腐れ縁の意味とは?悪い腐れ縁を断ち切って良い出会いを見つける方法
腐れ縁の人っていますよね。
いつまでもすっきりしない、いわゆる腐れ縁という関係が続いていると悩ましいものです。
特に男女関係における腐れ縁は、中途半端な状態のままだけれど今更どうしたらいいか分からないという人もいるでしょう。
この記事では、腐れ縁の意味や男女における腐れ縁の関係性を解説した上で、腐れ縁を断ち切る方法をご紹介します。
腐れ縁の意味や定義とは
腐れ縁とは、断ち切ろうと思っても縁が切れない、好ましくない関係をさします。
離れようとしても離れられないほど運命的につながった縁というプラスの解釈をしている人もいますが、基本的には断ち切りたいのに自分では断ち切れない状況を自虐的に表している言葉で、いい意味合いで使うのではありません。
腐れ縁という言葉の由来や語源
昔は、腐れ縁とは「鎖縁」のことでした。
距離や時間の制約があっても鎖のようにお互いがつながっていて、自然に離れたくないと思う運命の相手という意味で使われていたのです。
しかし本当に運命の相手なら会うたびに幸せな気分になれるもの。
そうではなく、寂しかったり落ち込んだ時に会いたくなる相手は決して前向きな関係ではないので、鎖の読み方である「くさり」に別の漢字を当てて「腐り」、そこからさらに転化して腐れ縁と呼ばれるようになったと言われています。
腐れ縁って具体的にどんな関係性?腐れ縁と言える関係の特徴
腐れ縁とは「離れがたい運命の相手との関係」というイメージを持っている人もいますが、実際には関係を断ち切りたいのにできないというネガティブな意味合いがあります。
具体的にどのような関係性が腐れ縁と呼ばれるものなのでしょうか。ひとつずつ見ていきましょう。
特徴1. 別れたり復縁したりを繰り返し、互いに依存しあっているカップル
「本当は彼氏と別れたいんだよね」「彼女とはもう二度と付き合いたくない」と言いながら、別れたりよりを戻したりを繰り返しているカップルがいます。
何度もこうした行動を繰り返す原因は、愛情があるというよりも、寂しさや不安を埋めるための相手という認識だからです。
孤独でいることが嫌で、思い切って相手から離れるつもりがなく、お互い依存し合っているネガティブな関係性と言えます。
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特徴2. 実家が近く、幼い頃から互いを知っている間柄の幼馴染
同じ地域に住んでいて、親同士も自分たちも仲が良く、昔からずっと付き合いがある関係性は、同じ腐れ縁とはいえ比較的ポジティブな腐れ縁だと言えます。
依存し合っているというネガティブな関係ではなく、男女ではあっても幼い頃から遊んでいて気心が知れているため、学校の友達とはまた違う独特の安心感があるのです。
不要な気遣いがいらないメリットの大きい関係と言えるでしょう。
特徴3. 自分の成長や近況を定期的に会って伝えたいと思える恩人
腐れ縁と言っても、ずっと続けていきたい関係性のものもあります。その代表的な例が、昔いろんな面でお世話になった恩人との関係です。
小学校から高校時代の担任や習い事の先生、クラブの顧問など未熟な自分を温かく見守ったり厳しく指導してくれた恩師や、職場でさまざまな指導をしてくれた上司、仕事を教えてくれた先輩など、自分の成長を支えてくれた人とはずっとつながっていたいでしょう。
特徴4. 過去に深く愛し合っており、今でも思い出してしまう元彼や元カノ
昔付き合っていた相手は、ずるずると付かず離れずを繰り返した結果腐れ縁になりやすい関係です。
特にかつて深く愛し合ったことがある相手だと、何かの拍子に真剣な愛情を与えあっていたことを思い出し、残っている甘い記憶がよみがえります。
過去の恋愛は、当時うまくいかない原因があったから別れたはずなのに、記憶が美化されていいことばかり思い出すことも。
ずっと恋人がいなかったり、何となく付き合った相手と別れたばかりの状況だと、寂しさが募って元彼や元カノに会いたい気持ちが高まるのです。
特徴5. 学校を卒業して何年も経過するのに、今でもつるんだりする同級生
小学校や中学校、高校の頃に毎日行動を共にして遊んだり勉強したりした間柄の相手も、腐れ縁と言える関係性です。
すでに卒業して10年20年経っていても、再会すれは一瞬で当時の仲のいい関係へと戻ることができます。
もっとも多感な時期を一緒に過ごした親友だけに、気を遣うこともなく自然体で付き合えるのです。
会う頻度が少なくても、会っている間の心地よさは変わらないと言えるでしょう。
特徴6. 都合のいい時だけ連絡を取り合ってお互いに利用する間柄
休日に遊びたいけれど相手がいない、遠出したいけれど車を持っていない、そんな時に「どうせ暇だろう」「車を持っているから」といった理由で連絡を取って会うような関係性は、立派な腐れ縁と言えます。
お互いに恋人がいるにもかかわらず、恋人とのスケジュールが合わなかったり喧嘩して寂しくなった時に呼び出して会うといった関係性のパターンも同じです。
割り切っていると本人たちは思っていても、お互いのもっとも大切な人にはなれない関係と言えるでしょう。
特徴7. 金銭の貸し借りがあり、お金の影響で繋がっている関係性
お金を借りている・貸しているという金銭的な問題が絡んだ関係は腐れ縁になりやすい典型的なパターンです。
お金を借りている側は、別れるとなるとそれまでに借りたお金を返さなければいけないですが、それが難しいためにずるずると付き合ってしまっています。
また、お金を貸している側は、「自分がいないと相手が生きていけないから」と曲がった優越感・愛情を捨てられずにいるのです。
特徴8. 付き合いが長く、心から何でも語り合える親友
幼なじみと似ていますが、出会ったのが幼少期でなくても心底信頼し合える関係として続いているポジティブな腐れ縁というのもあります。
お互いを親友のような大切な存在と認めあっているため、付き合いはたいてい数十年と長く続いていて、会う頻度がそう多くなくても気にしません。
どちらかに何か問題や悩みが起きたら、相談したり相談を受けたりし合えるフラットな力関係でもあります。
物理的に離れていても心でつながっているのです。
関係を断ち切るべき?恋愛における腐れ縁カップルの特徴
腐れ縁と一言でいってもさまざまな関係性がありますが、イメージとして強いのはやはり男女の恋愛における腐れ縁でしょう。
ネガティブな関係だとうすうす気づいていても断ち切れない、そんな腐れ縁カップルの特徴について見ていきます。
1. 短期間で別れたり、付き合ったりを繰り返しており、節操がない
恋愛における腐れ縁の中でももっとも多いのは、短期間で別れと仲直りを繰り返すというパターンです。
最初は気持ちが盛り上がって付き合い始たものの、ちょっとしたことで「もう別れる!」と別れてしまいます。
しかしいざ離れてみると寂しくなって、「やっぱり一緒にいたい」とよりを戻すという関係を繰り返します。
感情にまかせて行動してしまうため節操がないという特徴があります。
2. 友達といる時は彼氏や彼女の愚痴や不満ばかりを口にする
「本当に好きなの?」と周囲から聞かれるほど、相手への不満を常に口にしているカップルは、腐れ縁の代表的な存在と言えます。
「彼女はいつもデート代を出さない」「彼氏が全然優しくない」といった愚痴を友達に言いますが、互いに直接抱えている不満を伝えることはありません。
ストレートに感情をぶつけると壊れてしまうかもしれないのが怖くて、言いたいことを言い合えないのです。お互いを心から信頼できていない証と言えるでしょう。
3. 周囲の友人が心配して別れをすすめると、「それは違う」と本気で怒る
カップルの本人たちは自覚していなくても、周囲にいる友人から見て「どう見てもうまくいかない」と思えるカップルは、腐れ縁と言っていい関係性です。
二人の間で何か問題が起こった時、周囲から有益なアドバイスをもらうよりも「別れたほうが良いんじゃない?」と言われるのが特徴のひとつ。
しかし彼女または彼氏が運命の相手だと盲目的に信じているので、友人の意見に反発したり本気で怒ったりした挙句、さらに依存心を強くしてしまうことも珍しくありません。
4. 男女どちらもさみしがり屋でお互いに依存している
基本的に一人でいることが嫌で、二人でいれば寂しくないからとずるずる関係を続けている男女も腐れ縁です。
このパターンの関係性は、お互いに彼氏や彼女という異性として愛情を持っているかどうかはあまり関係ありません。
そこそこ気が合って、一緒にいて不快でなければそれでいいとある意味ドライに割り切っている場合も多いです。
依存し合っているために断ち切るきっかけがつかめずにいるという特徴があります。
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5. 口では悪く言ったりする割に、運命の相手とか言動がコロコロ変わる
腐れ縁のネガティブなイメージとして知られているのは、お互いに悪口を言い合いながらも付き合っているというカップルです。
周囲はカップルのどちらか、もしくは両方から相手の悪口しか聞かされないため、「なぜ付き合っているの?」と不思議に感じているでしょう。
しかし本人たちは互いの間には運命の糸があると信じ込んでいるので、「なんだかんだいっても離れられない運命なんだよね」などと夢見がちな発言をすることも。
実際は、その場その場で相手に対する感情がころころと変わるため、心底信頼している関係ではないのです。
腐れ縁の元彼や元カノと別れられない原因は?
腐れ縁は、現在進行形で付き合っている相手とだけに生まれるのではありません。
元彼や元カノとの間に生まれる腐れ縁もあります。
復縁して続いている元彼や元カノとなぜすっきり別れられないのか、原因を探ってみましょう。
別れられない原因1. なんだかんだでお互いを理解していて居心地がいい
過去に愛し合い、信頼し合っていた関係だけに、新しく付き合う人との間にはない「お互いを理解している」という気持ちは抱きやすいもの。
そんな気持ちを心地よいと勘違いしているのが、腐れ縁となる原因です。
たとえ過去にはそんな関係だったとしても、愛情や信頼を持ち続けられない何かがあったから別れたということに気づいていません。
一から始めなくていい手軽さを心地よさと勘違いしているだけなのです。
別れられない原因2. 今は厳しくても、将来的には結婚すると思っているから
一度は別れてしまったけれど、相手は自分の運命の相手でいずれ結婚するはずだという執着心が、腐れ縁を生む原因となっているパターンです。
進学や就職などで遠距離になってしまった、若すぎてお互いに対する度量が狭かったなど、別れたのは自分たちの意思ではなく環境や条件によるものだと信じていて、今後いつかタイミングが合って結婚できると思っています。
確かによりを戻して結婚するカップルもいますが、いつまで経っても結婚に対する具体的な話は出てこないのが特徴です。
別れられない原因3. 依存していて別れを切り出す勇気や自信が持てないから
元彼や元カノと偶然再会してまた会うようになった場合、「せっかくまた会えたのだから」と考えて関係を断ち切れない、断ち切るつもりがないのは立派な腐れ縁と言えます。
お互いに好きな人がいるわけではなく、かつて愛し合った相手がそばにいるとなると、会うのを拒否する理由がないと考えてしまうのです。
さらに問題なのは、一度会うと「まだ会ってくれるんだ」と相手も自分も変な希望を持ってしまうこと。その結果、もう会わないと切り出す勇気が出ずに続いていきます。
別れられない原因4. 頭ではダメと分かっていても情に流されてしまうから
たとえ昔どんなに愛し合っていて仲が良かったとしても、別れたという結果が運命の相手ではないことを示しています。
それを理解していて、会ってはいけないと思っていても、一度は付き合っていた相手だからと思うと冷たい対応ができなくて腐れ縁になってしまうということがあるでしょう。
過去に縁があった人に対してはつい情がわいてしまいやすいのです。
悶々と悩みながらもはっきりと断れないために、元彼や元カノとの関係が続いていくことになります。
腐れ縁な恋愛がきっかけで引き起こるデメリットとは?
ダメと分かっていても何となく受け入れてしまう腐れ縁という関係。
腐れ縁的な恋愛をしたことがきっかけで、さまざまなデメリットが発生すると言われています。
どのようなデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
デメリット1. 新しい素敵な出会いを逃してしまう
友達や幼なじみ、同級生といった相手ではなく、元彼や元カノと腐れ縁になった場合、今後の人生に大きな影響を与えます。
もっとも大きなデメリットは、新しい出会いが遠のいてしまうこと。
せっかく素敵な出会いがあったとしても見逃してしまうことがあるのです。
自分のことを知っている元彼や元カノと続いているわけですから、自分磨きをする機会も減って、新たな次の恋ができなくなってしまいます。
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デメリット2. 結婚して落ち着くわけでもなく、ズルズルと時間だけが無駄に過ぎてしまう
元彼や元カノと再会して、お互いのよさを再認識してずきちんと復縁し、結婚へと二人で真剣に話を進めていくのであれば、それは立派な恋愛関係です。
そうではなく、「今恋人がいなくて寂しい」「自分を知ってもらう努力をしなくていいから楽だ」といった理由で続いているとしたら、婚期を逃してしまいます。
特に女性の場合は出産という年齢的なリミットがありますから、いい出会いがあったらそちらを重視すべき。
ずるずると続く関係によって結婚のタイミングを失いかねないでしょう。
ダメな腐れ縁を断ち切る方法をレクチャー
本心では「このままではいけない」と思っているなら、勇気を出して腐れ縁を断ち切ることが大切です。
ダメな腐れ縁をすっぱり断ち切るにはどうしたらいいのでしょうか。その方法をいくつかご紹介していきましょう。
断ち切る方法1. 思い切って連絡をとるのをやめる
腐れ縁が続いてしまう大きな原因は、相手の連絡先を知っていて、いつでも連絡ができる状態にしていることです。
相手に連絡できない状況を自分でつくりだすことが必要です。
スマートフォンや手帳、パソコンの住所録などに残っている元彼や元カノの連絡先は、全て削除しましょう。
つらいかもしれませんが、本当に腐れ縁を断ち切りたいなら行動しなければいつまでも変わることはできません。
次の新しい素敵な出会いを引き寄せるためにも、勇気をだして削除するべきです。
断ち切る方法2. 二人の思い出の品や写真を全て処分する
長い間腐れ縁が続いていると、元彼や元カノからのプレゼントや写真など、思い出が詰まっている物が増えていきます。
こうした物に囲まれていると、いつまでも依存してしまい関係を断ち切れません。思い切ってすべて処分してしまいましょう。
思い出が詰まっている物や写真などを処分すると、物理的に見えなくなるだけでなく精神的にもすっきりして、新しい恋への意欲が高まるはずです。
断ち切る方法3. 近所に住んでいる場合は思い切って引っ越ししてみる
腐れ縁の相手との家が近いと、関係を断ち切るのはなかなか難しいでしょう。
近くにいると思うとつい会いに行ってしまいますし、会わないようにしていても偶然道でばったり…となる可能性が高いからです。
本気で断ち切りたいと思っているなら、偶然会うことがない程度の場所へ引越すのもひとつの方法でしょう。
思い出の品を捨てるのと同様に、元彼や元カノへの執着を捨てる方法として効果的です。
断ち切る方法4. 恋愛を忘れるくらい趣味や仕事に没頭してみる
恋愛面で腐れ縁になりやすい人は、恋愛関係に依存しがちという特徴があります。
好きな人がいる、付き合っているという状況がないと自分はダメだと思い込んでいて、愛情がなくても誰かがいればいいという思考になりがちです。
一度恋愛から他のことに興味を向けてみましょう。
仕事を一生懸命して上司に評価されたり、趣味を楽しんで新しい友達ができたりすると、依存性が薄れてきて何事にも意欲的になれる可能性が高いです。
断ち切る方法5. 出会いの場に足を運んで、新しい恋をスタートする
そもそも恋愛は、お互いに愛情を伝え合い信頼し合って一緒に成長していけるような関係であるべきです。
「寂しいから」「昔から知っているから」という理由で付き合っているのでは、将来が見えず何の糧も得られません。
自分のことを大切にしてくれる人がどこかにいると考えて、友達の集まりやコンパなど出会いが期待できる場に参加してみましょう。
腐れ縁を断ち切れるだけでなく、新しい出会いによって本来の恋愛関係を手にできるかもしれません。
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腐れ縁の相手を断ち切って、新たな一歩を踏み出しましょう。
腐れ縁が続いている間は、実は苦しくつらいと自分自身も感じているはずです。
腐れ縁の関係では明るい未来がやってくる可能性はほとんどないと、本当は分かっているのです。
必要なのは、まず一歩を踏み出す勇気。
しっかりと現実を見つめ、幸せになるには必要ないものなのだと腐れ縁をすっぱりと潔く断ち切ることで、前向きに過ごしていける日々を手に入れましょう。
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