一人っ子の特徴とは?兄弟姉妹がいないメリット&デメリットを解説!
一人っ子って、どんな性格なの?
一人っ子というと、天真爛漫でマイペースという印象を持つ人は少なくありません。
兄弟喧嘩を経験せずに育ってきたこともあり、男性女性にかかわらずわがままな性格だと言われることもあるでしょう。
今回は、一人っ子の性格や特徴について解説した上で、一人っ子ならではのメリットとデメリット、一人っ子の家庭が増えている原因をご紹介します。
一人っ子の人に多く見受けられる特徴とは?
兄弟や姉妹がいない一人っ子は、兄弟姉妹がいる子供とは育つ環境が大きく違うため、性格や行動の特徴も独特なものがあります。
そういった一人っ子ならではの特徴を把握しておくことは、一人っ子に接する際のヒントになるでしょう。
一人っ子に多く見られる特徴にはどんなものがあるのか、主な8つの特徴をご紹介します。
特徴1. マイペースな性格で基本的にのんびり屋さん
男性女性にかかわらず、子供は家庭の中で自分一人という環境に育った一人っ子は、競争意識があまりありません。
食べ物やおもちゃなどを兄弟姉妹と取り合ったり、周囲の大人に兄弟姉妹と比較される経験をしないため、マイペースでも何も問題がなかったためです。
何事に対してものんびりしていて、よく言えば大らかですが、悪く言えば協調性に欠けていると言われます。
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特徴2. 一人遊びに慣れており、精神的に自立している
父親や母親と遊んだり外出したりする以外の時間は、一人で遊ぶのが一人っ子の基本的な過ごし方です。
幼い頃から一人で遊ぶことに慣れているため、孤独に強く、寂しいと感じるよりも一人で時間を過ごすことを自然に受け入れています。
遊び方を工夫したり、新しい遊び方を考える機会が多いので、同年代の子供に比べて考え方がしっかりしていて、精神的な成長が早いことが多いでしょう。
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特徴3. 自分は自分と考えており、周囲の人と比較しない
一人っ子は、親の愛情を独占できる環境なので、男性でも女性でも褒められて育ってきたケースが多いです。
自分を認めてくれる存在が周囲にたくさんいることに慣れているため、自分の考え方や価値観を前向きに捉え、強い自己肯定感を持っています。
「得意なことはこれとこれ」といった自己観察もできていて、短所にはフォーカスしないため、周囲と比較して悩むことはあまりありません。
特徴4. 甘えん坊な性格で人に頼ったり、甘えたりするのがうまい
幼い頃から親の愛情を独占してきた一人っ子は、男性でも女性でも「自分は愛されるべき存在だ」という考えを持っています。
兄弟姉妹がいる子供が、遠慮したり諦めたりするのとは違って、人に甘えることに抵抗を感じません。
人から拒否されるかもしれないというネガティブな想像をせず、無邪気に人に頼るため、彼氏や彼女、友人などから支えてもらえることが多いでしょう。
特徴5. 決断力に長けており、自己主張をしっかりできる
一人っ子は、身近に年齢の近い子供がいない環境で育ったため、必然的に自分で判断する体験を多くしています。
そのため、人に相談してアドバイスを仰ぐよりも、自分で考えを主張したり、真面目に物事に取り組んで自ら決断する力が高いです。
ただし、親が過保護で子供の意思に関係なく何でも決めてしまうような家庭で育った場合は、逆に自己主張が下手で、どんなことでも判断を人に任せてしまうことが多いでしょう。
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特徴6. 目立ちたがり屋で空気を読めない時がある
自分の思い通りに物事が進むことが多い環境に育った一人っ子は、人に譲る気持ちが人よりも低いです。
自分が場の中心でいないと満足できず、周囲の気を引こうとしてわざといたずらをしたり、自分勝手な行動をして目立とうとしたりします。
自分がやりたいことはどうしてもやりたいという気持ちが強いため、仕事や恋愛において、相手の気持ちを察したり場の空気を読むのが苦手な傾向が強いでしょう。
特徴7. 両親や祖父母など、家族を大切にしている
一人っ子は、男性女性にかかわらず周囲の大人からの愛情を一身に受けて育っています。そのため、親や祖父母、親せきなどと仲が良く、家族としてのまとまりを大切にする傾向が強いです。
大きくなっても親と同居したり近くに住んだりして、親の面倒を見るような優しさがあります。
独立しても、何年も実家に帰らないといったことはせず、こまめに連絡を入れる親孝行さを発揮するでしょう。
特徴8. 恋愛において支配欲や独占欲が強い傾向にある
兄弟姉妹がいると、文房具やおもちゃ、服などを共有したりお下がりを使ったりするものです。しかし、一人っ子の場合は、何でも新品を買ってもらえますし、全て独占できます。
そんな環境で育ってきたため、一人っ子は独占欲や支配欲が強く、大人になって恋愛する際も恋人にその性質を発揮するのです。
男性女性にかかわらず、「自分だけを見てほしい」「他の人と遊ばないで」などと、彼氏や彼女を過剰に束縛することが多いでしょう。
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一人っ子ならではのメリットやデメリットは?
兄弟姉妹がいないという環境で育つ一人っ子は、多くのメリットを受け取れる立場にいます。ただし、一人っ子ということでデメリットになる経験もするため、いい面悪い面どちらもあると言えます。
一人っ子ならではのメリットとデメリットとはどういったものなのか、それぞれご紹介します。
一人っ子ならではのメリット
一人っ子というと「兄弟姉妹がいないからかわいそう」と言われることが多いもの。しかし、一人っ子にしか経験できない環境で育つため、兄弟姉妹がいる子供にはないメリットもあります。
一人っ子ならではのメリットについて、主なものを4つご紹介します。
メリット1. 何でも新品を購入してもらえる
兄弟姉妹がいると、おもちゃや服、靴、文房具などは長男長女でない限り、お古を使うことが多いもの。
しかし、一人っ子の場合は、子供一人にお金をしっかりかけて育てられるため、何でも新品を買ってもらえます。
買う際に、自分の好きな物を選ばせてもらえることも多く、自分の欲しいものが手に入るため満足度は高いでしょう。
メリット2. 両親から愛情をたくさん注いでもらえる
一人っ子の大きなメリットは、両親からたっぷりと愛情を受けられることです。
兄や姉が先で後回しにされることはありませんし、弟や妹に関心が移って自分への注目が下がることもないので、常に優しい大人たちに囲まれ精神的に安定した毎日を送れます。
両親だけでなく、祖父母や叔父叔母などからも愛情を受ける機会が多く、周囲の大人から愛されていることを実感しやすいでしょう。
メリット3. 周囲から兄弟と比較されることがない
一人っ子は、家庭の中で自分が唯一の子供という立場なので、そのままの自分を認めてもらいやすいです。
兄弟姉妹がいると、生活態度や習慣、学校に上がると成績など様々な面で比較されて、嫌な思いをすることも多いもの。
しかし、一人っ子の場合は比較される対象がいないため、自分そのものを両親や祖父母に見てもらえるのです。優しい愛情に包まれ、比較される緊張感もない分、精神的に落ち着いた環境で生活できると言えます。
メリット4. 自分で考えたり、行動したりする機会が多いため、自主性のある人に育ちやすい
幼い頃から一人遊びをする機会が多い一人っ子は、自分で考えて工夫しながら遊ぶ習慣がついています。
誰にも反対されないこともあって、遠慮なくいろいろなことに挑戦できるため、自然と自主性が身につくのです。
失敗しても叱られないので、何度でも真面目にやり直す行動力が生まれ、「こうしてみよう」と前向きに頑張ることが多いでしょう。
一人っ子ならではデメリット
両親の愛情を一身に受けられて、自己肯定感がしっかりと育つ環境で過ごせる一人っ子。その一方で、兄弟姉妹がいないという環境だからこそ生まれるデメリットがあります。
一人っ子ならではのデメリットについて、主なものを4つご紹介します。
デメリット1. 兄弟がいないため、寂しいと感じる時がある
生まれた時から兄弟姉妹がいない一人っ子にとって、自分以外の兄弟姉妹がいる環境は想像できません。
ただし、成長してくると友達や彼氏、彼女などから兄弟姉妹の話を聞く機会が増えるため、何となくイメージできるようになります。
「妹と喧嘩した」「お兄ちゃんに叩かれた」といった話だけでなく、「うちの弟は優しいの」「お姉ちゃんから勉強を教えてもらった」といった仲が良い話を聞くと、自分には味わえない経験だけに寂しさを感じることも多いでしょう。
デメリット2. 自分勝手、協調性がないといったイメージを抱かれやすい
一人っ子は、兄弟姉妹の中で我慢したり譲ったりする状況がありません。
全て自分の思い通りになる環境で育ってきたため、「自分勝手でわがままだ」「協調性がない」などと言われがちです。
実際には、両親から我慢することも必要だとしつけられていることが多いのですが、一人っ子だからきっとわがままだろうといった思い込みで評価され、仕事や恋愛においても誤解されることが少なくありません。
デメリット3. 親が子離れせず、過保護になりやすい
両親が結婚して何年も経ってからできた場合や、我が子かわいさのあまり何でもやってあげたがる両親の場合、過保護な環境で育てられる可能性が高いです。
何を言っても反対されない、欲しいものは何でも買ってもらえる、そんな毎日を送っていると、子供はどんどんわがままになるでしょう。
しかも親が子供と常に一緒にいたがる性格だと、子離れができず、その結果仕事や恋愛において自分で物事が決められない子供になってしまいます。
デメリット4. 結婚相手に求める条件が厳しい傾向にある
一人っ子の場合、人生の節目で親が過剰に口を挟む傾向が強いです。
特に結婚においては、子供自身が好きで一緒になりたいと連れてきた相手を否定したり、「こういう人でないとダメ」と結婚相手に対して厳しい条件を出したりします。
子供の人生に親が口出しをするため、子供も真面目に受け取って親の言いなりになってしまい、恋愛が終わったり婚約者を傷つけることもあるでしょう。
最近は一人っ子の家庭が増えている?増加している主な原因とは
かつては兄弟姉妹が2人3人いる家庭が一般的でしたが、最近は一人っ子の家庭が年々増えてきています。
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が発表した『第12回出生動向基本調査』によると、結婚して10~14年の夫婦において、全世帯のうち約16%が一人っ子の家庭です。
一人っ子になる原因は、初婚年齢の上昇や少子化、世帯収入の減少、二人目不妊など様々。一人っ子の家庭が増えている原因についてご紹介します。
原因1. 晩婚化の影響で高齢出産を避ける夫婦が多いため
最近、晩婚化が進んでいるとニュースでもよく取り上げられています。
内閣府が発表した平成25年度『少子化社会対策白書について』によれば、2011年の日本人の平均初婚年齢は男性が30.7歳、妻が29.0歳です。
男性女性どちらもほぼ30歳前後で結婚するとなると、高齢出産といわれる35歳まで約5年と決して長くはありません。高齢出産を避けるために「子供は一人でいい」と考える夫婦が増えている可能性があります。
原因2. 両親が経済的に2人以上の子育て、育児費を捻出するのが厳しいから
年功序列制度の崩壊や、就職難といった社会情勢の影響で、共働き世帯でも世帯年収が減少している家庭は多いです。
子供はたくさんほしいと思っていても、育てるにはお金が必要なのがシビアな現実。
2人以上の子供を成人や大学卒業まで育て上げられるだけの金銭的な余裕がなく、2人以上子供を持つことを断念した結果、一人っ子の家庭が増えているのです。
原因3. 親が子供一人にしっかり愛情を注ぎたいと思ったから
親にとって、我が子ほどかわいい存在はありません。子供が生まれた時の喜びは何物にも代えがたいものです。
夫婦で子供を育てているうちに、「夫婦でこの子にしっかり愛情を注いで育ててあげたい」という気持ちが強くなったり、兄弟姉妹の間で愛情の差が出るのはかわいそうと感じて、それ以上子供を持つのをやめたという理由もあります。
一人っ子の性格を理解して、上手なコミュニケーションをとってみて。
世間からは「わがままに育っているはず」「兄弟姉妹がいなくて寂しいだろう」など、どちらかというとマイナスイメージを持たれやすい強い一人っ子。
しかし、一人っ子ならではの良さもたくさんあります。
一人っ子の人と円満な関係で付き合っていきたいと思っている人は、この記事を参考に一人っ子の特徴や性格を把握して、スムーズに関係を深めるヒントにしてみてくださいね。
【参考記事】はこちら▽
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