”気が弱い”の意味とは?心が折れやすい男女の特徴や自信を持つ方法も解説
家庭でも学校でも職場でも、どこにでもいる「気が弱い人」。
ただ大人しく目立つ事が嫌い、集合写真なら必ず端っこや後ろの方に半分ぐらい隠れて写ってるイメージありますよね。
今回は、気が弱い人の具体的な特徴や気が弱い人の心がぽきんと折れやすい原因、そして、その弱さを克服して自分自身に自信を持つ方法などを詳しく解説していきます。
そもそも「気が弱い」の意味とは
気が弱いとは、自分自身に対して自信がないため、何かをしたくても自分の思い通りに行動するより、つい他の人の目や意見を気にしてしまう事を意味しています。
そのため、自分がした事とは違う事をしてしまったり、内心はっきりとした意見を持っていても、それを言い出せず、結局黙り込んでしまうのです。
気が弱い男女に共通する特徴とは
一見とても大人しく、自分の意見をなかなか言えない気が弱い人。本音を引き出すにはかなり時間がかかりますよね。
ここでは、気が弱い人に女性男性問わず、共通している特徴について詳しくご紹介します。
全ての特徴が当てはまらなくても、少しでも当てはまる部分があるのなら、それは、気が弱い部分を持っている証拠でもありますよ。
特徴1. 声が小さく、ボソボソと話す
「ごめん。もう1回言ってくれる?」
「もうちょっと大きい声で話してもらえるかな?」
など、話し声が小さすぎて、周囲の人から何度も聞き直されたり、声の大きさを注意されてしまうのが気が弱い人です。
自分の意見に自信が持てないため、その自信のなさが声にあらわれ自然と小さくボソボソとした話し方になってしまいます。
【参考記事】はこちら▽
特徴2. 優柔不断で決断力がない
気が弱い人は、自分の判断に自信がありません。そのため、どんな些細な事でも迷いに迷って決めるまで、非常に時間がかかります。
「初デートでハンバーグ頼むのってアリ?大食いだって思われちゃうかな。パスタにした方が良い?でも、パスタがうっかりはねたらどうしよう…。」
「企画書、多分これで完成なんだけど。ホントに大丈夫かな?あの資料、先輩はいらないって言ってたけど、やっぱりつけた方が良かったかな?一番最後に少し小さめにつけておこうかな。でも、先輩、怒るかな…。」
自分自身の意見だけでは心配なので、つい周りの人の意見を気にしたり、様々な心配事を想定したりして、なかなか決断できないのです。
特徴3. 自意識過剰で周囲からの評価を気にしすぎる
「今日雨だから、髪が膨らみすぎちゃってて恥ずかしい!みんな私の髪見てる!」
「さっきの打ち合わせ、俺の発言おかしくなかったかな?なんか、クライアントにも先輩にも睨まれたような気がする…。」
気が弱い人は、周囲から自分がどのように評価されているのか、とても気にします。
「自分が良くなかったから、周囲に見られている。」「自分への評価が下がってしまったかもしれない。」と、自分に自信がないため、常に気にする自意識過剰さんなのです。
特徴4. 周囲に気を遣いすぎて、自分の意見が言えない
「〇〇さんからのお下がりって、正直センスが違いすぎてありがた迷惑なんだけど、断ったら〇〇さんが傷つくよね。」
「あの先輩の意見って、いつも上から目線だし、なんか的がずれてるんだよな。でも、俺以外、もう誰も話すら聞いてないし。俺が続けて聞くしかないよね…。」
など、気が弱い人は、周囲の人に気を使いすぎて、自分の意見を押し殺してしまいます。自分が我慢すればいいと思っている点も気が弱い人の特徴です。
特徴5. 控えめな性格で何事に対しても奥手
気が弱い人は、何事もぐいぐいと積極的に取り組むのがとっても苦手。控えめな性格なので、新しいことに興味があっても、なかなか手を出せない奥手な性格の持ち主です。
他の人の取り組み方や周囲の反応などを確かめてから、最後の方にようやく始めてみたり、他の人から何度も誘われてからようやく取りかかるのです。
例えば、新しいプロジェクトチームに配属になった時、気が弱い人は、自分から積極的にチームメンバーにとけ込もうとはしません。
そして、仕事内容も自分から周囲に聞きに行くより、周囲の人をじっくり観察してから取り組むのです。
特徴6. すぐに落ち込んだり、悩んだりする
気が弱い人は、自分自身に自信がないため、ちょっとした事ですぐに落ち込んだり、思い悩んだりしてしまいます。
そして、その原因が自分にあると思い込んでしまうのです。
「契約とれなかったのは、私のプレゼンが下手だったからだ。」
「肩につくぐらいのボブにしてほしいってお願いしたはずなのに、耳下のボブにされちゃったのは、私が美容院選び失敗しちゃったせい…。クーポンに惹かれた自分が悪いんだ…。」
など、自分自身に原因がなさそうな事でも、自分のせいだと思い込んでくよくよしてしまうのも特徴です。
【参考記事】はこちら▽
特徴7. 優しい性格で人から頼まれると断れない
気が弱い人は優しい性格の人が多いため、他人から何か頼まれると、どんなに忙しくてもつい引き受けてしまうのです。
「今日こそは断ろう。」「『もう無理です。』ってはっきり言おう。」と何度心に決めても、実際にお願いされてしまうと、優しい性格が表に出てしまい、強く言い返したり、はっきりと断ったりできず、延々と引き受けてしまいます。
つい気が弱くなってしまう原因や理由
気が弱い人は、どうして気が弱いのでしょうか?
はっきりと自分の意見を言う事に抵抗がない人や、物事をさっさと決められる決断力のある人には、なかなか理解しにくいですよね。
ここでは、気が弱い人が、本音では嫌なのに、つい気が弱くなってしまう原因や理由について詳しくご紹介します。
原因1. 自己肯定感が低く、自分に対して自信がない
自分に自信がないという事は、自己肯定感が低いという事。「自分は自分であり他人とは関係ない。」とはっきりと割り切る事ができないため、自分の意見や感情よりも、他人の意見を優先してしまいがちです。
そのため、何かトラブルが起こると、それは「自分が悪かったから。」と思い込み、他人の目に自分がどう映っているのかとても気になり、ビクビクしてしまうのです。
【参考記事】はこちら▽
原因2. マイナス思考ですぐ悲観的に考えてしまうから
気が弱い人はとっても心配性。プラス思考よりもマイナス思考が強いので、なんでもかんでも悲観的に考えてしまいがちです。
「今日の売り込みもきっとダメだ。だって、私は先輩みたいに上手くセールストークできないし…。」
「明日の昇級試験、多分、落ちるな。俺より優秀なヤツいっぱいいるし…。」
と、実際にダメだった時に備えて、必要以上に悲観的に考えてしまう癖があるため、何かあるとすぐにマイナスに捉えてしまうのです。
【参考記事】はこちら▽
原因3. 周囲の人に嫌われたくないから
自分に自信がないため、できるだけ周囲の人に嫌われないように気を使いまくっているのが、気の弱い人が気が弱い人たる原因です。
「〇〇さん、なんか機嫌悪そうにみえるけど、お昼休みに私がデザート断ったからかな?」
「部下だし、ミスしたのは××君なんだけど、注意したのはやっぱり良くなかったかな。なんか、どう見てもイライラしてるっぽいし…。あれ、俺が注意したからだよね?」
できれば誰にも嫌われたくないので、他の人が不機嫌そうにしていたり、挨拶なく帰ったりすると自分のせいだと思い込み、ますます気が弱くなってしまうのです。
原因4. 小さい頃から怒られる機会が多かった
育った環境は、その人の人格形成に大きな影響を及ぼしますよね。
「どうして、そんな事も出来ないの!隣の◯◯ちゃんはとっくに出来てるわよ!」
「漢字テストぐらい100点とれるだろう!95点って何なんだ!もっと勉強しろ!」
親や祖父母など、家族に小さい頃から何かにつけて怒られていると、「自分は褒められる価値がない人間なんだ。」と思い込んでしまいます。
褒められてもおかしくないぐらい高い点数をとってきても怒られたら「もっと努力しないとダメなんだ。自分がダメだから怒られるんだ。」と自分に自信を持つ事が出来なくなってしまうのです。
気が強い人の特徴とは?
女性男性問わず、大人しくて自分の意見がはっきり言えない気が弱い人から見たら、まるで宇宙人のように見えるのが、気が強い人です。
気が弱い人とは、正反対の性格である気が強い人とは、一体どういう人の事をいうのでしょうか?
ここでは、気が強い人の特徴について具体的にご紹介します。
1. 周囲に何を言われてもきちんと自分の意見を言える
「急で悪いんだけど、今日ちょっと残業してくれない?」
「今日のお昼、駅前のパスタ屋さん行かない?」
仕事やプライベートで何か頼まれても、自分がその気がない時や無理な時には、はっきりと断る事ができるのが、気が強い人の特徴です。
「今日は、先約あるので残業できません。」「今金欠なんで、パスタ屋さんじゃなくて社食にしますね。」など、他人の都合や感情より自分を優先できるのです。
2. プライドが高く、自分に対してしっかり自信を持っている
気が強い人が、自分の意見をはっきりと言えるのは、自分に対してしっかりとした自信とプライドを持っているから。
「自分は自分であり他人とは関係がない。」とはっきり分かっているため、他人の目を必要以上に気にしたり、他人の意見に流される事がないのです。
そのため、他人に嫌われる事も恐れません。
「〇〇さん機嫌悪そうだな〜。あれ、多分私が仕事のミス指摘したせいだよね。まぁ、でも仕事だし。ミスした〇〇さんが悪いんだし。」
など、他人の機嫌を損ねても、それが自分のせいだと悲観してくよくよする事もないのです。
【参考記事】はこちら▽
3. 負けず嫌いな性格で向上心が高い
気が強い人は、気が弱い人のように、出来るだけ目立たずこっそりしている事が出来ません。
元々負けず嫌いで向上心が高い性格なので、自分より営業成績が良い同僚がいたら、次は自分がもっと良い成績をとろうと、今まで以上に頑張ってしまうのです。
また、男性が多い職場で成績の良い女性社員、女性が多い職場で成績の良い男性社員などは、まさにその典型。
男女比率が大きく偏っている職場でも良い成績をあげられるのは、性別の違いが営業成績に関係していると思われないよう、人一倍頑張る負けず嫌いな性格と向上心の高さが理由となっているのです。
気弱な人に見受けられる長所や短所
大人しくて自分の意見をなかなかはっきり言えないという気が弱い人。一見短所ばかりに見えますが、もちろん、長所もあるのです。
ここでは、気が弱い人に見受けられる長所や短所について具体的にご紹介します。
1. 気が弱い人の長所
気が強い人に比べると大人しくて陰が薄いだけに思われがちな気が弱い人ですが、気が強い人にはない長所もたくさんあるのです。
まずは、気が弱い人の長所について詳しく見ていきましょう。
長所を知れば、気が弱いとは悪い意味ばかりではない事にきっと気がつきますよ。
① 高圧的な態度を取らず誰に対しても優しい
気が弱い人は、相手が女性であろうと男性であろうと、年上であろうと年下であろうと関係なく、誰に対しても優しく接する事ができるという長所があります。
他の人に対して上から目線で物を言ったり、高圧的な態度を取ったりしないため、「人当たりが良くて話しやすい人」として評価が高くなることも。
そのため、相談窓口や顧客対応などで、相手の本音が聞けるまでじっくり辛抱強く対応できる事もあり、人に説明するのが苦手なタイプでも、気が弱い人になら安心して話す事が出来る場合もあるのです。
② 自分の意見を無理に押し通そうとせず、相手を尊重できる
気が弱い人は、自分の意見よりも相手の意見を優先します。
そのため、話し合いの場などで意見がぶつかって喧嘩に発展してしまったり、会議の席で意見がまとまらず、時間だけが延々とすぎていったりする事もありません。
また、相手と意見がぶつかりそうになると、それだけですっと自分の意見を引っ込めたりするので、話し合いがさくっと終わるというメリットがあります。
③ 人の話を素直に受け入れられる
気が弱い人は、自分自身に自信がないため、自分よりも他人の話を素直に受け入れる事に抵抗がありません。
「〇〇さんが、これおすすめって言ってたから、買ってみよう。」
「××先輩が、資料のまとめ方はこっちのやり方の方が良いって言ってたっけ。」
など、自分の自身のない部分を補うように、他人の意見に素直に従うため、仕事などでは、「よく言う事を聞いてくれる社員」という評価を貰う場合もあります。
2. 気が弱い人の短所とは
誰にでも優しくて人当たりが良い人として評価を得ることがある気が弱い人ですが、もちろん短所もあります。
長所と短所は表裏一体。ここでは、気が弱い人に見られる短所について具体的にご紹介します。
あなたの周りの気の弱い人に当てはまっている短所がいるかもしれませんよ。
① 他者へ必要以上に気を遣いすぎて気疲れしやすい
気が弱い人は、自分より他人を優先してしまうため、時として必要以上に他の人に対して気を使いすぎて、一人で気疲れしてしまう事がよくあります。
そして、その気遣いが、相手にきちんと伝わってないと余計に疲れてしまうのです。
この気遣い、他の人がなかなか気がつかないさりげないものの場合もあるので、大勢でいる時に気づいたら気が弱い人だけなんだか疲れていた。なんて事も起こります。
② 相手に自分の本音を伝えられない
気が弱い人は、自分の意見をはっきり言うのがとても苦手です。そのため、仲の良い友人であっても、自分の本音をなかなかはっきり伝えられません。
「私がホントは、K-POPよりデスメタルが大好きだって言ったら、K-POP一筋の〇〇ちゃんはもう遊んでくれなくなるかも。」
「隣のおばさん、毎日お裾分けって言っておかず持ってきてくれるけど、味が濃すぎてうちじゃ誰も食べないんだよね。いい加減断りたいんだけどな…。」
など、自分の本音を伝えるのがとても難しいのが気の弱い人の短所でもあります。
③ 頼りないイメージを抱かれやす
自分に自信がなくはっきり意見を言わないため、気が弱い人は「あの人、なんだか頼りなさそうだよね。」「一緒に仕事するのちょっと不安かも…。」などと頼りないイメージを抱かれやすいという短所があります。
たとえ本人は仕事に対してやる気があったとしても、それが態度に表れにくいため、いつの間にか頼りなさそうなイメージを周囲に抱かれてしまうのです。
気が弱いのを克服して改善する方法
「私も気が強い人みたいに、はっきりと自分の意見を言ってみたい。」
「いつも、他の人に対して、いい顔するのもうやめたい。」
気が弱い人がその性格を改善するためには、日頃の小さな努力が必要です。
ここではじっくり少しずつ試してみたい、気が弱いのを克服して改善する方法について具体的にご紹介します。
改善の仕方1. 小さな成功体験を積み重ねて自己肯定感を高めていく
自分自身の自信のなさを改善するために必要な事は、自分に自信をつける事。
自分に自信をつけるためには、小さな成功体験を少しずつ積み重ねていく事がとても大切です。
「夜21時以降は固形物はとらない。」
「営業先で聞き返されないように大きな声で話す。」
など、出来そうな事から、少しずつ行っていきましょう。
ポイントは、自分で克服したい事や、やり遂げたい事を書き出して、それが出来たら、チェックを入れたり、シールを貼ったりして、成功した事がどれぐらいあるのか、視覚化すること。
「10kg痩せる!」「大口契約を取る!」など、大きな目標は必要ありません。無理なくできる小さな成功体験を積み重ねていく事で、自己肯定感も高める事ができるのです。
【参考記事】はこちら▽
改善の仕方2. 日頃からポジティブな言葉を発する癖をつける
「どうせ、自分なんか…。」
「自分に出来るはずないし…。」
などと、ネガティブな発言を繰り返していませんか?
無意識に言っていても言葉の力はとても強いので、ネガティブな発言をするたびに自己肯定感もどんどん低くなっていきます。
「私ならきっと出来る。」など、自分を肯定するポジティブな言葉を言うように意識してみましょう。
改善の仕方3. 自分の意見をしっかりと口に出す習慣をつける
言いたい事をはっきり言えないのは、それだけでストレスが溜まってしまいますよね。
気が弱い性格を改善したいのであれば、時間がかかっても良いので自分の意見をしっかりと口に出すようにしてみましょう。
最初はとても難しいかもしれません。
なので、「私は紅茶でお願いします。」「この仕事終わってからでもいいですか?」など、自分が言いやすい事からトライしてみましょう。
自分の意見をしっかりと口に出す習慣を日頃から付ける事で、大事な局面でも怖じけつく事なく、自分の意見を言う事が出来るようになっていきますよ。
改善の仕方4. 日頃から自分で思考して行動へ移す事を意識する
他人の意見に流されたり、つい他の人の考えに乗っかったりしがちですが、少しずつ自分で考えて決定し行動するようにしてみましょう。
他の人に嫌われたりあらぬ噂をされる事を必要以上に恐れて、いつも集団の後ろにくっついていたのであれば、まず、その集団から離れて自分1人で行動する時間を作ってみましょう。
自分1人で行動するようになれば、全ての事を自分で決めなければならないため、自然と自分の考えを行動に移す事に慣れていきますよ。
最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつトライしてみましょう。
改善の仕方5. 会話する時は、相手の目を見て大きな声で話す
女性男性問わず、自分に自信がなく気が弱い人は、相手の目を見て大きな声で話すのが苦手ですよね。
これは、同性同士でも異性相手でも同じでしょう。
まずは、相手の目を見て話す時間を少しずつ長くしていき、目を見て話す事に慣れたら、声を少しずつ大きくしていくのがおすすめですよ。
異性とでは緊張してなかなか上手く話せないのであれば、女性同士、男性同士というように同性との会話から始めてみるのも良いでしょう。
気が弱い人の原因を改善して、克服していきましょう。
気が弱いとは、ネガティブなイメージばかりがつきまといますが、悪い意味ばかりではありません。気が弱い人は、気遣いが出来て優しい性格の人がとても多いのです。
しかし、優しすぎて他人に振り回されたり、自分の意見がなかなか言えないという困った一面もあります。
もっと自分の意見をきちんと言えるようになったり、他人の都合に振り回されて疲れたりしないよう、克服方法で出来そうな事から少しずつトライしていきましょう。
【参考記事】はこちら▽
大切な人にシェアしよう。Enjoy Men’s Life!