携帯依存症とはどんな症状?スマホ依存症診断&原因や直し方を解説

あやな 2022.03.20
最近はスマホひとつで情報がゲットできるようになったため、携帯依存症になっている人が増えているといいます。そこで今回は、携帯依存症の症状や依存してしまう人の特徴と原因を大公開!自分が携帯依存症になっているか診断して、当てはまっていたら改善方法をすぐ試してみてくださいね。

携帯依存症の人っていますよね。

携帯依存症の症状

今やスマホは気軽にコミュニケーションを取ったり、ゲームをしたりと私達の生活には欠かせなくなりました。便利になった反面、自分でスマホを使う時間制御ができないと依存症に陥ってしまう可能性も。

そこで、この記事では携帯依存症のチェック項目や直し方について紹介します。自分はならないと思っている人に限って当てはまっている可能性もあるので、診断をチェックしてみてくださいね。


今急増中の「携帯依存症」「スマホ依存症」とは?

携帯依存症とは、手元にスマホがないと急な不安に襲われたり、パニックになったりと症状が起こることです。通常1日に使用するスマホの平均時間は70分とされています。

しかし、携帯依存症の疑いのある人は、1日平均2.5時間と長時間に渡ってスマホを操作しているのが特徴です。

若年層に多い傾向のある携帯依存症ですが、誰でもなる可能性のある依存症の一つです。


「携帯依存症」が引き起こす主な症状

携帯依存症の症状は、すぐに現れるわけではありません。少しずつ体に影響を及ぼしていきます。

例えば、

  • 同じ姿勢で長時間操作することによる肩こりや血行不良
  • 眼精疲労からくる視力の低下
  • 夜遅くまでスマホを見ることによる慢性的な睡眠不足
  • SNSで投稿した内容への反応を気にするがあまり発症する精神的疲労

など。

携帯依存症に陥ると、肉体的・精神的に不調になってしまいます


携帯依存症な人の特徴から自己診断チェック!

「自分はもしや携帯依存症かも。」と不安に思った方は、これから紹介する携帯依存症の特徴や症状をチェックしてみてくださいね。1つでも当てはまれば、予備軍の可能性も。

自分は携帯依存症ならないと思っている方も、チェックすると意外と依存しているかもしれませんよ


診断1. 毎日SNSのチェックや更新をしている

携帯依存症かどうかをチェックするポイントは、朝起きてから寝る前まで常にSNSを見ることが生活の一部になっているかどうかです。

常に誰かの更新をチェックしたり、自分のSNSをこまめに更新したりする他、友達と出かけてもSNSを意識したお店に行くのは、スマホに依存しています。

また、SNSを1日でも見ないと不安を感じる人は、携帯依存症の可能性が高いです。


診断2. トイレはもちろん、防水してお風呂でも携帯をいじる

携帯依存症をチェックするには、スマホが手元に無くても平気でいられるかどうかです。携帯依存症は、スマホを肌身離さず持ち歩き、お風呂には防水ケースに入れてまで操作します。

そこまでして操作をしなければいけないぐらいの緊急度の高い用事はほとんどありません。しかし、携帯依存症の人は常に自分の手元にスマホが無ければ不安に感じてしまうのです。


診断3. 日頃から携帯で音楽を聴いている

携帯依存症の特徴は、隙間時間さえあればスマホで音楽を聞こうとします。音楽を流しながら別の作業をすることは問題ありませんが、イヤフォンを使ってスマホで音楽を聞くと自然とスマホに手が伸びます。

最初はお気に入りの音楽をかけながら別の作業をするつもりだったのに、気がつけば携帯を見て何時間も経過していたということも起こるのです。


診断4. 通知が来るとすぐに内容をチェックしてしまう

携帯依存症のチェックポイントは、携帯のバイブにすぐ反応してしまいがちなところ。特に携帯が鳴っていなくても鳴ったような感覚で携帯を確認してしまうことも。

携帯依存症の特徴として、他の作業をしていても通知がくれば中断して、スマホを見てしまう傾向があります。

通知が放っておけない人は、携帯依存症の可能性も考えられます。


診断5. 授業や仕事の最中でも携帯をいじっている

携帯依存症の特徴は、周囲の状況がどうであれ、スマホの操作を1番の優先順位にしていることです。例えば、授業中に平気でスマホを操作して先生に注意されたとしても隠れて操作し続けるといったことも

頭の中では、スマホを操作することがいけないことと理解しているはずなのに、なぜか操作せずにはいられないのです。


診断6. 万が一に備えて、モバイルバッテリーを常備している

携帯依存症の特徴に、電池切れを恐れる傾向があります。そのため、常にスマホ操作していないと不安に襲われるので電池切れ対策として予備のモバイルバッテリーを持っているのです。

充電が切れてしまうと仕事に支障が出るという理由で持ち歩くのは問題ありません。しかし、スマホが使えなくなるとパニックになりそうだという感覚があるのであれば、携帯依存症の可能性が考えられます。


診断7. 人といる時でも携帯をいじってしまう

携帯依存症の症状として、目の前にいる人をそっちのけでスマホをいじっている場合があります。

携帯を見ないと不安に襲われるため、誰かと一緒にいる時に会話中でも平気で携帯を操作して相手に注意されることも

友人関係が壊れてしまうことも多く、そのショックでさらに携帯依存症が重症化していきます。人と食事や一緒にいる時につい触ってしまう人は携帯依存症の可能性が考えられます。


診断8. 布団で携帯をいじって朝を迎えてしまう事が多い

携帯依存症の症状は、とにかくスマホを触っていないと安心しません。そのため、睡眠時間を削って何時間もスマホを触ってしまうのです。

ちょっとゲームしようかなと触ったら最後、気がついたら朝だったなんてことも。「もうちょっと」「もうちょっと」と夢中になってしまい、止められなくなるのです。

1度だけならまだしも、何日も続いたり、頻度が多くなるようであれば、携帯依存症の可能性が高いです。


診断9. 携帯がないと心配になってしまう

携帯依存症は、手元に携帯がないと不安になってしまう症状があります。酷くなるとパニックを起こしてしまうことも。スマホがないと何をしていいのか分からず、精神的に不安定になることもあります。

診断2で紹介したように、携帯が常に近くにないと不安で、トイレや防水ケースに入れてお風呂場にスマホを持ち込むのであれば、依存している可能性は十分考えられます。


診断10. 暇さえあれば無意識に携帯をいじっている

携帯依存症の症状の1つに、自分でも気が付かないうちにスマホを触ってしまっていることがあります。わずかな時間でもスマホに手が伸びて操作してしまい、自分でも気がつかないうちに操作していることも多くほとんどの人が自覚症状がありません

例えば、仕事の休憩が5分だけだったとしても、すぐに携帯を探して用がなくても操作しようとします。意識して行動しているのではなく、体の一部のような感覚でスマホを操作しているのです。


携帯依存症に陥ってしまう7つの主な原因

携帯依存症になるのには必ず原因があります。では、一体何が原因で依存してしまうのでしょうか。

ここからは、携帯依存症の原因を7つ紹介します。自分は大丈夫だと思わず、1つでも当てはまれば依存してしまうかもしれませんよ。


原因1. 実際に対面でコミュニケーションをとるのが得意じゃない

携帯依存症に陥りやすい原因は、人見知りや誰かと関わることが苦手です。ただ、人と関わることが苦手なのは、実際に人と会うとなった時だけで、スマホのゲームやアプリ内で誰かと交流することに対しては積極的なことも。

携帯依存症の人は寂しがり屋な部分があり、誰かと関わりたいと思っているけど対面は苦手なのでスマホで人と繋がっていたいと思うのです。

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原因2. なんでも携帯1台でできてしまうから

携帯依存症の原因は、わざわざ外出したり、誰かと会ったりしなくても自分のやりたいことが全てスマホ完結できるから。

例えば、友達を作りたいなと思ったとしても、SNSを利用すれば、学校で友達を作るより自分と趣味が合う人を探しやすく、家から出ることなく友達ができます。

スマホが便利すぎるが故に、携帯依存症となってしまうのです。


原因3. ハマっているアプリやゲームがあるから

携帯依存症の原因は、時間ごとにイベントの発生するゲームアプリがあるから。ゲームは決まった時間にコインがもらえたり、レアアイテムがもらえたりとユーザーに飽きさせないようにするための仕掛けがたくさんあります。

一度ハマってしまうとクリアするまで何時間もゲームをしたり、寝不足になったりすることで携帯依存症から抜け出せなくなるのです。


原因4. SNSをチェックするのが日課になっているから

携帯依存症になる原因は、些細なことからです。最初は、友達のSNSをちょっと確認するだけだったのに、毎日見ていくうちに気がつけばSNSを閲覧することが日課になっているのです。

そして、常にチェックするようになり、気がつけば2時間経過していたなんてことも。

SNSを閲覧することが日課となってしまうことや、気になったタグを夢中で追いかけてしまうことが携帯依存症になる原因です。


原因5. 普段から一人でいる時間が長いため

携帯依存症の原因の1つに、寂しがり屋ということが上げられます。誰かと繋がっていたいという気持ちがあるので、オンラインで気軽に繋がろうとします。他にも、SNSで友達の近況をチェックすることで「自分は一人じゃない」とホッとするのです。

一人の時間が多く、寂しさを感じて何をしたらいいのか分からないといったことが、依存症の原因になります。


原因6. オンライン上で誰かとの繋がりを求めているから

携帯依存症に陥りやすい人の特徴は、一人になることを嫌います。リアルな場所でのコミュニケーションを取ることは苦手だけど、一人になるのは嫌だと感じ、気軽に出会えるオンラインで繋がりたいと考えます。

オンラインであれば、対面とは違ってトラブルになったとしても、アプリにアクセスしなければ関係性は終わりです。誰かとの繋がりを求めているため、携帯依存症になってしまうのです。


原因7. 現実の世界に満足していないから

学校や職場でいじめられている、コミュニケーションが人と上手く取れないといったことが原因で、現実から逃避したいといった気持ちが携帯依存症になることも。

ネットの世界に身を置くことで、普段の自分とはまた違った自分を自由に表現できることでストレスを発散したり、存在価値があると実感したりするのです

現実世界が上手くいかないと思った時こそ、スマホが手放せなくなります。

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携帯依存って直せる?携帯依存症の対策や直し方

携帯依存から脱却したいと考えても、実際どうすればいいの?と思う人も多いでしょう。何度も挑戦して挫折経験のある人も試して欲しい対策があります。そこで、この章では携帯依存症の直し方について紹介します。

まずは出来ることからコツコツと試していきましょう


直し方1. 仕事など重要なもの以外の通知をオフにする

携帯依存症の直し方として、最低限の連絡しか入らないようにすることです。SNSの通知は、基本的に仕事とは関係ない人が多いので、その場合は通知をオフにします。そうすることで、必要以上にスマホを意識することがありません

直し方としては、とてもシンプルなことではありますが、ついスマホを見てしまう症状に困っている方には効果的です。


直し方2. LINEやSNSで返信する時間を固定化する

携帯依存症の直し方は、自分の中でルールを決めることです。LINEやSNSの通知が来るとすぐに反応してしまうのであれば、朝は通勤中に10分返信する、休憩時間は5分、昼は10分といった返信時間を設けることで、四六時中スマホを見るというクセがなくなります。

最初のうちは、固定化することが難しいと感じますが、慣れてくればスマホから自然と離れて、本を読んだり、勉強したりと空いた時間で別のことができるようになりますよ。


直し方3. 寝る30分前には携帯を触らないようにする

携帯依存症は寝れないといった症状が起きます。寝る直前までスマホを操作していると脳が興奮状態となり、寝付きが悪くなって寝不足になることも。

寝れないからゲームをする、ゲームをするから寝れないといった悪循環を断ち切るため、寝る前にはスマホを操作しないようにしましょう。

寝る前は、軽いストレッチをすれば体が程よく温まり、寝不足ということも少なくなりますよ。


直し方4. ハマっているゲームがある場合、やる時間を事前に決める

携帯依存症の直し方は、アプリやゲームのプレイ時間を決めることです。時間を決めておくことで「今日はこれだけやったんだからもうおしまい」と区切りが付けられます。

最初は「もう少しだけやっちゃおう」という気持ちも出てくるので、スマホのタイマーを設定しておけば、夢中になりすぎて時間を忘れていたということもありません。


直し方5. お風呂場では携帯をいじらないようにする

携帯依存症の症状から脱却するには、いきなりスマホを触らないようにするのは難しいので、お風呂場に持っていくのを止めるところから始めます

お風呂場に持っていかなくなったら、次はトイレに持っていくのを止める、次は手元にスマホを置かないといった段階を少しずつ上げることが大切です。

お風呂場がクリアできれば、あとは少しずつスマホがない環境に慣れていくだけで携帯依存症から脱却できます。


直し方6. 人といる時はポケットやバッグにしまっておく

携帯依存症の症状が酷いと家族や友達が離れていくことも。携帯依存症の直し方として、効果的な方法はスマホをしまっておくことです。

目の前にいる人との時間を大切にすることで、相手との関係性が深まるだけでなく、スマホしまっておくことで通知が気になるということもありません。

最初のうちは画面が見られなくて不安になることもありますが、しばらくすると慣れてきます。少しずつ、体を慣らしていくことで携帯依存症から脱却できます。


直し方7. 思い切ってSNSやスマホゲームを断ち切ってみる

携帯依存症を本気で改善したいと考えているなら、アプリを消すことです。スマホが手元にあるとつい画面を開いてしまうのは日常的にその動作がクセになっているから。

アプリごとアンインストールすることで、最初は抵抗があるものの次第にゲームをしたいという欲求が自然と消えていきます。

寝不足になりながら何時間もゲームを行っていたのが嘘のように、携帯依存症から脱却できますよ。


最近はスマホ中毒を防止したり、直すアプリも展開されている

若年層の携帯依存症が増えていることを受け、多くの予防対策のアプリがリリースされています。そこで、この章では携帯依存症の症状を減らしていくアプリを紹介します。

ゲーム感覚でできるものから、1日の振り返りで確認できるアプリまで様々です。自分に合ったアプリを見つけましょう


おすすめアプリ1. 『Forest』

Forestは、木を育てていくゲーム感覚で取り入れられるアプリです。最初にスマホを触らない時間を設定するとカウントが始まります。時間内に操作をしなければ、終了後にコインが貰えて様々な木を植えることができます。

途中で操作すると木が枯れてしまうので、育成ゲームのような感覚で進められます。

木が順調に育つとマイフォレストといって、今まで育成した木を見ることもできます。効果を目で実感できるので、携帯依存症の予防対策には効果的です。


おすすめアプリ2. 『UBhind』

UBhindは1日スマホを触った回数や使用頻度の高い項目を表示してくれるアプリです。トータルで使用した時間、使用頻度の高いアプリ、スマホをつけた回数などを表示してくれます。

時間別の使用時間も算出するので、自分がどの時間に1番スマホを触ることが多いのか確認できます。予防というよりは、1日を振り返って改善していくことが目的のアプリです。


おすすめアプリ3. 『BreakFree』

BreakFreeは、スマホ依存度を計測したり、トータルの時間を表示したりと、携帯依存症の症状が現れている人におすすめのアプリです。

ロックの回数が表示することはもちろんのこと、解除するたびに警告画面が表示したりインターネットの接続を切断したりと、本格的な機能が備わっています。

過去1週間や1カ月前までのデータもさかのぼって確認ができるため、自分が今どれくらい依存から抜け出せているのか進捗具合も確認できるのが嬉しいポイント

携帯依存症の、予防対策や改善にも役立つアプリです。


携帯依存症だと思ったら、自分に合った対処法を試してみて。

携帯依存症は誰にでもなる可能性ある症状です。必要以上に怖がる必要はありませんが、過剰に使いすぎるとスマホに人生が壊される可能性があります。

今は携帯依存症を防止するアプリもリリースされているので、ちょっとでも気になるなという人は試してみることをおすすめします。

スマホに囚われることなく、自分の大切な時間を有意義に使いましょう


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