感受性が強い人の特徴&原因とは?長所/短所と向いてる職業を紹介!
感受性が強い人っていますよね。
男性も女性も、周りの人の気持ちを自然と汲み取れる、感受性が強い人っていますよね。感受性が高いことは良いことしかない印象がありますが、実はプラス面もマイナス面も付随してきます。
ここでは、感受性が強い人の長所や短所、長所や原因について解説していきます。もし自身が感受性が強いと思っている方は、この機会に自分がどのような性格なのかを客観的に確認してみてくださいね。
大前提として「感受性」の意味とは?
感受性とは外からの刺激を受ける能力のことを指します。感受性が豊かということは、外部からの刺激に対して敏感に反応する性質があるという意味になります。
他人に起こっていることを、まるで自分に降りかかっているかのように捉えるという性質を持っているので、外からの刺激に対して感情が自然と動かされる人のことを指しますよ。
感受性が強い人の特徴とは
ここでは感受性が強い人の特徴を挙げていきます。ここで挙げた特徴は、男性でも女性でも当てはまるものです。
もし複数の特徴に当てはまっているなら、感受性が強い人なのかもしれませんよ。ご自身に当てはまっているか、考えながら読んでみてくださいね。
特徴1. 周囲の状況や環境に左右されやすい
感受性の強い人は周囲の人の気持ちを汲み取りやすく、感じ取った相手の感情を大切にする傾向が強いです。そのため、相手が思っていることを察して、して欲しいと思っていることを先回りしてする傾向にあります。
基本的に自分主体の考えではなく、周囲の状況や環境によって自分が染まっていくため、良くも悪くも自由自在に変化する特徴があります。
特徴2. 繊細で不満やストレスを溜め込みやすい
相手の思ったことを重視するので、なるべく相手の意に沿ったことをしようとするのが感受性の強い人でしょう。
相手のことを思いすぎてしまうため、自分のことが疎かになってしまうこともしばしばあります。
自分の意思を無意識のうちに抑圧してしまうため、一旦自分の思いにそぐわないことをしていると感じると、それまでのストレスが爆発してしまいます。
特徴3. 芸術的センスや美的センスに長けている
外界からの刺激に敏感に反応する感受性の強い人は、芸術の分野に能力を発揮する傾向にあります。その原因は外界の変化をとらえる力が強いことにあります。
感受性が強い人は感性が独自なので、表現方法も独特なものになります。外界からの刺激に反応して、もともと持っていた独自のセンスが磨かれていくので、芸術的センスに長けた人物になるのでしょう。
特徴4. ドラマや映画などを観て、涙を流すことが多い
感受性が強い人はフィクションの世界であっても、強く感情移入をしてしまう傾向にあります。
人の感情を捉えるのが上手なことに加えて、ドラマや映画は登場人物の感情の変化が分かりやすく描かれています。
人の感情が分かりにくい現実の世界よりも、作品中に登場する人物が、あたかも自分であるかのように思い込みやすくなっているのです。そのため、感情移入もしやすくなり、主人公の感情と共に泣いてしまうのでしょう。
特徴5. 洞察力が優れており、人の気持ちを察するのが得意
外部の変化に敏感ということは、人の感情の変化にも敏感ということです。プラスの感情だけではなく、相対している他人が怒ったり、悲しんだりといったマイナスの感情を抱えている場合でも、それに引きずられてしまいます。
自分が人の状態にあるように感じるので、相手の立場に立って考えることができます。相手の気持ちを察するのもお手の物でしょう。
特徴6. 気分屋な性格で感情のアップダウンが激しい
感受性が強い人は嘘をつくことがとても苦手です。自分の感情にも嘘がつけず、愛想笑いなど自分の感情を隠すことも得意ではないでしょう。
男性の中には女性がヒステリックに叫ぶというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、そこまで激しいわけではなく、さっきまで笑っていたのに急に泣いてしまうような状態です。
自分でも感情を制御できないので、アップダウンが激しいという印象になるのでしょう。
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特徴7. 愛情深く、感情移入しやすい
感受性が強い人は、相手のことを自分のことのように大事にします。
普通に考えて自分に降りかかってくることであれば、他人事よりも真剣に対処しますよね。感受性が高い人は何でも自分のことのように思ってしまうので、感情移入がしやすく、どんな相手であっても、優しく接することができます。
どのような人にも親身になって相談に乗ってあげている姿は愛情深いものであると言えるでしょう。
特徴8. 日頃から人の相談を乗る機会が多い
相手のことをを真剣に考えることができる感受性の強い人は、相談がしやすい人と言えるでしょう。相談する際に、男性は「解決」を、女性は「共感」を求めると言われています。
感受性が強い人は、相手の感情に共感することを得意とする人が多いので、女性からの相談が多くなる傾向にあります。もちろん、男性でも女性と同様に共感を求める人はいるでしょう。
日頃から他人に相談を受けるという方は、感受性が強い人なのかもしれません。
感受性が強くなってしまう主な原因とは
感受性が強くなるには理由があります。感受性が強くなりたいという方も、そうではない方も、感受性が強くなる原因を考えることで、悩みが解消されるかもしれません。
ここでは感受性が高くなる原因を3つ挙げました。ご自身に当てはまるかどうか考えながら読んでみてくださいね。
原因1. 自己肯定感が低く、自分に自信がない
感受性が強い人は、他人の気持ちを重んじる傾向にあります。これは自分を大事にできないことの裏返しでしょう。もともとの性格からか、育った環境からかは本人しか分かりませんが、自分に価値が感じられないことが原因で、自分よりも他人を大事にし過ぎてしまいます。
自分の価値が認められないことは、自己肯定感の低さや自信の無さにも繋がってくるのでしょう。
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原因2. 遺伝や育ってきた家庭環境に原因がある
両親も感受性が強い人だったのであれば、気分のアップダウンが激しく、子どもながら親に気を遣ってきたという方もいるかもしれません。
小さなころから人に気を遣い続けてきた結果、自分よりも他人を重く見る性格に成長してしまうのでしょう。
育ってきた家庭環境がそういったものではなくても、遺伝的な性格から人に気を遣うという方もいらっしゃるかもしれません。
原因3. 元々ドラマや映画を観るのが好きで、影響を受けやすいタイプだった
元々感受性があった方がフィクションの世界から影響を受けるうちに、徐々に感受性が磨かれていったという方もいるかもしれません。
こういった方は、ドラマや映画を習慣的に見ていて、そこからの影響を受けやすいです。
基本的にフィクションは現実よりも感情の起伏が激しくなります。そのため、感情もどんどん高まっていくのでしょう。
感受性が強い人の長所や短所とは
感受性が強い人は長所も短所も特徴的です。ここでは感受性が強いことのメリットとデメリットについてそれぞれ紹介していきます。
ご自身が感受性が強いと思っている方は、自身の性格を理解するためにもぜひ参考にしてみてくださいね。
感受性が強い人の長所やメリット
感受性が強いの人の長所について解説していきます。
ご自身が感受性が強いと思っている方は、どうしたらその性格を上手く活かしていけるのかを考えてみるといいかもしれません。ぜひこの機会に強みを理解してみてくださいね。
メリット1. 人の些細な変化にも気が付ける
感受性が強い人は、髪形やアクセサリーといった目に見える変化ではなく、内面の変化にも気付くことができます。ちょっとした変化でも気付いて声を掛けるので、隠れた人望はかなり高いでしょう。
また人が嫌がっている雰囲気を敏感に感じ取り、嫌がっていることを絶対にすることはありません。人間関係は上手くいく傾向にあります。
メリット2. 感動体験が人よりも多い
他人のことでも自分のことのように感情移入できるので、他人が成しえたことでも十分に感動できます。男性にはスポーツ観戦好きの方が多いと思いますが、これは自分が野球選手であるかのように感じて、そのプレーを追体験しています。
感動することで他人との距離も近くなります。また他人の成功を心から喜べるので、人生が楽しくなりそうですね。
メリット3. 人や物事に対して愛情を注げる
感受性の強い人は他人の意見や意思を尊重します。自分よりも他人を大事にしているので、人や物事に対して愛情を注ぐことができます。
人の感情は相手から向けられた感情を反転したものになるので、自分が向けた愛情の分、他人からも愛情がもらえるでしょう。
愛情ではなくても好意的な態度であれば、円滑なコミュニケーションが取れ、仕事もやりやすくなります。
感受性が強い人の短所やデメリット
感受性が高いことはデメリットでもあります。ここでは、感受性が強いことによって、どのようなデメリットがあるのかについて、考えていきます。
感受性が強いという自覚がある方は、この機会に自分の性格を見直してみるといいかもしれません。
デメリット1. 気分屋なため、言動や行動に一貫性がない
感受性が強い人は気分のアップダウンが激しい傾向にあります。最初は上機嫌だった場合でも、何か嫌なことがあると、気分を取り繕うことをしません。
嫌だなと思ったことは絶対にやらないので、気分が変われば、最初は「やる」と言っていたことであっても、簡単にやらないという判断を下してしまいます。一貫性がなくなり、他人から信頼を得るのが難しくなるのでしょう。
デメリット2. 繊細すぎるがゆえに、人よりも精神的に傷つきやすい
ストレス耐性が少ないことも感受性が強い人の特徴です。他人の感情に対する感度が高すぎ、他人のちょっとした変化にも気付ける一方で、他人が辛い感情を持っていたら、自分も辛いと思ってしまいます。
メンタルが弱いので、負の感情を持つと、どんどん不安になっていく傾向があります。メンタル面が弱いことが原因で、仕事などの重大なことからは蚊帳の外に置かれるということもあるでしょう。
デメリット3. 相手の気持ちを人よりも理解できてしまうので、自分の本音を言えない時がある
相手の気持ちを読むことを得意とする感受性の強い方は、相手の些細な変化に気付いて、気にしてしまいます。
自分の意見が他の人を不快にさせていないかをとても気にしてしまうため、自分の意見をなかなか言い出せず、自身の中にフラストレーションがたまります。また他人からも積極性が無い人だと思われてしまいがちです。
デメリット4. デリケートなため、仕事などでストレスを抱え込みやすい
人の意見を気にしがちということは、自分が気兼ねなく行動できないということです。仕事などで常時気を遣っていると感受性が強い人でなくても疲れてしまいます。
感受性の強い人は普通の人よりも相手に気を遣っています。もともと繊細であるのに加えて、気を遣う量も増えるため、仕事などでストレスをため込みやすくなるのでしょう。
【番外編】繊細な感受性が強い人に向いてる仕事や職業とは
感受性が強い人はそれを活かした職業につくのがおすすめです。また、ストレスを人一倍感じやすいので、ストレスを感じにくい職業に就くことも大事になってきそうです。
そんな感受性が強い人におすすめな職業を紹介していきます。
向いてる仕事1. 一つのことに打ち込める「研究職」
感受性の強い人は与えられた仕事に対して真面目に取り組もうとします。
全てのことに真面目に取り組んでしまい、複数のことに対して優先順位をつけるのが苦手なため、1つのことに打ち込んだ方がストレスなく続けることができます。
男性であれば口下手な方もいらっしゃるでしょう。人と関わることも少ないので、傷つきやすいメンタルを持っていても務まる仕事です。
向いてる仕事2. 感受性を思う存分発揮できる「芸術家」
感受性の強い人は芸術的なセンスが高いことが特徴になります。独特な感性を活かして、女性であれば特にアーティストとして大成する方が多い傾向にあります。
もちろん、男性でも芸術家は向いている職業になります。自分の世界に没頭できるので、傷つきやすい方であっても、その時間は様々なしがらみから解放されて自由に活動できるでしょう。
向いてる仕事3. 特筆したスキルがあるなら「フリーランス」
上で挙げたような芸術のスキルではなくても、プログラミングなどのスキルがあれば、「フリーランス」という手もあります。
人付き合いをしていくと、人の感情の変化に引っ張られてストレスを溜めやすいのが、感受性の強い人です。
その点、フリーランスであれば、人間関係もそこまで拗れることはなく、ストレスが少ない状態で生活できます。
向いてる仕事4. 洞察力に優れているため「心理カウンセラーやセラピスト」
他者の感情に敏感であるという特性を活かせるのが、相手の心理を知ることが重要になってくる仕事です。
些細な変化でも見逃さず、真摯に患者さんと向き合うことができるため、患者さんからも信頼されやすい傾向にあります。患者さんからの信頼を勝ち得る中で、もともと欠けていた自己肯定もついていくようになるでしょう。
感受性が強い人は長所を活かしていきましょう。
感受性の強い人について、どのような特徴があるのか解説してきました。デメリットもありますが、普通の人には無い長所を持っているのが特徴です。
そのため、向いている仕事も一般的なサラリーマンなどではなく、独自の感性を活かすことができる職業が向いていると言えるでしょう。
素敵な長所を活かして、自分がストレスない人生を送っていきましょう。
【参考記事】はこちら▽
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