』は、オールシーズン対応で冬季や気温の低い高所での使用にも適しているため、使い勝手が良くなっています。また、カートリッジ内側にLPガスの気化を促進する特殊素材が貼り付けられているので、残量に関わらず安定した燃焼が実現。
一年中アウトドアを行う方なら、ぜひ持っておきたいガスボンベです。
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プリムスのガスボンベにはプリムスの燃焼器具を使いましょう。一見互換性があるように見え、取り付けられもしますが、厳密にはネジ山やゴムパッキンの規格が違い、ガス漏れの危険性があるからです。
商品ステータス
- パワー:ハイパワー
- 容量:225 (g)
OD缶のおすすめ3. スノーピーク ギガパワーガス
- 沸点の低いガスを燃料としているため、寒冷地での使用におすすめ
- 高精度のバルブと弁、高圧力にも耐えるスチール製なので、標高が高いところでも安全に使える
- 寒い時期の本格的な登山やキャンプでガスボンベを使用するという方に人気
標高が高いところや氷点下10度以下のところに行って、もしガスボンベが使えなかったら命に関わる危険が襲ってきますよね。
「スノーピーク」の『ギガパワーガス』は、沸点の低いプロパンガスとイソブタンを配合したギガパワーなので氷点下10度以下の場所でも着火が可能。また、高い精度のバルブと高い圧力にも耐えられるスチール缶となっているため、変形や爆発などといったトラブルの危険性が低く安全に使えます。
厳しい自然条件下でも使えるガスボンベは、本格的な登山やキャンプをする方に人気の一品です。
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イソブタンの封入には高い技術と精度が必要です。その点スノーピークは日本の一流メーカーなので信頼感が高いです。 値段は高価ですが、-10度でも着火できる性能があるのでオールシーズン利用できます。
商品ステータス
- パワー:ギガパワー
- 容量:220 (g)
OD缶のおすすめ4. イーピーアイガス 110パワーカートリッジ G-7013
- 重さが200g以下なので、登山やハイキング時に体への負担が小さい
- 氷点下10度まで着火できるハイパワーのため、低温環境下でも安定して使える
- 残量がなくなるまでしっかり着火してガスを使い切れるので、ガスボンベの捨て方が楽
登山やハイキングでガスボンベを持って行くなら、少しでも軽く携帯しやすいものを選んで体への負担を小さくしたいですよね。
「イーピーアイガス」の『110 パワーカートリッジ G-7013』は、重量が200gを切る小型サイズで、持ち運びが楽に行えます。また、氷点下10度まで使えるハイパワータイプなので、標高が高くなって気温が下がっても安定して使うことが可能。
軽量で携帯しやすく、寒さにも強いガスボンベは、山歩きをする方にとって強い味方となってくれますよ。
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OD缶、CB缶共に容器の強度は確保されていますが、落下には十分注意しましょう。 石の上などに落とすと穴が開いてガスが漏れる可能性がありとても危険です。
商品ステータス
- パワー:ハイパワー
- 容量:110 (g)
OD缶のおすすめ5. ウェーバー Q1250ガスグリル専用ガス缶
- 最大で連続5時間使用可能なので、本格的な料理を楽しむことができる
- ソロキャンプから5~6人でのバーベキューまで、高出力で安定したパフォーマンスを発揮
- 沸点が低いプロパンガスを25%も配合しているため、低気温の場所でも使いやすい
アウトドアの楽しみはいろいろありますが、その中でも「食事が一番楽しみ」という方も少なくないのではないでしょうか。
「ウェーバー」の『Q1250ガスグリル専用ガス缶』は、最大5時間連続で使用することができるため、本格的なグリル料理を堪能することができます。また、高出力となっているため複数人分の料理を作ることもでき、気温が低い場所でも安定した火力を発揮。
焼き肉・バーベキューやキャンプ、登山など、料理をしっかり楽しみたいという方は、ぜひチェックしておいてください。
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アメリカの商品ですが、日本の正規代理店が取り扱うので安心して使用できます。 Weber Qグリル専用なので他の燃焼器具に使用してはいけません。
商品ステータス
- パワー:ー
- 容量:ー
ガスボンベにこだわってアウトドアをより満喫しましょう!
アウトドアでの料理や照明、暖房としてはもちろん、自宅での鍋や災害時の備えなど、ガスボンベは生活の中で重要な役割を果たしてくれるアイテムです。
「どれも似たようなものでしょ」と思う方もいるかもしれませんが、用途や場所によって選ぶことでより効果的な使い方ができます。
自分のニーズに合ったガスボンベを選んで、充実したライフスタイルを送ってください。
【参考記事】はこちら▽
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