一生独身でいる男女のメリット&デメリット|一人で生きるための準備とは
「一生独身のメリットデメリットは?」
「一生独身でも楽しく過ごす方法は?」
しばらく恋人ができない期間が続くと、一生独身でいようかなと思う瞬間ってありますよね。
今回は、一生独身でいようと思っている男女に向けて、将来に必要な準備をお教えします!
一生独身で生きようかな…と思う時ってありますよね。
「一生結婚なんてするものか」とまではいかなくても、「結婚とは無縁だし、一生独身で生きていこうかな…」と思うときがある人もいるのではないでしょうか。
もちろん単純に出会いがなくてその道を選ぶ人もいるでしょうし、あえて自分の意志で生涯独身の道を選ぶ人もいるでしょう。
そんな一生独身でいる覚悟を決めるとき、どんな準備をしておけばいいか知っていますか?
今回は、一生独身でいるメリット・デメリット、一生独身の道を選んだ偉人たちなど、まとめてご紹介します。
一生独身の実態!一生独身ってどのくらいいるの?
最近では社会的にも「結婚しない人」が増えているとはいえ、実際に一生独身の道を選ぶ人は、どのくらいいるのでしょうか。
総務省統計『国勢調査報告』が発表した「2015年度の生涯未婚率」は、男性が23.6%、女性が14.1%となっています。
パーセンテージで見るとわかりづらいかもしれませんが、言いかえれば男性は4.2人に1人、女性は7人に1人が生涯独身の道を選んでいることに。そう言われると多いような気がしますよね。
一生独身のメリットとデメリットは?
「一人のほうが自由だし、一生独身でいようかな…」と思っても、本当に良いことばかりでしょうか。ここでは、一生独身でいるメリットとデメリットをそれぞれ7個ずつ解説していきます。
一生独身でいるメリット7つ
まずは、一生独身でいることで得られるメリットから。一生一人でいるのは寂しい気持ちになる気もしますが、実際はたくさんのメリットがあります。7つのメリットを見ていきましょう。
一生独身のメリット1. お金が自由に使える
独身の人は、既婚者に比べて自由にお金を使えることがメリット。
家庭の事情にもよりますが、ほとんどの既婚者の場合は、毎月家庭に生活費を入れなければなりません。子供がいれば、養育費や教育費もかかるでしょう。2人のお金として考えるために、自分の好きなことに対して自由にお金が使えることは、ほとんどなくなります。
自分が一生懸命働いたお金を、自分の好きなことに自由に使える。これは大きなメリットだといえるでしょう。
一生独身のメリット2. 1人の時間を多く確保できる
時間を自由に使えるのも、一生独身でいることのメリットのひとつ。
結婚してパートナーと生活を共にするということは、必然的に1人でいる時間は減ってしまいます。1人でいる時間って、リラックスできる大切な時間である人も多いでしょう。でも、結婚して家の中にいると、「パートナーや子供に時間を取られて、自分の時間が全くなくなってしまった」なんてことも…。
一生独身でいれば、1人の時間を多く確保できることになりますよね。
一生独身のメリット3. 趣味や仕事に打ち込める
「趣味に生きたい」「仕事に生きたい」という人にとっても、結婚はしがらみになりえます。一生独身の道を選べば、全力で趣味にも仕事にも打ち込めるのです。
独身者は、自分のリソースを自分の判断で決められます。休日も仕事で家をあけることに文句を言われることもありませんし、趣味のライブを見るために遠征して家をあけても注意されないでしょう。
一生独身のメリット4. しがらみのない自由な恋愛ができる
しがらみにとらわれず、自由に恋愛ができるのも、一生独身でいることの大きなメリットのひとつ。
結婚したら、一生パートナー以外との恋愛はできないということです。既婚者でも恋愛を楽しんでいる人もいるかもしれませんが、トラブルになったときには離婚や慰謝料などの面倒ごとが免れません。
結婚しなければ、付き合うのも別れるのも自由なのです。
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一生独身のメリット5. 転職などの新たな挑戦がしやすい
結婚してパートナーや子供がいると、転職など人生の新たな挑戦をするにも、しがらみになってしまうことがあるでしょう。収入が不安定になれば、自分だけでなく当然家族にも負担をかけてしまうことになります。
しかし、独身の場合は、既婚者よりも気軽に転職しやすいでしょう。収入面も自分1人の心配だけで済みます。また、「転職でなく、独立して企業する」といったより高い目標を持った挑戦も、既婚者よりしやすいでしょう。
一生独身のメリット6. 住む場所を自由に選べる
結婚している場合は、自分1人の判断だけで家を決められないので、簡単に引っ越すことが難しくなってしまいます。子供がいればなおさらです。
しかし、独身ならば、誰の判断をあおがなくても、自分の意思だけで住む場所を自由に選べるのです。会社の近くに住めば、通勤時間を減らして時間を有意義に使うことも可能でしょう。
一生独身のメリット7. 他人のことを気にしなくていい
結婚することは、誰かと生活を共にするということ。家に帰って誰かが待っていてくれる嬉しさもあるかもしれませんが、反対に「待っているから早く帰らなきゃ」と気を遣う懸念事項でもあります。
また、友達を気軽に家に呼ぶのも難しくなるでしょう。お風呂や洗面所の利用にも気を遣うかもしれません。誰にも気を使わずに生活できるというのは、独身の大きなメリットです。
一生独身でいるデメリット7つ
一生独身でいることは魅力的なメリットが多いと思いがちですが、もちろんデメリットも存在します。続いては、一生独身でいるデメリットを7つ見ていきましょう。
一生独身のデメリット1. 孤独を感じることがある
自由と表裏一体なのが孤独感。若いうちは仕事や趣味に打ち込んでいたり、気の合う友人と遊んで忙しく過ごしたりするのもいいでしょう。
しかし、歳をとるにつれて、周りの友人は結婚していったり、仕事も落ち着いてしまったり。そうした時に、強い孤独を感じることがあります。
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一生独身のデメリット2. 家族や親戚の結婚への圧力がすごい
最近では生涯独身の道を選ぶ人が増えたとはいえ、やはり親世代から見れば子供には結婚してほしいもの。孫が見たいという願望もあるでしょう。
そのため、実家に帰ったり親戚の集まりがあったりするたびに「結婚はまだなの?」と圧力をかけられることもあるでしょう。勝手にお見合いをセッティングされていて、お相手の写真が送られてきた、なんて話もよく聞きます。
自分の道は自分で決めるべきですが、親の立場からすれば、子供は結婚してくれた方が安心だと思っているのです。
一生独身のデメリット3. 介護や病気になったときに面倒を見てくれる人がいない
一生独身でいることの大きなデメリットが、病気になった時や介護が必要な状態になった時、面倒を見てくれる人がいないことです。
若いうちはいいかもしれませんが、歳をとるにつれて、体のあちこちにガタも出てきます。体が弱っている時は心も弱ってきますから、独身でいることを後悔することもあるでしょう。
辛くて寝込んでいても、支えてくれる人はいません。人一倍健康に気を使って生活する必要があるといえます。
一生独身のデメリット4. 食事や生活リズムが偏る可能性が高い
一生独身でいるということは、生活における全ての責任を自分で負わなければならないということ。生活に口出ししてくる人がいないのは楽でありメリットでもありますが、裏を返せばデメリットにもなりうるのです。
帰っても食事を作って待っていてくれる人もいませんし、何時までに帰らなければと気にする必要もありません。そのため、仕事が忙しい時期には、外食やコンビニ弁当ばかりの生活になってしまう可能性も。
生活に口出ししてくれる人がいない分、自分で気を遣わなければ生活リズムが乱れる可能性があります。
一生独身のデメリット5. 周りの家族がうらやましく感じることがある
20代や30代のうちは、打ち込む仕事があったり独身の友人も多かったりして、あまり気にならないかもしれません。
しかし、40代50代になるにつれて、周囲にも既に家庭を持っている人が増えてくるでしょう。そうなってくると、友人との話の中に、どうしても結婚や家庭での話題が増えます。子供がいる場合は、育児の話題も多いでしょう。
そのような時に、ふと周りの家族をうらやましく感じたり、なんとなく寂しいような気持ちになったりしてしまうこともあります。
一生独身のデメリット6. 自分の子孫が残せない
婚外子など特別な状況を除けば、一生独身でいるということは、子供をもたないことになります。
親から「孫の顔が見たいわ」なんて催促されることもあるでしょう。また、人間の本能としては、自分の子孫を残したいと思うものです。しかし、一生独身を選択すれば、子供を残すという選択肢を捨てることにも繋がります。
老後の自分を介護してくれたり看取ってくれたりする子供もいないので、生涯孤独の道を選ぶことになるともいえるでしょう。
一生独身のデメリット7. 育児という経験ができない
一生独身でいるのは、自分の子孫が残せないことともリンクして、育児の経験ができないことでもあります。
当然、育児は楽しいことばかりでなく、大変な側面もあります。しかし、大変なこと以上に、育児を通して得られる楽しいことや嬉しいこともあるものです。
独身の場合には、婚外子のような特別な状況を除けば、育児という一生を通した貴重な経験はできないでしょう。
一生独身の人が今から準備しておくべきこと
一生独身でいるメリットとデメリットがわかったところで、もし一生独身でいる覚悟ができたのであれば、今から準備しておかないといけないことがいくつかあります。
ここからは、独身でいるための準備について詳しく紹介していきましょう。
準備しておくべきこと1. 老後のために十分な貯金をしておく
一生独身でいるのであれば、まず必要になる準備が、老後のための十分な貯金。
若いうちに、「お金を使うのは自由だから」といって使い込んでしまってはいけません。もし、将来お金に困ったとしても、周りに助けてくれる人は誰もいないのです。自分の将来のための備えも、自分自身でしておく必要があります。
若いうちからコツコツと、老後に向けた備えをしておきましょう。
準備しておくべきこと2. 健康な身体つくりをしておく
一番重要なのは、健康な身体づくりをしておくこと。健康はお金に代えられない大切な財産のひとつです。
健康な身体さえあれば、ある程度の年齢までは働き続けられます。また、大きな病気にならなければ、医療費の負担も減らせるでしょう。健康な身体を維持することで、ある程度のお金のリスクを回避できるのです。
体調を崩してからでは遅いですよ。若いうちから食生活や生活リズムに気を遣い、適度な運動をし、健康な身体作りに努めてくださいね。
準備しておくべきこと3. 入るべき保険を確認しておく
どんなに備えていても、どうしても回避できない不慮の事故や病気の可能性は否定しきれません。そんな時、一生独身の道を選んだあなたを支えてくれる人はいないので、働けなくなれば収入は途絶えてしまうでしょう。
もしもの事態に備えて、しっかりと入るべき保険を確認しておくことが大切です。保険は、大きな病気で入院費や手術費がかさんだ時のための医療保険やがん保険といったジャンル、年齢や貯蓄型などの形態まで種類がたくさん。
独身であっても財産を残したい人がいるのであれば、生命保険も検討するといいでしょう。
準備しておくべきこと4. 公共の福祉サービスを把握しておく
一生独身でいる人は、困った時に頼れる家族はいません。そのため、もしもの時に頼れるものを把握しておく必要があります。
公共の福祉サービスとして、介護保険制度や民生委員、地域支援事業などの制度が自治体に用意されています。利用できるサービスは自治体によって異なる場合が多いので、事前にしっかりと把握しておきましょう。
準備しておくべきこと5. 成年後見制度について知っておく
一生独身でいる際に心配なのが、いくら健康に気を遣っていても判断能力が低下してしまうこと。認知症になってしまった場合、家族がいない人でもリスクを回避するために利用できる制度として用意されているのが「成年後見制度」です。
成年後見制度は、「法定後見制度」と「任意後見制度」に分けられます。それぞれにメリットとデメリットがあるので、正確な判断ができるうちから準備しておくべきだと言えるでしょう。
準備しておくべきこと6. 兄弟親戚やご近所さんと良好な人間関係を築く
生涯独身の道を選んだ時、一番頼れるのは兄弟姉妹や親戚でしょう。
どんなに覚悟を決めても、生きているうちに困ってしまうことがないとは言い切れません。いざと言うときに頼れる相手として、兄弟姉妹や親戚との信頼関係を構築しておくべきです。
また、もしもの時に備えてご近所さんとも良好な人間関係を築いておくに越したことはありませんよ。
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準備しておくべきこと7. 死んだあとの相続者を決めておく
一生独身でいる覚悟をするのであれば、死んだあとのことまで考える必要があります。大げさかもしれませんが、できれば早い段階から相続者を決めておくべきです。
もし、賃貸ではなく持ち家の場合、死んだあとに相続の問題が発生します。兄弟姉妹や親戚がいれば、その中から選ぶのでもいいでしょう。40代ぐらいでも、人生は何があるかわかりません。目星だけでもつけておいた方が安心できますね。
相続したい相手が決まっているのであれば、「弁護士に相談する」「財産分与の遺言書を書く」といった準備をしていく必要もあります。
一生独身を貫いた有名人や偉人たち
最後に、一生独身で生涯を終えた有名人や偉人を紹介していきます。どんな人物がいるのか見ていきましょう。
独身を貫いた有名人① 宮沢賢治
詩人・童話作家として知られる宮沢賢治。彼は、一生を独身で終えた人物です。
童話『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』や、宮沢賢治が亡くなってから発見された遺作のメモ『雨ニモマケズ』が有名ですよね。子供から人気がある童話を多数書いていたことから、結婚していたと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、生涯独身を貫き、37歳という若さでこの世を去っています。
独身を貫いた有名人② 上杉謙信
戦国武将として知られる上杉謙信も、生涯独身を貫きました。
当時の流れで考えれば、彼ほどの大名であれば、女性に困ることはまずありえませんし、国政のためにも世継ぎが必要なはずです。しかし、彼は妻をとらず、実子を作らず、3人の養子がいました。
そのため、やはり彼の死後には後継者争いが起こり、一時的に国が乱れる原因にもなったようです。
独身を貫いた有名人③ レオナルド・ダ・ヴィンチ
史上最高の画家ともいわれるレオナルド・ダ・ヴィンチもまた、生涯独身の道を選んだ1人です。
なぜ、生涯独身を貫き通したのかは謎に包まれている部分が多いようです。天才肌な人物であったため、一般人とは感性が違い、自分に合った女性を見つけられずに歳を重ねてしまったのではないかと言われています。
また、精神分析学者が「同性愛者だったのではないか」と推測していますが、それも確固たる証拠はありません。
独身を貫いた有名人④ 長谷川町子
国民的な作品『サザエさん』の作者として知られる長谷川町子。若い頃の彼女の外見は、「サザエさんそのもの」とも言われています。
代表作でもある『サザエさん』は、ひとつ屋根の下で巻き起こる大家族のにぎやかで楽しい日常を描いた作品。そのため、彼女自身も結婚して子どもがいるイメージがあるかもしれません。しかし、生涯独身を貫き、72歳で亡くなっているのです。
独身を貫いた有名人⑤ ココ・シャネル
女性の憧れブランド『シャネル』を立ち上げた、ココ・シャネル。彼女は「仕事と恋に生きた女性」とも言われますが、結婚には縁がなく、生涯独身を貫きました。
恋愛経験は豊富だったようで、彼女自身も決して「結婚しない」と思っていたわけではなく、縁がなかったのです。現在独身の女性でも、「絶対に結婚したくない」と思っている女性は少ないのではないでしょうか。
彼女は結婚を望みながらも、結果的に生涯独身を貫き、仕事で成功し、自分なりの人生で幸せを手に入れた人物だといえます。
独身を貫いた有名人⑥マザーテレサ
多くの貧困者や病人に対して愛を届け、数多くの名言を残したマザーテレサ。そんな愛に溢れた彼女も、生涯独身のままでした。
というのも、結婚して1人の人に愛を注ぐことよりも、貧困者を救うことを使命だと感じていたからだと言われています。最後の最後まで彼女はその使命を全うし、世界中に影響を及ぼしました。もちろん、今でも彼女の功績や名言は語り継がれています。
一生独身を選択する人は、しっかり準備をして備えましょう。
多様な生き方が認められつつある現代社会。結婚することだけが幸せの全てとはいえないでしょう。自分の道を見据えて、一生独身の道を選択することもひとつの幸せかもしれません。
時には孤独感に襲われることもあるでしょうし、独身であるがゆえに大変なことも数多くあるでしょう。もし、生涯独身の道を選ぶのであれば、将来を考えた準備が必要です。準備ができていれば、きっと独身生活でも楽しめる、豊かな人生になるはずですよ。
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