マットレスの選び方とは。寝心地のいい寝具選びの方法を徹底ガイド!

すーさん 2020.02.11
マットレスの上手な選び方について知りたい人へ。そこで今回は、自分の体型や体重にマッチするマットレスの選び方を詳しくご紹介します。低反発や高反発といった硬さの違いはもちろん、コイルの種類や寝心地などを加味して、満足のいく寝具を見極めましょう!

最適なマットレスは人によって異なる

マットレスの選び方

使用する人の身長によって適したマットレスの長さは異なります。

また、横になった時に体が沈まない硬めのマットレスが好きな人もいれば、体全体がふんわり包み込まれるようなやわらかめのマットレスが良いと感じる人も。

体格や好みなどにぴったりフィットするマットレスを選ぶことが、充実した快眠ライフへとつながっていきますよ。


寝心地のいいマットレスの「選び方」とは

日中の疲れを毎日しっかり取るには、良質な睡眠が不可欠です。

そのために、体格や好みに合ったマットレスを選ぶことはとても重要。

どういった点に注目すれば寝心地のいいマットレスを選べるのか、マットレスの上手な選び方を紹介します。


マットレスの選び方1. 体格に合うサイズのマットレスを選ぶ

睡眠中の体がリラックスして深い眠りを得るには、体型に合ったマットレスのサイズにするのが賢い選び方です。

身長が150cm前後までの小柄な人であれば横幅が100cm前後のシングルサイズ、160~170cm台なら横幅が120cm前後のセミダブルサイズ、180cm以上なら横幅が140cm前後のダブルサイズがおすすめ

2人で一緒に寝る場合は、大きなサイズのマットレス1台ではなく、シングルサイズ2台やシングルサイズとセミダブルを1台ずつ組み合わせて使うパターンも最近は増えてきています。


マットレスの選び方2. スプリングの種類を確認して選ぶ

心地良い寝心地を得るには、適度に体が沈み込んで正しい姿勢で寝られるよう、また体圧が分散されて疲れにくいよう、マットレスに適度な硬さや反発弾性があることが大切です。

硬めの寝心地で安い価格のボンネルコイルや、耐久性があり寝返りがスムーズにできるポケットコイルなどマットレスに内蔵されているスプリングの種類によって体重の支え具合は大きく変わりますから、購入時にはどのタイプのスプリングが使われているのかをよく確認しましょう。


スプリングの種類①「ボンネルコイル」

ボンネルコイルは、一つ一つのスプリングを連結させて大きな土台を組んだマットレスです。

コイル全体を使って体を面で支えるため、体重がかかると面の状態でゆっくりと沈み込むのが特徴。硬めの仕上がりで寝返りがしやすいため、体があまり沈まないマットレスが好みの人には使いやすいでしょう。

価格設定が低めですから、手頃な価格でマットレスを購入したい一人暮らしの人におすすめですよ。


スプリングの種類②「ポケットコイル」

ポケットコイルは、不織布でできた小さな袋に一つのスプリングを入れた状態で、マットレス全体にバランスよく敷き詰めたタイプです。

コイル一つ一つが独立して機能し、体を点で支えることで体重を分散させるため、ソフトな寝心地を得られます

軋みが少なく横揺れしにくいので寝返りの影響が少なく、夫婦や親子など同じマットレスで眠りたい人におすすめです。


スプリングの種類③「高密度スプリング」

高密度スプリングは、大手ベッドメーカー・フランスベッドが日本人の体型に合わせて設計したマットレスです。

一台のマットレスを一本の鋼線で成型し、背中から脚までの全身を面で体を支えることでS字型の寝姿勢を保てるので、部分的な沈み込みがなくなり、ぐっすり眠れます

スプリングが独立しているため通気性がよく、断熱性も高いのも特徴的です。


マットレスの選び方3. マットレスの厚さを確認して選ぶ

マットレスの厚みはサイズのように規格がなく、メーカーや商品によって様々です。マットレスの使い方に合った厚さをチェックすることが重要。

直接マットレスを敷いて寝るなら、腰や首を傷めないよう8cm以上の厚さのものを選ぶのがおすすめです。

寝心地を重視してよく選ばれるのは15~25cmの厚さですが、商品によっては20cm以上あると反発力が感じられず寝心地がかえって悪くなる場合があります。厚さと同時に反発力の強さも確認するようにしましょう。


マットレスの選び方4. クッション層の素材をチェックして選ぶ

マットレスは、布団と同じく素材によって特徴が異なります。

マットレス内部にある詰め物、つまりクッション層の素材は、寝具としての使いやすさや寝心地の良し悪しに直結するもの。どういった素材があるのか、それぞれどのような特徴があるのかを事前に把握しておくと、購入する際に価格とのバランスも含めて検討しやすいですよ。

ここではマットレスの主なクッション層素材を3種類紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


クッション層の素材①「ウレタンフォーム」

ウレタンフォームは、受けた衝撃や荷重を分散させる働きが高い素材です。

現在発売されているマットレスのほとんどに使われている素材で、低反発タイプと高反発タイプとに大きく分かれます。

体圧分散性が良いため体にフィットしやすく、寝姿勢をしっかりサポートするから、腰痛に悩まされている人や首・肩の凝りが気になる人におすすめです。


クッション層の素材②「綿」

綿は、マットレス内部のウレタン層の上下もしくは上下どちらかに使われています。

ふんわりとしたボリュームが出るだけでなく、マットレス内部にこもりやすい臭いやバクテリア、ダニなどの繁殖をブロックする綿を使うことで抗菌性や防臭性が高まるため、マットレスのお手入れを簡単に済ませたい人におすすめです。


クッション層の素材③「フェルト」

フェルトはマットレス内のスプリングコイルの上下部分に使われている素材です。

マットレス用のフェルトは手芸用より厚めで、マットレスが受ける緩衝材のような働きをするため、スプリングコイルのきしみ音を吸収する意味合いもあります。

寝返りを打った時に出る小さな音でも気になると眠れない人にはおすすめです。


マットレスの選び方5. 人気寝具のブランドのマットレスを選ぶ

快眠のために寝具へのこだわりが強いという人も多いでしょう。

寝具一式を人気ブランドで揃えたいと考えているなら、マットレスブランド各社の特徴を知った上で適した製品を選びたいですね。

人気マットレスブランド7社の特徴や魅力について紹介します。


人気ブランド1. 「SIMMONS(シモンズ)」

ポケットコイルマットレスを初めて商品化したブランドであるシモンズは、国内外のホテルで数多く採用されているブランド。

国内で流通している製品は、海外産に比べて不純物が少ない国産大手製鉄メーカー製のバネを使用しているため、高い耐久性を誇ります。

ポケットコイルを並行に配列しており、やや硬めの寝心地を得られるため、腰痛に悩まされている人におすすめです。


人気ブランド2. 「Serta(サータ)」

8年連続全米売上No.1という実績を持つサータは、一流ホテルに納入されている有名ブランドです。

大きな荷重がかかる腰の部分や、たわみが生じやすいマットレスの縁部分に硬めのコイルを敷いた仕様が特徴で、安定感のある寝心地が得られます

ファイヤーブロッカーという燃えにくい特殊素材を標準採用しており、万が一火災が起きても延焼リスクを減らせるため、防災意識が高い人にはぴったりです。


人気ブランド3. 「Sealy」

1881年創業の老舗マットレスブランド・シーリーは、整形外科医の監修による商品開発に積極邸に取り組んでいるブランドとして人気があります。

スプリングコイルそのものよりもスプリングコイル上部にある詰め物部分で体圧を分散させるような構造になっているので、ふんわりとした独特の風合いがあり、やわらかめのマットレスが好きな人におすすめです。


人気ブランド4. 「フランスベッド」

海外企業のイメージが強いフランスベッドは、実は日本で生まれたマットレスブランドです。

1本の鋼線が端から端までつながった高密度連続スプリングを、国内で唯一製造販売できるライセンスを所有しています。

ぎっしりと詰まったスプリングが連続した構造なので、体へのフィット感が高く、体圧がかかりがちな大きな体格の人におすすめです。


人気ブランド5. 「TEMPUR(テンピュール)」

テンピュールは、宇宙飛行士にかかる重力を緩和するため、NASAが製作した素材を一般用途向けに改良し採用しているマットレスブランドです。

現在一般的になっている低反発マットレスの先駆けで、体圧をしっかり分散して体にしっかりフィットするので、独特の浮遊感を味わえます。

密着度が高く沈み込みがあり、横向きに寝てもすき間ができないためソフトな寝心地が好きな人にはぴったりですよ。


人気ブランド6. 「マニフレックス」

イタリアのマットレスブランドであるマニフレックスは、世界最大級の寝具ブランドとして有名です。

『エリオセル』という硬い高反発素材を芯材に使ったマットレスですが、詰め物部分にやわらかい素材を使っているため、バランスがよく寝心地は抜群

寝返りが打ちやすく姿勢をスムーズに変えられるので、腰痛が気になる人におすすめです。


人気ブランド7. 「エアウィーヴ」

マットレスブランドとしては後発となるエアウィーヴは、スポーツ業界では知られた存在です。

高い復元性を持ち寝返りがスムーズに打てる独自素材・エアファイバーを採用したノンコイルマットレスが特徴で、余計な筋力を使わないため深い睡眠が得られます

洗うこともできるので、マットレスを常に清潔な状態で使いたい人におすすめです。


マットレス選びで絶対に失敗したくないなら、お店で一度横になるのがおすすめ!

自分に適したマットレスを選ぶ際には、耐久性や素材にこだわるのも大切ですが、横になった時の寝心地のよさが何より重要です。

カタログやホームページ、口コミ評価だけで決めるのではなく、寝具店などで実際に寝てみてどのように感じるかをチェックしましょう。

特にスプリングの硬さやサイズは実物で確認しておけば、「思ったより使いにくい」といったギャップが起こりにくいですよ。


マットレスは毎日使う寝具だからこそ、寝心地の良さなどにこだわって選んでみて。

ベッドで寝る人にとって欠かせない寝具の一つであるマットレスは、快眠を得られるかどうかを左右するアイテムだけにじっくりと選びたいもの。

体型に合っているか、寝やすい硬さになっているかなど細かいチェックをしっかりしておきたいですね。

この記事を参考に、自分好みの最適なマットレスを見つけてみてくださいね。


【参考記事】はこちら▽

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