「誠実な男がモテる」は男の勘違い。ウソつき男がモテる理由を心理学的に解説しよう
女性に好きな男性のタイプを聞くと、真っ先に「優しい男性」「誠実な男性」という回答が返ってきます。
ドラマや映画の主人公も正直で誠実で真面目。
その影響で多くの男性が“誠実な男はモテる”と勘違いしています。だから、好きな女の子に告白をしても「友達にしか見れない」「いい人なんだけど…」とふんわり断られてしまう。
じゃあどうすればいいのか?
そういった男性の疑問に対して、「ウソつき男になればいい」と端的に言うカムロさん。
恋愛心理学の観点で“男性のモテ”を解説している彼に、“モテるウソつきになるコツ”を語ってもらいました。
【カムロの恋愛心理学】心理学を駆使した恋愛テクニックやマインドを解説するYouTubeチャンネル。コンセプトは『脳と心理を理解すれば恋は作れる』。特徴的な仮面をしたカムロさんが語る“学術的モテ”は男子必見の内容だ。
「ウソは“余白”になる」女性がウソつき男にハマるワケ
ウソをつけない
=ウソが下手
=浮気をする時にそれを隠すことができない
=種をばら撒く能力が低い
という方程式が成り立ちます。
自分の種をばら撒けるウソつき男は、一人の女性に対して「君だけだよ」と言いながら他の女性に種付けをして自分の遺伝子をばら撒くことができるのです。
ウソをつけないということは言語能力が低い→知能が低い→遺伝子の拡散においては劣等生である、とまで本能的に女性に判断されてしまうこともあります。
ウソをつけないと同様に、非モテは自分のことを馬鹿正直に話しすぎます。
自分のことを馬鹿正直に話しすぎると女性から簡単に知り尽くしたと思われるため、ミステリアスな部分を感じさせるのが難しく、つまらない男に見えてしまいます。
人間は、自分の知らない部分があると「もっと知りたい」と興味が湧く生き物。未完成なものに対して追いかけたくなる生き物です。
完了してないものは完了させたくなるし、余白があるものは埋めたくなるというザイガルニック効果が働きます。
ウソをつくなどして、ミステリアスのような”余白”を見せることで、女性は男性のことを追いかけたくなり、そのうちその男性にハマっていくようになるのです。
ウソがない馬鹿正直な男性に対してはザイガルニック効果が働かないので、女性的に追いかけ甲斐がなくなってしまうのですね。
ただウソをつくだけではモテない!モテるウソつきの特徴5つ
とはいえ、むやみやたらにウソをつくのではただのヤバいやつ認定されてしまいます。
モテるウソつき男を紹介しましょう。実際の会話実録も具体例で載せているので、ぜひ活かしてみてください。
1. ウソはあくまで手段。関係を円満に進めるためにウソをつく
女性に対して「面倒くさくて連絡を返さなかった」「体目的で近づいた」「体の関係を持ったけど付き合う価値を君に感じない」「たくさんいる女の一人に過ぎない」などの言葉を正直に言って女性と関係を続けられるパターンもあります。
しかし、基本的には関係が破綻しかねないし女性側も傷つく可能性が大きいです。
ウソをつける男性であれば、ここで女性を傷つけないウソをついて関係を円滑に進めることができます。
「風呂に入れないくらい忙しすぎて返信返せなかった」(=シンプルに面倒くさくて連絡を返さなかった)
「気が合いそうだから色々と話したい」(=体目的で近づきました)
「仕事に集中したいから今は付き合えない。付き合ったら君に寂しい思いをさせてしまって申し訳なくなる」(=付き合う価値を君に感じない)
「君だけだよ」(=たくさんいる女の中の一人にすぎない)
このように、ウソをつける男性は表面上は優しく、相手をできるだけ傷つけることなく、自分が望む方向に物事を運べる力を持っているのです。
「マイナスになるような事をわざわざ正直に話しても、目的に対して害しかない」という考え方ですね。
サイコパスがモテる理由は、口が上手く平然とウソをつけるためです。
「正直が一番。どんな些細なウソもつかない」という信条を持つのは個人の自由ですが、対女性との関係に関してはこの信条でマイナスポイントを食らう可能性があります。
正直以外に取柄がない人ほどこういう事を言いがちですね。
相手の女性の本音と建前を見抜けず鵜呑みにしちゃう傾向もあります。
ウソをつくのは嫌だと自分本位で考えるのではなく、ウソはあくまで手段だと割り切り、女性との関係を円満にするためにウソをつくと考えれば、モテるウソつきに近づけます。
2. ウソでもいいから、“相手が欲している言葉”を言える
口が裂けた女の子に「私、綺麗?」と聞かれた時、なんて答えていますか?
女性が作ってくれた料理が激マズだった時、バカ正直に誠実に「美味しくない」と答えてしまっていますか?
夜景を見ても自分は何も感じない時、「夜景好きだなあ」と心にもないバレる下手なウソをついていませんか?
女性と付き合って長ければ正直に答えても問題ありませんが、初対面や付き合って初期の頃であれば自分の本音を言うのではなく、相手が欲しがっている言葉を言ってあげた方が、無難で好感度も上がります。
もちろん、さすがに料理がマズすぎて「美味しい」とは言えないこともあるもの。
そんな時は「ご飯が進む!」「繊細な味だね!」「初めて食べた!」など、ポジティブな言葉に変換して言ってあげると、女性のことを傷つけずに済みます。
要は、女性が欲しがっている言葉を投げてあげて、女性の承認欲求を満たしてあげたり、お互いが感情を共有していると感じさせてあげるのが「上手いウソつき」という訳。
また、普段は女性が欲しがる言葉を投げてあげるけど、たまに本音を言ってあげることで自分の信用度が上げることもできます。
例えば買い物デートの際、普段は何でも「似合ってるね」と言ってあげるけど、本当に似合っていない時は「それは似合わない」と言うことで、“本当の本音”だという説得力が増して、女性から信用されやすくなるのです。
こちらが女性のことを受け入れたり認めたりして心を開かせてから、こちらの意見を通すというやり方は“ウソが上手い人の常套手段”でもあります。
他にも、口が裂けている女の子に「私、綺麗?」と聞かれて「綺麗だよ」と答えるだけはなく「口裂けとるやん!」と本音を言い、その女の子が怒りかけたら「それでも可愛いよ」と後からフォローを入れることも大事です。
フォローを入れることで感情を揺さぶって、女性の喜びを増幅させることができます。
3. 正直に答えないから、パワーバランス上になる
モテない奴は“影響を受ける側”、モテる奴は“影響を与える側”と言えます。
質問に正直に答えていると「影響を受ける側」になってしまい、相手の興味を引き出せません。
実際にモテない男とモテる男の会話を見比べてみるとわかりやすいです。
モテない男の会話
女「昨日何していたんですか?」
非モテ男「昨日は昼頃起きて、映画観に行ってちょっと買い物してました」モテる男の会話
女「昨日何してたんですか?」
モテ男「公園で寝てた、君は?」
モテるウソつきは、女性の質問に対して「まともに答えない」というコミュニケーションをとります。
「俺はそう簡単に何でも答えないよ」というスタンスでミステリアスさを演出できますし、“影響を与える側”になれるのでパワーバランスが上になります。
もちろん、やりすぎると「こいつは、まともに会話できない」と思われて終わりなので、相手の食いつきを観察しながら、話題を変えて会話のバランスを保つのが大事です。
質問におもしろく回答するカムロの会話実録
カムロさん「何歳?」
女性「何歳に見える?」
カムロさん「18」
女性「2月で19」
カムロさん「酒もタバコもダメやん」
女性「何歳?」
カムロさん「何歳に見える?」
女性「21」
カムロさん「17」
女性「きらーい笑」
カムロさん「なんで嫌いなの?」
女性「17とか怖。恐ろしいんだけど。どうした?こわぁ…」
カムロさん「まぁウソだけど」
こちらは実録音声の一部を書き起こししたものですが、動画内ではもっと長くこのような会話のやり取りをしています。
今回会話した女性は騙されやすい子だったということもあり、ちょっとだけやり過ぎている感がありますが、この後ちゃんと相手から「LINEを交換しよう」と言われたから効果ありと言えるでしょう。
このような会話をすることによって、男性が振り回す側に回れるだけでなく、女性にはザイガルニック効果まで乗っかります。
会話にウソを上手く散りばめることで、単純に会話のやりとりも楽しくなりますよ。
4. 「ウソだとわかるウソを言う」女性には暗に伝えるのが正解
断言します。直球モテアピールする男はモテません。間接的にモテアピールができる男がモテます。モテアピールは、明示ではなく暗示が鉄則です。
実際にモテない男とモテる男で明示と暗示のパターンを見比べてみましょう。
モテない男の言い方(明示)
「俺モテるからさ」と直接言ってしまうモテる男の言い方(暗示)
自信や余裕、慣れといった態度で接して間接的に「この人はモテる」と思わせる
では間接的に“モテ”を演出するにはどうすればいいのか?
それは明らかなウソをつくことです。
明らかに童貞ではなさそうな見た目や雰囲気で「俺、童貞だからさ」と言えば、女性から「ウソだ!絶対モテるでしょ!」という言葉を引き出せます。
人は自分の口から出た言葉を真実だと思い込むので、女性の口から「モテるでしょ!」という言葉を引き出せれば、「この人はモテる」という印象を相手に植え付けて自分に対する食いつきを高めることもできます。
もちろん、明らかに童貞そうな人が「俺、童貞だからさ」と言っても、女性からしたら「そ、そうなんですね」と反応に困るので、“モテそう”な身だしなみに整えてからウソをついてくださいね。
“明らかなウソ”の本質は、メラビアンの法則
ご存知の方も多いと思いますが、メラビアンの法則とは、相手の受け取る印象が「言語情報7%、話し方などの聴覚情報38%、見た目や表情などの視覚情報55%」からできているという法則。
見た目や非言語でモテ感が出ている上で、「明らかなウソ」というコミュニケーションをプラスで使えば、女性に対してさらにモテている印象を植え付けることができます。
これは盲点であまり知られていませんが、メラビアンの法則は「言語情報と聴覚情報、視覚情報に“矛盾がある場合”」という前提条件があるときに、視覚情報が優先されるのです。
つまり、非言語でモテ感・言語で非モテ感という矛盾を演出すると、非言語の“モテ感”が優先されて、「この人はモテるんだ」という印象を与えられるということ。
5. ウソをウソだと上手くバラす
女性は知能が高い男に惹かれます。
だから、ウソが上手い男に女性の本能は惹かれるのです。
知能が高くないと上手くウソをつけないので、ウソを上手くつく=高い知能を持っている裏付けになります。
あなたがついたウソを1回女性が信じて、それを上手くバラすことができたら、それだけで女性から“口が上手くコミュニケーション能力が高い男性”と判断されるというわけです。
さらに上手いウソは、会話の中で緊張・緩和の効果まで発揮してくれます。
プライドを守るウソはバレる。そしてダサい認定される。
ウソつき上手がモテる理由と、聞き上手がモテる理由は、本質的には同じです。
男性が自分のことをベラベラ喋らなかったり、情報を小出しにしている感があると、女性は「もっと知りたい!」「まだ知らない部分がある」と興味を持ったり、好奇心をくすぐられて追いかけたくなったりします。
逆に言えば男性のことを全て知ったと思われると、そこで女性の興味はなくなってしまうもの。
女性は、相手の男性をまだ知らないという未完成状態だと完成を追い求めたくなり、その人のことを考える生き物です。これでミステリアスな男性にハマってしまう女性心理も理解できますね。
最後に念のため言うと、プライドを守るためや虚栄心でウソをつくのはマイナスでしかありません。自分を大きく見せようとするなどの下手なウソは、自分を弱い男に映してしまいます。相手からの印象を悪くしてしまいます。
相手との関係を円満に進められるツールとして「ウソ」を上手く使えるようになりましょう。
実際の動画も見て、口上手・ウソ上手なモテ男を目指してくださいね。