過去のあの頃に戻りたいと思った時の対処法5つ。昔に思いをはせるのはどんな時?
昔のあの頃に戻りたいとふと感じる瞬間ってありますよね。
「あの頃に戻りたい」とか、「あの頃は良かったのに」などと、自分の過去について思い返してしまうことってありますよね。
また、今の自分が置かれている境遇と比較して、しんみりとした気持ちになってしまう経験がある人もいるはず。
昔に戻りたくなってしまう心理には、どんな意味があるのでしょうか。そして、その考え方を捨てるためにはどんな変化が必要なのでしょうか。
そこで、この記事ではあの頃に戻りたいと思ってしまう人の心理や特徴を紹介します。また、過去を引きずらないで生きる方法もレクチャーするので、悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
何がきっかけなの?過去に戻りたいと思ってしまう心理
ふとあの頃に戻りたいと思ってしまうのは、どんな理由があるのでしょうか。ここでは、そう感じてしまう原因を、心理状態の特徴から解説します。
仕事や恋人との関係に関して、主に3つの心理状態ゆえに過去のことを思い出したくなることがありますよ。
心理1. もっと充実した毎日を過ごしたい
今の生活に満足を感じられず、退屈に感じてしまっている時には、過去の楽しかったことを思い出したいという心理があります。
もっと充実した毎日を過ごしたいという気持ちが強く、過去に仕事や恋愛で充実を感じることができていた時代を思い出しては、「あの頃は良かったのに」とか「戻りたい」と思う心理になってしまうのです。
心理2. 昔に比べて老けたと感じている
過去の自分と比較して、「昔の自分の方がもっと体力があったのに」などと感じてしまうと、「あの頃に戻りたい」と感じてしまいます。
自分の老いを実感して、老けてしまった自分を哀れに思う心理が、昔を思い起こすことを促します。
「もっとエネルギッシュだったのに」というノスタルジックな思いに浸ってしまうことになるのです。
心理3. 昔のように異性からモテたい
恋愛は過去と比べてしまうことがあり、違いを見つけてしまった時に寂しく感じてしまいます。昔の自分はもっと異性から関心を示してもらていたのにという気持ちになってしまうのも寂しさを感じるタイミングです。
その時のように、今の自分も異性からモテたいと思っている心理があり、過去と比較してしまって、しんみりと感じてしまうというわけです。
「あの頃に戻りたい」と思いやすいのはどんな人?
あの頃に戻りたいに戻りたいと誰しもが一度は思ったことがあると思いますが、頻繁に感じてしまう人はいます。ここからは、過去に未練を感じてしまう人の特徴を紹介していきます。
特徴1. 気持ちの切り替えが得意じゃない
現在の自分は、その時と状況が全然異なるということを認めることができないことがあります。過去に自分に起こった出来事をまた体験したいと思っている人は、昔の良かった頃のことを頻繁に思い起こすのです。
気持ちを切り替えることができないタイプであるため、いつまでも過去を振り返ってしまいます。
特徴2. 地方から上京してきている
状況の変化があり、現状にとても寂しさを感じているというシチュエーションも、人に過去を振り返らせます。地方から一人で状況したばかりというケースは、とても寂しい気持ちが強く残っていることでしょう。
住んでいた地方のことをよく思い出し、都会の生活との違いを痛感してしまい、「戻りたい」という気持ちになるのです。
特徴3. やる気や向上心がない
仕事や恋愛などで、一生懸命になれていたことを思い出して、「あの頃に戻りたい」と言ってしまうことがあります。
以前は目標を持っていて、それに向かって一生懸命頑張って生きてきたという人も、昔を振り返ります。
特に、現状の生活には、目標をこれといって見出すことができず、やる気も向上心も感じられないというシチュエーションなら、過去の良かった時期を懐かしく思い出してしまうことでしょう。
昔に戻りたいと感じてしまう理由は何?
ここからは、「あの頃に戻りたい」と感じてしまうという現象の原因を理解するために、その気持ちになってしまう具体的な理由をいくつか検討します。どんな理由で過去を振り返ってしまうのか原因を見ていきましょう。
理由1. 自分よりも若い人を見て羨ましく感じたから
年齢は誰もが抗えないもの。昔と違って、今はうまくいかないということを考えてしまっている時に、ふと周りで成功している人と比べたくなります。
若い人たちが、そのあふれる体力を使って一生懸命働いていることを見るなら、その若さを羨ましく感じてしまうことも生じえるでしょう。
自分も昔は若さを持っており、バリバリ頑張っていたということを思い出してしまい、「あの頃に戻りたい」と感じる原因となってしまうのです。
理由2. 過去の決断を後悔しているから
自分の気持ちを切り替えられないということも「あの頃に戻りたい」と感じてしまう理由となります。過去に自分が下した決定を後悔しているというパターンです。
このタイプの人は、勉強せずに遊んでいたことや、付き合っていた彼氏や彼女と別れてしまったことを後悔しています。その決定を下す前の自分に戻りたいと思う気持ちが大きすぎて、傷心的になってしまうのです。
理由3. 大きな失敗や失恋をしたから
その後の人生が大きく変わってしまうような出来事が原因となっていて、いつもその前の時代に戻りたいと思ってしまうパターンもあります。
仕事上の大きなミスとか、大好きだった彼氏や彼女との関係を失恋という形で失ってしまったことがきっかけとなってしまうのです。
「それさえなければ…」という思いが強く出てしまい、「あの頃の自分に戻りたい」と願ってしまうのです。
理由4. 気心の知れた友達と再会したから
ノスタルジックな気持ちになることで「戻りたい」という気持ちがよみがえることがあります。昔のことを思い出すイベントなどで、気心の知れた友達と再会したなら、昔の楽しかったころの話に花を咲かせることでしょう。
楽しかった頃のことを思い出す作業がきっかけとなってしまい、「あの時は良かった」という懐かしい気持ちがとても強くなってしまいます。
理由5. 体力の低下など、自分の体の老いを感じたから
ふとした瞬間に自分が変わってしまったことを強く実感するタイミングがあります。身体の変化は日々のものですが、「昔の自分はこんな感じではなかったはずなのに」という気持ちが出ることも。
体力の低下など、自分の身体に関する変化についてのなにかを気づいてしまったことが原因で、昔を懐かしく感じるというケースがあるでしょう。
あの頃に戻りたいと思った時にすべき対処法を紹介!
では、「あの頃に戻りたい」という思いが自分のなかでとても強くなってしまった時に、どのようにその状態から脱出できるのでしょうか。
5つの対処法を紹介して、具体的にどのように思いをコントロールできるかを解説します。
対処法1. なぜ過去に戻りたいと感じるのか、理由を分析してみる
思い出してしまう理由を知ると、その理由となる事象にならないように努力でき、思い出すことを避けることにつながるでしょう。
なぜ懐かしく思ってしまうのかという原因を探るなら、過去を断ち切る第一歩を踏み出せたことになります。
理由が判明したら、具体的な解決策を出して実行する
昔の自分との違いが、過去を思い出させる原因となっているなら、努力してその頃の自分に近づけるようにできますよね。
昔はモテていたということが懐かしいなら、今の自分がどうしたらモテるようになるかを検討できるはず。運動してシェイプアップしたり、服装に気をつけたり、いろいろ方法はあるでしょう。
具体的な解決策を通して、思い出すより実際にその頃の自分になることを目指せるのです。
対処法2. 過去ではなく、未来に目を向ける癖をつける
失敗を引きずっているというケースでは、自分の見方を変える努力をすることが対処法となるでしょう。過去のミスに思いが向いてしまう傾向があるなら、これから自分が未来を切り拓いて、より良い状況に持っていくという希望を持つことが助けになるでしょう。
未来には、まだ自分が体験したことない良いことがあると信じてみるのです。
無理に忘れようとせず、気が済むまで過去の余韻に浸ってみる
過去の失敗と決別するのも、時間がかかります。しっかりと前を見られるようにするためには、きっちりと過去を切り捨てるようにしなければなりません。
無理やり過去の記憶を消去するように努力するのではなく、いったんじっくりと過去を考えることも対処法として有効です。
昔の写真を見返したり、昔の友達と合ってみたりして、きっちり過去の自分と向き合ってみることが大切ですよ。
対処法3. 戻りたい頃に遊んでいた友人と再会する
過去を思い出しても良いタイミングと思い出さない方が良いタイミングをコントロールできるようになることも対処法です。
過去が楽しかったということは、まぎれもない事実ですから、一概に思い出さない方が良いというわけではありません。
過去のことを思い出しても現状が消極的にならないようなタイミングに限定して、昔の友達との付き合いをするという手もあります。
対処法4. 趣味や習い事を始めてみる
今の生活に刺激がないなら、刺激のある習慣を1つ入れてみるのもおすすめ。趣味や習い事を始めるなど、現在の日々を楽しいと思えるような活動を取り入れるようにしましょう。
というのも、今の生活に刺激がないと、楽しさを求めて思いが昔にさまよってしまうからです。現在の生活を過去の楽しかった頃よりさらに楽しくすることによって、満足感を感じられますよ。
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趣味がない場合、やりたいことや興味のあることを書き出してみる
現状の生活をリフレッシュする気力もわかないということもあるでしょう。過去より楽しい現在というものを思い描くことができなくなっているのです。
可視化することで、何かしら一歩を踏み出すきっかけを得られます。やりたいことややってみたいことなどを書き出してみることで、なんとなく興味を抱けるようになるということも多々あるのです。
対処法5. 今後の人生で叶えたい目標や夢を設定してみる
未来に目を向けることに集中することも対処方法の一つ。今後の人生で自分がぜひとも達成したいと思うようなことを、具体的に目標にしてみましょう。
目標に向かって一生懸命努力している自分には、満足感を感じられますよ。そのように進んでいくことによって、過去よりもさらに素敵な自分を構築していくのです。
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過去よりも未来を見つめられる人になりましょう。
失恋や仕事の失敗などによって、過去の自分に戻りたいという気持ちになりますよね。恋人との良かった関係を思い出すと、その時の彼氏や彼女にまた会いたいと思ってしまうのも人間の心理です。
ただ、過去だけを見ていると未来に対して前向きになれません。生きるのか辛くなってしまう人もいるでしょう。なので、これからは過去ではなく、自分のさらに素晴らしい未来に向けて努力していきましょう。
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