【海外】探偵小説のおすすめ20選|初心者でもハマる定番作品から人気の話題作を徹底ガイド

HaRuKa 2022.08.18
海外の面白いおすすめの探偵小説をお探しの方へ。今記事では、初心者でも読みやすいおすすめの探偵小説をご紹介します。多くの人に読まれている人気作品も解説するので、おすすめの海外探偵小説をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください!

最近は、海外の探偵小説作品も数多く翻訳されている

【海外】探偵小説のおすすめ

海外の探偵小説には、舞台背景やユニークな登場人物など、日本の探偵小説とは異なった魅力が詰まっています。

最近では海外の探偵小説のうち、日本語訳されているものが増えているので、英語が読めない方でも手軽に海外作品の探偵小説が楽しめますよ。

あなたのお気に入りの作家やシリーズを、ぜひ見つけてみましょう。


海外の探偵小説の選び方|購入する前に確認すべき点とは

海外の探偵小説には多くの面白い人気作品があり、どうやって自分好みの作品を見つけるかわからない人もいるでしょう。

そこでまずは海外の探偵小説を購入する前に確認すべき点について、解説します。

ポイントを踏まえつつ、あなた好みのミステリー作品を見つけましょう。


海外の探偵小説の選び方1. シリーズものから選ぶ

お気に入りとなった小説は、できるだけ長く楽しみたいですよね。

探偵小説の中には、1冊のみの単発ではなくシリーズものとして出版されているものもあります。作家の作品テイストや登場人物などの設定が好きになれば、その後シリーズを何冊も楽しんでいけるので、無理なく探偵小説を読み進めて行けるようになりますよ。徐々に明かされていく主人公の過去など、シリーズものならではの楽しみ方が可能です。

飽きることなく楽しめるシリーズものを選ぶのがおすすめですよ。


海外の探偵小説の選び方2. 作家から選ぶ

せっかく買った本が面白くなかったら、本を買ったお金や読むのにかけた時間を無駄にした気になって嫌ですよね。

海外の探偵小説の中には、ベストセラーを多く生み出した有名作家が書いている作品もあります。多くの人に読まれている人気作家の作品なら、あなたにも楽しめる可能性が高いはず

コナン・ドイルやアガサ・クリスティーといった古典的名作の作者や、ダン・ブラウンなど世界各国で翻訳版が出版された作家の作品は安定して面白いのでおすすめです。


海外の探偵小説の選び方3. ジャンルから選ぶ

面白いと聞いて読んだ作品も、自分には作風が合わなくて楽しめなかったということもあるでしょう。

海外の探偵小説も、ジャンルによって作品のテイストは大きく異なります。ハードボイルド系のものやスパイもの、また異世界ファンタジー系の作品などジャンルは様々。これまで読んできた本を振り返ってみると、自分が好きな作品のジャンルが見えてくるはず。

探偵小説を選ぶ時にも、自分の琴線に触れやすいジャンルを選ぶのがおすすめです。


海外の探偵小説の選び方4. 映像化されているものから選ぶ

文章だけではなかなか作品の良さを十分理解するのが難しい、ということもありますよね。

人気の海外探偵小説は映画化やドラマ化されていることがあります。文章では話を理解するのが難しい作品も、映像作品でみることで理解しやすくなりますよ。また、小説も十分に楽しめたという人は、小説を読んだあとに映像で振り返りこともでき、より作品や登場人物への理解を深められるメリットも。

海外小説初心者の方は、映像作品と一緒に小説を楽しめる作品を選んでみるのがおすすめですよ。


海外の探偵小説のおすすめ20選|海外の有名作品を徹底解説

古典的名作から現代の新しい作品まで、海外小説はたくさんあるので自分に合った作品を見つけるのも一苦労ですよね。

そこでここからは海外の探偵小説のおすすめ人気作品20選をご紹介します。

ぜひ、チェックしてみてくださいね。


海外の探偵小説のおすすめ1. オリエント急行の殺人

オリエント急行の殺人 (クリスティー文庫)
おすすめポイント
  • 主人公ポアロの華麗な推理はファンも多く、探偵ミステリー好きも楽しめる
  • ポアロシリーズとして、多数の作品があるので、長く読み続けられる
  • 海外の古典的名作の1つであるアガサ・クリスティーの人気作品で、探偵小説初心者も読みやすい

『オリエント急行の殺人』は、名探偵ポアロがオリエント急行という豪華列車の中で起こる事件を解決していく物語。

乗客全員にアリバイがある中で、一体ポアロ探偵がどうやって犯人を追い詰めていくのか。アリバイ崩しというミステリーの王道展開の捜査や推理に、読み応えがある作品です。アガサ・クリスティー作のポアロ探偵作品はシリーズ化もされている名作。

ポアロの鮮やかな推理がミステリー好きにも高く評価されているおすすめ作品です。

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商品ステータス

  • 著者:アガサ・クリスティー
  • 出版社:早川書房
  • 発売年:2011(年)
  • 推理ジャンル:探偵
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ2. ダ・ヴィンチ・コード(上)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)
おすすめポイント
  • 映画化もされている作品だから、映画も見れば新しい発見がある
  • 世界的な海外ベストセラーで、読者も多くいろいろな人と感想を言い合う楽しみもある
  • 次々に出てくる謎の真相が気になって、時間も忘れて読み進めてしまう1冊

『ダ・ヴィンチ・コード』は、様々な言語に翻訳され世界的なベストセラーになった長編推理小説。

レオナルド・ダヴィンチ作品の『モナリザ』や『最後の晩餐』といった名作にまつわる謎や噂話と関連させた内容で、深まる謎に思わず答えが知りたくて時間も忘れて読み進めてしまう1冊。フィション作品ながら、ダヴィンチ作品の研究者たちの間で多くの議論もかわされている話題作。

謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれるベストセラーとして、イチオシです。

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商品ステータス

  • 著者:ダン・ブラウン
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売年:2013(年)
  • 推理ジャンル:ミステリー
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ3. ネバー・ゴー・バック(上)

ネバー・ゴー・バック(上) (講談社文庫)
おすすめポイント
  • トム・クルーズ主演の映画作品が原作だから、アクション描写の迫力に引き込まれる
  • 主人公のピンチに、ハラハラドキドキの感情体験ができる
  • 映画を先に見て内容を理解しておけば、ミステリー系小説の初心者でも読みやすい

トム・クルーズが主演を務めた映画作品を原作とした小説が『ネバー・ゴー・バック』。

アメリカ陸軍110特別部隊所属のジャック・リーチャーは、身に覚えのない犯罪容疑をかけられピンチ。追われる身ながらも、軍の秘密を感じ取って真相を探るジャック。ジャックを襲うピンチに手に汗握るハラハラドキドキのストーリー展開があなたを引きつけます。

映画原作ならではのアクション描写とスピード展開でスリルを味わいたい人は、ぜひ読んでみてください。

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商品ステータス

  • 著者:リー・チャイルド
  • 出版社:講談社
  • 発売年:2016(年)
  • 推理ジャンル:サスペンス
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ4. ロング・グッドバイ

ロング・グッドバイ フィリップ・マーロウ (ハヤカワ・ミステリ文庫)
おすすめポイント
  • 感情描写はなく客観的な表現を特徴とするハードボイルド作品の代名詞的存在で、広く人気がある
  • 主人公の探偵フィリップ・マーロウの生き様のかっこよさが心に響く
  • ただ事件を解決するだけではなく、事件の裏の悲しい真相が記憶に残る1冊

ハードボイルドの代名詞ともいわれる探偵フィリップ・マーロウシリーズの名作『ロング・グッドバイ』。

私立探偵フィリップ・マーロウは、一緒に酒を飲む中でテリー・レノックスと友情を深めるも、レノックスは妻の殺人容疑をかけられ自殺。事件の裏には、隠された悲しい真相が。日本の作家村上春樹による新訳版としても話題の1冊です。

ハードボイルド作品特有の淡々とした文体で描かれるフィリップ・マーロウのかっこいい生き様や名言が、あなたを勇気づけてくれますよ。

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商品ステータス

  • 著者:レイモンド・チャンドラー
  • 出版社:早川書房
  • 発売年:2010(年)
  • 推理ジャンル:探偵
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ5. シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】

シャーロック・ホームズの冒険 【新訳版】 シャーロック・ホームズ・シリーズ (創元推理文庫)
おすすめポイント
  • 知らない人はいないほどの超有名探偵シリーズ作品として、納得の面白さ
  • ホームズとワトソンの名コンビの会話や活躍にファンも多く、2人の関係も魅力
  • 新訳版が出ていて日本語や表記が現代に合っており、読みやすい

シャーロック・ホームズといえば、日本人でも知らない人はいないほど有名な探偵小説の主人公。

『シャーロック・ホームズの冒険』は、シリーズの中でも『ボヘミアの醜聞』や『赤毛組合』など、ホームズの有名作品を多数収録した1冊。探偵ホームズと助手のワトソンの活躍に、あなたもきっとファンになるはず。新訳版は日本語も読みやすく、初心者にも嬉しいポイント

海外の探偵小説は初挑戦というあなたにも、おすすめの1冊です。

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商品ステータス

  • 著者:アーサー・コナン・ドイル
  • 出版社:東京創元社
  • 発売年:2010(年)
  • 推理ジャンル:探偵
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ6. ミスター・メルセデス 上

ミスター・メルセデス 上 (文春文庫)
おすすめポイント
  • モダンホラー作家として有名なスティーブン・キング初のミステリーで、スティーブン・キングの小説の読ませ方のうまさを堪能できる
  • 元刑事と殺人犯のバトルの構図で、勝負の行方に目が離せない
  • 刑事目線だけではなく、殺人犯目線でも描かれる斬新な表現で、最後まで飽きずに読める

非現実的な世界観を特徴としたホラー作品の作者として知られるスティーブン・キング。

『グリーンマイル』や『スタンド・バイ・ミー』といった名作の作者である彼が初めて書いたミステリーとして有名なのが『ミスター・メルセデス』。退職した刑事ホッジズのもと届く、未解決事件の犯人からの挑戦状。ホッジズVS殺人犯の戦いが刑事と殺人犯の両目線で描かれ、世界観に引き込まれます。

善VS悪という王道ストーリーが好きな人に最適です。

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商品ステータス

  • 著者:スティーブン・キング
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売年:2018(年)
  • 推理ジャンル:ミステリー
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ7. クリスマス・プレゼント

クリスマス・プレゼント
おすすめポイント
  • 短編集なので、長編ものを読むのが苦手な人でも気軽に読みやすい
  • どんでん返しの展開で、驚きの読後感を得られる
  • 登場人物がユニークで、思わずストーリーを読み進めてしまう魅力がある

長いストーリーの小説は、読むのが大変と思っている人もいるはず。

『クリスマス・プレゼント』は、16個の短編を収録した1冊。1つ1つのお話が短めなので、長編のストーリーを読むのが苦手な人でも読みやすいのが特徴。作者のジェフリー・ディーバーはどんでん返しを得意としており、思わぬ結末で読者を魅了。オタク少年の逆襲、未亡人と詐欺師がお互いに騙し合うなどユニークな話が詰まっています。

短編を手軽に読みたい人に、イチオシです。

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商品ステータス

  • 著者:ジェフリー・ディーヴァー
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売年:2005(年)
  • 推理ジャンル:ミステリー
  • 映像化歴:ー

海外の探偵小説のおすすめ8. ザ・チェーン 連鎖誘拐 上

ザ・チェーン 連鎖誘拐 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
おすすめポイント
  • 連鎖誘拐システムというユニークな設定が、面白い
  • 誘拐の被害者から犯人となった登場人物の結末に興味をそそられ、思わず読み始めてしまう面白さ
  • スピード感ある展開だから最後まで読みやすい

『ザ・チェーン 連鎖誘拐』は、タイトル通り被害者であったレイチェル自身が誘拐犯へと変わって誘拐の連鎖が起こる物語。

誘拐された娘の開放条件に、ビットコイン送金と別の子供を誘拐しろと要求されたレイチェル。被害者ではなく加害者に変貌してしまったレイチェルの運命の行方から目が離せません。ストーリー展開もスピーディーでテンポ良く読めるのがGOOD。

結末まで迫っていくハラハラ感を楽しみたい人は、ぜひ読むべき1冊ですよ。

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商品ステータス

  • 著者:エイドリアン・マッキンティ
  • 出版社:早川書房
  • 発売年:2020(年)
  • 推理ジャンル:サスペンス
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ9. ザリガニの鳴くところ

ザリガニの鳴くところ
おすすめポイント
  • 主人公カイアの孤独感や寂しさの感情が繊細に表現されており、共感できる
  • 翻訳の日本語が美しく、自然風景が鮮やかに思い浮かぶ
  • ラストシーンの衝撃の結末で、読了後の余韻が強く残る

湿地で男性の死体が発見された事件をめぐる物語を描いたのが『ザリガニの鳴くところ』。

犯人の疑いをかけられるのは、家族に見捨てられ長く孤独な人生を生きてきたカイア。カイアの孤独感を繊細に描いた作品で、孤独や寂しさに思うところある人には共感できる部分も多いはず。カイアの人生と不審死の事件は思いもよらない展開へ。翻訳の日本語の美しさも話題。

ミステリーを楽しみつつ孤独感の癒しを求めている人に、おすすめ小説です。

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商品ステータス

  • 著者:ディーリア・オーエンズ
  • 出版社:早川書房
  • 発売年:2020(年)
  • 推理ジャンル:本格
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ10. 死のドレスを花婿に

死のドレスを花婿に (文春文庫)
おすすめポイント
  • ピエール・ルメートル作品特有の狂気に、サイコサスペンスらしいゾッとする恐怖を感じられる
  • 1章ごとの話の切り方がうまく、驚きの連続を味わえる
  • 衝撃の結末で、最後まで楽しめる

普通ではない人間の狂気や異常さを感じさせるのが『死のドレスを花婿に』です。

「記憶をなくしている間に自分は人を殺しているのでは?」と悩む主人公ソフィーが、精神的にどんどん追い詰められていくさまは、読んでいる人の心にも恐怖を感じさせる破壊力。1章ごとの区切り方も読者に「え?」と驚きを与える秀逸さです。狂気や恐怖感の描写に定評がある、ピエール・ルメートルならではの作品。

人の残虐さや狂気を垣間見たい人に人気の作品です。

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商品ステータス

  • 著者:ピエール・ルメートル
  • 出版社:文藝春秋
  • 発売年:2015(年)
  • 推理ジャンル:サスペンス
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ11. カササギ殺人事件

カササギ殺人事件 上 (創元推理文庫)
おすすめポイント
  • アガサ・クリスティーファンなら思わずクスッと笑える遊び心満載で楽しめるオマージュ作品
  • 構成の完成度が高く、犯人推理の謎解きが楽しめる
  • 言葉遊びの要素を損なうことなく日本語訳されており、原作の面白い表現が愉快

ポアロ作品の作家として有名なアガサ・クリスティーへのオマージュ作品として有名なのが『カササギ殺人事件』。

ポアロやミス・マープル作品にも通じるイギリスの田舎が舞台。衝撃のラストやどんでん返しがあるわけではないにもかかわらず、構成の巧みさと犯人探しの謎解きの魅力で読者を引きつける作品です。

作家や関係者の名前など、遊び心にあふれ、アガサ・クリスティーファンなら合わせて読みたい必読のオマージュ作品です。

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商品ステータス

  • 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
  • 出版社:東京創元社
  • 発売年:2018(年)
  • 推理ジャンル:探偵
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ12. 黒猫/モルグ街の殺人

黒猫/モルグ街の殺人 (光文社古典新訳文庫)
おすすめポイント
  • 世界最初の探偵小説と言われており、探偵小説好きとしては読んでおくべき1冊
  • 多くを語らない無駄のない文章構成で、読者の想像力が掻き立てられる
  • ホラー的要素も強く、怖いもの好きなら特に楽しめる

世界初の探偵小説といわれているのが、エドガー・アラン・ポーが書いた『モルグ街の殺人』。

ポーの代表作8つを収録した1冊で、古さを感じさせないトリックに時代を超えて愛される魅力があります。探偵オーギュスト・デュパンが鮮やかにトリックを推理して解決していく展開は、探偵推理ミステリーの王道。『黒猫』はラストシーンの衝撃さが忘れられなくなる展開です。

探偵小説好きなら押さえておきたい古典的推理小説ですよ。

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商品ステータス

  • 著者:エドガー・アラン・ポー
  • 出版社:光文社
  • 発売年:2006(年)
  • 推理ジャンル:探偵
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ13. ウッドストック行最終バス

ウッドストック行最終バス モース主任警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
おすすめポイント
  • イギリスの有名シリーズモース主任警部の魅力が詰まった代表作で、知っておいて損はない
  • オクスフォードを舞台とした、少女の死と失踪した少女の行方をメインに伏線回収がうまい
  • ラストの新事実も見逃せず、最後まで展開から目が離せない

イギリスではシャーロック・ホームズシリーズと同じく、知らない人がいない国民的名作モース主任警部シリーズの1作目が『ウッドストック行最終バス』。

ヒッチハイクをしていた少女の1人が遺体となって発見され、もう一人の少女は失踪。少女の死の真相と、消えた少女の行方を追うモース主任警部の名推理が光ります。謎解きセンスと大胆な発想力というモース主任警部の魅力が分かる作品。

本格派ミステリー作品を探している人に、ぜひおすすめしたい1冊です。

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商品ステータス

  • 著者:コリン・デクスター
  • 出版社:早川書房
  • 発売年:1988(年)
  • 推理ジャンル:本格
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ14. 歯と爪【新版】

歯と爪【新版】 (創元推理文庫)
おすすめポイント
  • ラストから急激に面白くなる展開で、最後まで目が離せない面白さ
  • 本の最後が袋とじになっている変わった作りで、読者を楽しませてくれる
  • 意外なトリックだけではなく、ラストの感情描写も緻密で胸を打つ

ラストのどんでん返しの衝撃が忘れられない『歯と爪』。

遺体が見つかっていない事件をめぐる裁判を中心とした物語。淡々と物語の全貌が明かされていく中、ラストの思わぬ展開に面白さも急上昇。結末の驚きだけではなく、登場人物をめぐる復讐や悲しみといった様々な感情が交錯する展開が見どころですよ。

ラストが袋とじになっているというギミックでも読者を楽しませてくれるエンターテイメント性のある小説として、人気です。

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商品ステータス

  • 著者:ビル・S・バリンジャー
  • 出版社:東京創元社
  • 発売年:2010(年)
  • 推理ジャンル:サスペンス
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ15. Xの悲劇

Xの悲劇 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
おすすめポイント
  • 構成が分かれており、謎解き編を読むまでに自分で犯人を想像しながら本が読める
  • 古典作品ならではの汽車など時代を感じさせる表現から、時代背景を想像する楽しみがある
  • 『Yの悲劇』などシリーズ展開されているので、エラリイ・クイーンの世界を他の本でも楽しめる

古典的探偵小説の1つ、エラリイ・クイーンの名作。

ニューヨークの電車の中で起こる、ニコチン毒を使った新手の犯行による連続殺人事件。聴覚を失った探偵ドルリー・レーンが犯人を突き止めていく推理力は圧巻。解決編を読む前に、犯人当てをする謎解きも楽しめますよ。古典作品ならではの汽車や路面電車といった時代を感じさせる描写も魅力。

過去のニューヨークの時代風景とともに、犯人当ての謎解きが楽しめる有名作品です。

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商品ステータス

  • 著者:エラリイ・クイーン
  • 出版社:早川書房
  • 発売年:1988(年)
  • 推理ジャンル:探偵
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ16. 瞳の奥に

瞳の奥に (扶桑社BOOKSミステリー)
おすすめポイント
  • 予想外のラストに、思わず衝撃を受ける驚きがある
  • ハッピーエンドのストーリよりも、ダークな展開が好きな人でも楽しめるストーリー
  • Netflixでオリジナルドラマ化されており、小説の衝撃をドラマでも味わえる

スティーブン・キングなど有名作家も絶賛の小説『瞳の奥に』。

ある夫婦と夫の愛人の3人をめぐる愛憎劇が描かれている作品。ラストの予想外の事実は賛否も別れるであろうほどの衝撃。思わず現実世界でも、人を信用できなくなるインパクトがあります。Netflixにてオリジナルドラマ化もされており、映像と合わせて楽しめる1冊ですよ。

単なるハッピーエンドものではなく、ダークな面も描かれた作品が好きな人に人気です。

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商品ステータス

  • 著者:サラ・ピンバラ
  • 出版社:扶桑社
  • 発売年:2021(年)
  • 推理ジャンル:サスペンス
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ17. 寒い国から帰ってきたスパイ

寒い国から帰ってきたスパイ
おすすめポイント
  • フィクション作品ながら、作者が諜報部員ではないかと疑われたほどにスパイの描写がリアル
  • スパイ同士の心理戦など静かな裏の戦いが楽しめる
  • 結末のどんでん返しで、驚きの体験ができる

『寒い国から帰ってきたスパイ』は、スパイ小説作家として有名なジョン・ル・カレの名作。

ベルリンの壁を隔てたイギリスとドイツの諜報部の戦いを描いた作品。作者のジョン・ル・カレ自身が諜報部員と疑われるほどのリアリティ。アクションではなく、心理戦をメインとした地味ながら深い世界観を描いています。英国推理作家協会賞やアメリカ探偵作家クラブ賞などを獲得しており、多くの人が面白いと思える作品。

スパイものが好きな人も大満足の小説です。

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商品ステータス

  • 著者:ジョン・ル・カレ
  • 出版社:早川書房
  • 発売年:2013(年)
  • 推理ジャンル:スパイサスペンス
  • 映像化歴:◯

海外の探偵小説のおすすめ18. 悪魔の羽根

悪魔の羽根 (創元推理文庫)
おすすめポイント
  • 主人公の心理描写が細かく、物語に入り込める
  • ストレートな表現よりも読者に想像の余地を残した解釈の自由度がある
  • イギリスのミステリー女王と呼ばれる有名作家の作品で、安心して読める人気作

イギリスでミステリーの女王と呼ばれるミネット・ウォルターズ作の名作ミステリーが『悪魔の羽根』。

5人の女性の殺害で起訴された元少年兵の3人。しかし、記者のコニーはある人物を疑うも、その人物に監禁されてしまう。無傷で開放されるコニーだが、監禁中の出来事について警察にも話をしないのはなぜなのか。

深い謎や多くを語らず読者の想像力を掻き立てるタイプの作品が好きな人にとっては、うってつけのミステリー小説です。

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商品ステータス

  • 著者:ミネット・ウォルターズ
  • 出版社:東京創元社
  • 発売年:2015(年)
  • 推理ジャンル:サスペンス
  • 映像化歴:×

海外の探偵小説のおすすめ19. ファイアーウォール 上

ファイアーウォール 上 刑事ヴァランダー・シリーズ (創元推理文庫)
おすすめポイント
  • 若者の犯行を理解できない刑事ヴィランダーの人情味に胸を打たれる
  • ただのタクシー運転手を襲った事件かと思いきや、さらなる事件の発生で読者を飽きさせない展開
  • シリーズものだから他の作品でのヴィランダー刑事の活躍も楽しめる

少女2人が、金欲しさにタクシー運転手を殺害する事件を描いた作品。

1人の少女はハンマーで殴り、もう1人はナイフで刺すという犯行。金欲しさという安直な動機の上に、全く反省していない2人に対して戸惑う刑事ヴィランダー。少女たちのふてぶてしい態度にビンタしたところを新聞に掲載され、どんどん孤立していく刑事の葛藤が描かれた名作。

ただのタクシー運転手強盗殺人事件では終わらない展開からも目が離せない、そんな作品を見たい人におすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:ヘニング・マンケル
  • 出版社:東京創元社
  • 発売年:2012(年)
  • 推理ジャンル:サスペンス
  • 映像化歴:ー

海外の探偵小説のおすすめ20. 毒入りチョコレート事件

毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫)
おすすめポイント
  • 1つの事件に対する多重推理が楽しめる作品
  • ミステリー小説でよくある探偵の発言や行動を皮肉る描写があり、これまでの探偵小説とは異なる演出が面白い
  • ストーリー展開のテンポが良く、自然に最後まで読み進められる

毒入りチョコレートを食べた女性が死亡する事件を、犯罪研究会のメンバーたちが挑んでいくストーリー。

犯罪研究会のメンバーが1人ずつ独自の推理を披露するという推理勝負が繰り広げられ、1つの事件に対して複数の多重推理を楽しめるのが最大の特徴。ミステリー小説におけるありがちな演出を皮肉るセリフもあり、ジョークもきいているのが見どころですよ。

ありがちな探偵小説に飽き飽きしている人でも楽しめる1冊として人気です。

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商品ステータス

  • 著者:アントニイ・バークリー
  • 出版社:東京創元社
  • 発売年:2009(年)
  • 推理ジャンル:本格
  • 映像化歴:×

海外でも人気な探偵小説を読んで、謎解きミステリーを楽しもう。

探偵小説にも、古典的名作から現代の社会や文化を反映した新しい小説まで様々あります。ストーリーが面白いだけではなく、個性的なキャラクターや特殊な構成で読む人を楽しませるものも。

たくさんの作家や本があるため、どれから読めばいいか分からなくなってしまうこともあるでしょう。

そんな時は、この記事で紹介したおすすめの人気小説の中からぜひ選んでみてくださいね。

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