”人間の三大欲求”とは?欲求の種類や男女別の強さの順位&賢い付き合い方も解説
あなたは、三大欲求の中で何が一番強いですか?
代表的な三大欲求とは「睡眠欲」「食欲」「性欲」といわれています。このうち、あなたはどの順位で欲が強いでしょうか。
また、他にも人間の欲は強いものがあるとされている説もあり、人間の欲とは奥深いものだということが分かります。
自分はどの欲が強いのかを追及してみると、今までは気付けなかった自分を知ることができるかもしれませんよ。
三大欲求とは?三大欲求の3つの要素を解説!
睡眠欲、食欲、性欲を三大欲求と言います。人はみんなこの3つの欲をもっていて、どの欲もおさえることはできないともいわれています。
しかし、この三大欲求の欠かせない順位は、人によってみんな異なるといえるでしょう。睡眠、食、性、あなたはどの欲を満たすことが一番大切か、考えながらこの先を読み進めるとより楽しめますよ。
三大欲求の強さの順位は?男女の意見をご紹介!
みんな三大欲求の強さの順位はバラバラですが、多くの人の意見として三大欲求とは「睡眠欲」→「食欲」→「性欲」の順位で強いといわれています。
意見は人によってはもちろん、男性と女性の違いもあるでしょう。ここでは、三大欲求についての男性と女性の意見をご紹介します。
【男女別】睡眠欲が強い人の意見
人生の中で「勝手にまぶたが落ちてくる…」といった経験がある方も多いでしょう。睡眠欲は体が発する「体を休ませたい」というサインですので、育ち盛りの赤ちゃんなどはたくさん睡眠を取りますよね。
ここでは、睡眠欲が強い人の意見を、男性と女性に分けてご紹介します。
睡眠欲が強い男性の意見
「勝手に寝てしまうことがあるくらい自然に眠くなる」という男性の意見。10代の男性は、育ち盛りということもあり眠くなるという関係性があるでしょう。20代になると、社会人デビューする人も多く「慣れない仕事に疲れを感じ睡眠が必要」という意見も。
睡眠欲が強い男性は、比較的に若い年齢の男性に多い傾向にあります。
睡眠欲が強い女性の意見
「生理中は特に眠い」という女性の意見。10代の女性は男性と同様に、育ち盛りということもあり眠くなるという関係性があります。また、「月経が始まったばかりで眠さに耐えられない」ということもあるでしょう。
50代になると閉経を迎える女性が多く、生まれもった子孫繁栄の意識が低くなります。そのため、性欲が他の2つの欲に分散されるため、睡眠欲が強くなるという関係性もあるのです。
【男女別】食欲が強い人の意見
「食べるのが大好き」という人も多いでしょう。食欲は体が発する「エネルギーをつけたい」というサインで、睡眠欲と性欲どちらかとセットで食欲が強いという方が多いでしょう。
ここでは、食欲が強い人の意見を男性と女性に分けてご紹介します。
食欲が強い男性の意見
「質より量、量より質、どちらにせよ食欲が止まらない」という男性の意見。10代の男性は睡眠欲同様、育ち盛りなので成長するために「たくさん食べたい」という食欲が強くなります。
そして、20代、30代と年齢を重ねるにつれて、量が食べられなくなる分、「良いものを食べたい」という食欲に変わっていく傾向にあるでしょう。
食欲が強い女性の意見
「どうしても食べたくなっちゃうんだよね…」という女性の意見。10代の女性はおしゃれに興味をもつ年頃。「ダイエットをしてるのについ食べちゃう…」という意見も多く、まだまだ育ち盛りなので食欲は強いといえるでしょう。
また、女性はいつまでも綺麗でいたいものですので、どの年代も体型を気にする方は多いですが、「食欲に負けて痩せられない…」という意見も多いようです。
【男女別】性欲が強い人の意見
「人間の本能」という話を耳にしたことがある人も多いでしょう。男性も女性も子孫繁栄のために性欲があるといわれ、人間の本能として生まれもったものといわれています。
ここでは、性欲が強い人の意見を男性と女性に分けてご紹介します。
性欲が強い男性の意見
「やりたいものは、やりたい」という男性の意見。10代は「とにかくやりたい」と、誰でもいいという男性も少なくないでしょう。20代、30代と年を重ねても「性欲は衰えない」という意見も多く、中には70代以降も現役という元気な男性も少なくありません。
いくつになっても性欲が強い男性は、子孫繁栄の本能が人一倍強いといえるでしょう。
性欲が強い女性の意見
「美容にもいいし(笑)」という女性の意見。10代から20代は「やりたくて仕方ない」と、10代の男性に似たような意見が多いようです。
30代は出産のピークを終える準備をし出しますので「性欲が強すぎる」という女性が多く、40代からは「体よりも心の繋がりを大切にした性行為」を求める意見が多いようです。
また、出産に関係して性欲が強くなるという関係性も強いでしょう。
【番外編】三大欲求は他にも2つの説がある
三大欲求とは昔から「睡眠欲」「食欲」「性欲」が人間の三大欲求と言われてきましたが、他にも2つの三大欲求説があることをご存知でしょうか。
ここでは、2つの三大欲求説と、その定義をご紹介します。新たな2つの欲はどちらも納得の内容ですよ。
三大欲求1. 「食欲」「性欲」「集団欲」の説
睡眠欲は意識のコントロール下にないという定義のもとできた三大欲求です。睡眠欲のかわりに集団欲という欲が加わった三大欲求の説。
集団欲とは、「集団の中にいたい」という欲のことです。人間は狩りをして生活をしていた時代から、目が良く獲物を見付けるのが得意な人、俊足で獲物を捕らえるのが得意な人、器用で武器を作るのが得意な人などがいました。
様々な人が集団になることで生きてくることができ、身を守る為の欲として「集団欲」というものがあると考えられています。また、現代でも学校や、会社なども「集団欲」が強い傾向にあるといわれています。
三大欲求2. 「睡眠欲」「食欲」「排泄欲」の説
性欲は満たされなくても生死に関わることではないという定義のもとでできた三大欲求です。性欲のかわりに排泄欲という欲が加わった三大欲求の説。
「確かに!」と納得の定義ですよね。排泄欲は止めることができませんし、無くなったら人は生きてはいけません。また、排泄欲が満たされたときの、すっきりとした感覚は満たされる感じがしますよね。
三大欲求以外にも様々な欲求の分類がある!欲求の分類方法6つ
世界の心理学者などによる欲求分類には、様々なものがあります。分類される数も違えば、欲望の内容も違い、考え方も違ってとても奥深いのです。
あなたが最も納得し、気になる理論はどれでしょうか。三大欲求以外の欲求の分類方法6つをご紹介します。
欲求の分類1. 「マレーの欲求リスト」生理的欲求と社会的欲求の二大欲求
心理学史において欲求のリスト化を初めて行った心理学者、アメリカのヘンリー・マレー氏の「マレーの欲求リスト」。人の個性が分かる性格診断テストの多くが、この「マレーの欲求リスト」がベースとなっています。
人間の欲求は「心理発生的欲求(生理的欲求)」が27種類、「臓器発生的欲求(社会的欲求)」が13種類。合わせて40種類の欲に分類しています。
その後もマレーの欲求リストは研究され、11の生理的欲求と、28の社会的欲求という研究結果が存在しています。
欲求の分類2. 「アルダーファのERG理論」違った視点でまとめられた三大欲求
- 物質的、生理的な欲求を「生存欲求」
- 自分に重要な人物との良好な人間関係を保ちたいという欲求を「関係欲求」
- 創造的、生産的な影響を与え充実感を得ようとする欲求を「成長欲求」
と、3つの欲求に分類しています。
人は存在欲求→関係欲求→成長欲求の順位で満たそうとしますが、順番が逆になったり、同時に存在することもあるといわれており、違った視点でまとめられた三大欲求説です。
欲求の分類3. 「マズローの欲求5段階説」自己実現論に登場する五大欲求
1943年、マズローが発表した「人間の動機づけに関する理論」では、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する」という仮説を元に、「マズローの欲求5段解説」という理論がつくられています。
『①生理的欲求→②安全の欲求→③所属と愛の欲求→④承認の欲求→⑤自己実現の欲求』と5つの欲求に階層化されており、1つの欲求がある程度満たされると、次の欲求が現れるというのが、「マズローの欲求5段解説」です。
欲求の分類4. 「シックス・ヒューマン・ニーズ」アンソニー・ロビンズが提唱する六大欲求
人間の欲求を6つに分類したアンソニー・ロビンスの、「シックス・ヒューマン・ニーズ」は、人間には6つのニーズがあるとされている理論です。
確実感のニーズ、不確実感(自由)のニーズ、自己重要感のニーズ、愛・繋がりのニーズ、この4つのニーズを「基本的ニーズ」。
成長・進化のニーズ、貢献のニーズ、この2つのニーズを「高次ニーズ」として、全部で6つの欲求に分類されています。
欲求の分類5. 「ブッダの七つの欲求」ブッダが提唱する七大欲求
ブッダは人の欲求は7つあるとしています。
『ブッダの七つの欲求』は、「生存欲(生きたいという欲)」「睡眠欲(眠りたいという欲)」「食欲(食べたいという欲)」「性欲(交わりたいという欲)」「怠惰欲(楽をしたいという欲)」「感楽欲(感覚の快楽を味わいたいという欲)」「承認欲(認められたいという欲)」があります。
これらの7つの欲求に枝分かれするとされています。
欲求の分類6. 「生命の8つの力」ドルー・エリック・ホイットマンが提唱した八大欲求
ドルー・エリック・ホイットマンは、8つの欲求があるとしています。「クロージングの心理技術21」では「生命の8つの力」として紹介し、「現代広告の心理技術101」では、「生命の8つの躍動」として紹介しています。
定義としては、「①生存欲」「②食欲」「③障害回避欲」「④性欲」「⑤安全欲」「⑥優越欲」「⑦愛情欲」「⑧承認欲」の8つになります。
三大欲求と上手に向き合う方法とは
「睡眠欲」「食欲」「性欲」の欲求が強すぎることで、ストレスを抱えたり、辛い思いをしている人も多いでしょう。三大欲求とは人を苦しめるものでもあるのです。
ここでは、三大欲求を挙げ自分の欲求と上手く向き合う方法をご紹介します。参考にして欲の負担を少しでも減らしましょう。
「睡眠欲」と上手く向き合う方法
「いつも眠くて辛い…」という睡眠欲の順位が一番という人は、眠くても学校や会社で寝るわけにいかず、ストレスを抱えてしまっているかもしれません。
ここでは、睡眠欲と上手く向き合う方法をご紹介しますので、一度試してみてください。
向き合う方法1. 睡眠環境を整え、質の良い睡眠を取る
睡眠欲が強い人は「生きるために休みたい」という欲求が強いということです。同じ時間の睡眠でも、体の休まり方はそれぞれといえます。寝る時間帯や、寝具、眠りの深さなどによっても変わるのです。
睡眠環境を整え、質の良い睡眠を取り体をしっかりと休ませることで、睡眠欲を満たし体からの欲求をおさえてあげましょう。
向き合う方法2. 昼寝を取り入れ、睡魔をコントロールする
一日の睡眠時間を2回に分けて長くしてみましょう。睡眠欲が強くいつも眠いけれど、夜の睡眠時間を増やすことができない。または、夜はたっぷり寝ているのに眠い。そんな人は、夜以外に昼間の時間帯で睡眠時間をつくってみましょう。
昼寝を取り入れることで体を休め、睡魔をコントロールすることができるかもしれません。
「食欲」と上手く向き合う方法
「食べた後に罪悪感が襲ってくる…」という食欲の順位が一番という人は、食べたいストレスと、食べたストレスを抱え、辛い毎日を送っているでしょう。
ここでは、食欲と上手く向き合っていく方法をご紹介しますので、一度試してみてください。
向き合う方法1. 三食の食事を規則正しい時間にする
決まった時間に決まった回数を食べることで、体のリズムを整えましょう。いつも食事の時間も回数も違っては体のリズムが崩れてしまい、「お腹が空いたよ」とサインを出すタイミングが乱れてしまいます。
三食の食事を規則正しい時間にすることを心掛けることで、決まった時間帯に正しく食欲のサインを出す体づくりをしましょう。
向き合う方法2. よく噛み、満腹感を得る
ダイエットだけではなく、健康面でもおすすめです。小さい頃はよく「30回噛みましょう」といわれましたが、大人になると数回噛んで飲み込んでしまう方がほとんどです。
よく噛むことで脳はたくさん食べたと感じ、満腹感を得るのです。
基本的な方法ですが、意外と実行している人が少なく、とても効果的な方法ですので、試してみてはいかがでしょうか。
「性欲」と上手く向き合う方法
「満たしたばかりなのにウズウズしてしまう…」というくらい性欲の順位が一番という人は、何だか恥ずかしいという気持ちになったり、「どこかおかしいのではないか…」と不安になる人もいるでしょう。
ここでは、性欲と上手く向き合っていく方法をご紹介しますので、一度試してみてください。
向き合う方法1. 他の欲求を満たし、気を紛らわせる
3大欲求の残り2つでもいいですし、他の自分が強く持っている欲でもいいでしょう。人は他の欲が満たされれば、他の欲が軽減される傾向にあります。
睡眠欲や食欲を満たしてみましょう。また、物欲や、承認欲など様々な欲を満たしてみると、自分に合った気の紛らわし方が見つかるかもしれません。色々試してみることをおすすめします。
向き合う方法2. パートナーと相談をして、夜の関係の頻度を調整する
必ずしも性欲をおさえる必要はないでしょう。性欲を存分に満たすことは得に害がないので、欲求をおさえるのではなく満たす方法で、性欲と向き合うというのも一つの方法です。
ただし、「誰でもいい!」なんて考えは、トラブルを引き起こす可能性がありますのでよくありません。パートナーがいる方は、パートナーと向き合い相談をして、夜の関係の頻度を話し合ってみましょう。
三大欲求を満たして、充実した人生を送りましょう。
人間の三大欲求とは、「睡眠欲」「食欲」「性欲」が広く知られていますが、他に「集団欲」や「排泄欲」が加わった3大欲求などの説もあります。
また、世界の心理学者などの理論には三大欲求とは別の分類があり、人間の欲はとても奥深いことが分かりました。
自分の欲と上手く向き合い、ストレスフリーな人生を目指しましょう。
【参考記事】はこちら▽
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