読んでおきたい哲学書のおすすめ一覧|初心者でも理解しやすい入門書も紹介!

HaRuKa 2022.11.28
おすすめの哲学書をお探しの方へ。今記事では、哲学書の特徴や選ぶポイントから、おすすめの書籍まで詳しくご紹介します。初心者でも読みやすい人気の本を解説するので、学びたい内容に合う1冊があれば、ぜひ読んでみてください!

哲学書とは?

哲学書のおすすめ

哲学書とは、人生や世界の根本原理が考察された本や、経験に基づいて得られた人生観や世界観が書かれた書物などのことを言います。

古代ギリシャで活躍したソクラテスから、現代の哲学者にいたるまで、多くの賢人たちの言葉が様々な哲学書に残されてきました。

人生や生・死、愛や社会など多くの人が悩みやすい題材が多く、専門知識を知らなくても読める初心者向けの哲学書も揃っていますよ。


哲学書の選び方|購入前に確認すべきポイントを解説

哲学書といっても様々な本があるので、どれを選んだら良いか悩む方も多いと思います。

そこでここからは、どこに注目して選ぶと満足のいく哲学書が買えるのか、哲学書の選び方詳しく解説します。


哲学書の選び方1. 初心者なら入門書を選ぶ

哲学書は、初心者向けに簡単にまとめられた本から上級者や研究者向けに書かれた本格的な本まで様々です。初心者がレベルを間違えていきなり本格的な本を購入してしまうと、難易度が高すぎて読むのが嫌になってしまうことも。

初心者は「そもそも哲学とは何か」といった内容が書いてある書籍や、入門編と書かれている読みやすい本を選ぶなど、専門知識がなくても読める1冊を選ぶのがおすすめです。

難しいテーマの本でも、入門編など難易度低めの本ならば最後までしっかり読むことができますよ。


哲学書の選び方2. 好きな哲学者に触れている書籍を選ぶ

読書は興味がもてる内容のものを選んだ方が理解しやすいですよね。

好きな哲学者がいる場合、その人にフォーカスしている本を選んだ方が関心をもって積極的に読書できるのでおすすめ。また、特に好きな哲学者がいなければ、著名な哲学者たちの思想を簡単に紹介している本を先に読んで比較するのもアリです。

気になる哲学者が見つかれば、その哲学者の書籍を選ぶようにするといいでしょう。


哲学書の選び方3. 特定の思想に特化した作品を選ぶ

哲学書でとりあげられる題材は幅広く、全てを読むとなると膨大な時間がかかってしまいます。できれば何かテーマを絞ること。

見識を深めたかったり、悩んでいたりすることがある場合、そのようなことを題材とした思想に特化した哲学書を選ぶのもおすすめです。

この記事では、人生や生・死、愛や自由など様々な思想の哲学書を紹介しています。

ぜひ興味がある思想をチェックしてみましょう。


哲学書のおすすめ20選|初心者でも読みやすい人気の書籍を大公開

人生や世界について、深く考えるきっかけになる哲学書。

社会人として見識を深めて自己啓発したり、人生について考えたりするために自分に合った哲学書を探している方もいることでしょう。

そこでここからは、古くから読み継がれている名著を現代語訳にしたものやベストセラーなど、おすすめの哲学書を紹介していきます。


哲学書のおすすめ1. 世界の哲学者に学ぶ人生の教室

世界の哲学者に学ぶ人生の教室
  • 12人の哲学者の人生で役立つ考え方にフォーカスした本だから、哲学がわからなくても理解しやすい
  • ソクラテスからサルトルまで世界的に著名な哲学者の言葉だから、重みが感じられて座右の銘などで使える
  • 著者の説明がシンプルにまとめられているから、他の人にすすめる時も説明しやすい

「哲学」という言葉は知っていても、そもそも哲学が自分の人生にどうつながるのか、わからない方も多いのではないでしょうか。

『世界の哲学者に学ぶ人生の教室』は、世界的に著名な12人の哲学者が人生をどう捉えていたかがわかる哲学の入門書です。

「考え方に革命を起こせ」「生きるための方法を探れ」などそれぞれの思想の方向性が4つの章に分けて解説されているから、哲学がわからなくても理解しやすいのが魅力的。

哲学が人生にどう役立つのか知りたい方にイチオシです。

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商品ステータス

  • 著者:白取 春彦、冀 剣制
  • 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日:2019年/1月/25日
  • 題材:12人の著名な哲学者の考え方がどう人生に応用できるか
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ2. 哲学と宗教全史

哲学と宗教全史
  • 新聞やTVなどで話題になった哲学書だから、社会人が見識を広げる本としてぴったり
  • 哲学者や宗教家の相関図がわかるカラージャバラが付いているから、視覚的に理解しやすい
  • 長くて複雑な哲学史や宗教史がわかりやすい言葉で説明されているから、全体像を把握するのに良い

ビジネスシーンなどでは、博識を問われる場面も多いですよね。そんな時に役立つように、せっかく読むなら話題の哲学書で見識を広げておきたいもの。

『哲学と宗教全史』は、ビジネス書大賞を受賞したり新聞各紙で紹介されたりした、世間で注目されている哲学書の一冊

哲学や宗教の歴史や背景がわかりやすい言葉で書かれ、著名な人物の紹介などもされているから、哲学をざっと大まかに知りたい人にはぴったりです。

仕事上、社内外で多くの人と話をしなければならない人は、ぜひこの本を読んでみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:出口 治明
  • 出版社:ダイヤモンド社
  • 発売日:2019年/8月/8日
  • 題材:哲学と宗教の全歴史
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ3. 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義

「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版
  • 「死」にフォーカスして死ぬまでの生き方を考えさせてくれる本だから、生き方に迷っている人にぴったり
  • イェール大学で実際に講義されていた人気授業の本なので、自己啓発本としても安心して読める
  • 形而上学的な難しい内容は省かれているから、哲学の初心者でも読みやすい

「死」について考えたことはありませんか?

『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』は、死ぬまでの生き方を哲学的な観点で考えさせてくれる本です。

「死とは何か」「死ぬとどうなるのか」「死への恐怖」など、死をあらゆる角度から考察し、人生の価値の高め方を進めてくれる一冊

死ぬまでの時間を有意義に過ごしたいと考えている方におすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:シェリー・ケーガン
  • 出版社:文響社
  • 発売日:2018年/10月/5日
  • 題材:死
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ4. 史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門 (河出文庫)
  • 哲学の知識がなくても理解しやすい表現で書かれているから、入門書として最適
  • 哲学者たちがバトルを繰り広げる「バキ」要素があるから、読んでいてドキドキ感が楽しめる
  • 文庫本で持ち運びしやすいから、通勤時の電車の中でも読める

著名な哲学者の考えをサッと簡単に知りたくても、内容の濃い難解な本が多く、それぞれの思想をわかりやすく整理するのは難しいもの。

『史上最強の哲学入門』は、著名な哲学者32人の考えが素人でも理解しやすいように、かみくだいた言い回しで解説されている本です。

口コミでも「非常にわかりやすい」「一気に読めた」と好評ですよ。

哲学をよく知らなくても読みやすい入門書を探している人は、ぜひこの本を読んでみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:飲茶
  • 出版社:河出書房新社
  • 発売日:2015年/11月/5日
  • 題材:真理
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ5. 10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉

10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉: 哲学者から学ぶ生きるヒント
  • 10歳の子がリアルに悩みがちな疑問に、著名な哲学者の言葉を引用して解決してくれるから説得力がある
  • かわいいイラスト付きだから、子供も見やすい
  • 古代ギリシャから現代までの著名な哲学者の解説もついているから、子供の興味を広げやすい

子供の「10歳の壁」に直面し、反抗したり自信をなくしたりと不安定な精神状態をなんとかしてあげたいと思っている親御さんもいるはず。

『10歳の君に贈る、心を強くする26の言葉』は、子供でもわかりやすい言葉で哲学者のメッセージが解説された本です。「自分」「友達」「悪」「生き方」「命」の5章に分けられていて、それぞれリアルに悩みがちな疑問に対して哲学者の言葉で答えが導かれるようになっています。

子供の成長にともなう悩みを一緒に解決していきたい方におすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:岩村 太郎
  • 出版社:えほんの杜
  • 発売日:2018年/10月/25日
  • 題材:人生
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ6. 愛するということ

愛するということ
  • 愛について哲学的視点で語られた書籍だから、真の愛について考えたい人におすすめ
  • 現代に合わない難しい表現や用語がわかりやすく改訳されているから、若い人たちも読みやすい
  • 世界的ベストセラーが30年ぶりに大幅に改訳された新装版だから、エーリッヒファンも新たな気持ちで読み直せる

家族愛や恋人との恋愛など、「愛」について悩んでいる人は多いのではないでしょうか。しかし、愛について真理を追求した本はそれほど見つからないことも。

『愛するということ』は、人間愛をテーマにした本で特に愛する技術について解説されています。20世紀に活躍したドイツの社会心理学・哲学の研究者エーリッヒ・フロムの世界的名著で、受け身の愛ではなく「真に愛する」ことを学べる本です。

恋愛経験が多い方も少ない方も、愛に悩んだ時に手にとってもらいたい一冊です。

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商品ステータス

  • 著者:エーリッヒ・フロム
  • 出版社:紀伊國屋書店
  • 発売日:2020年/8月/28日
  • 題材:愛
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ7. 自省録

自省録 (岩波文庫)
  • 五賢帝の一人であるアウレーリウスの自省だから、言葉の一つ一つの重みが感じられる
  • 文庫本だから、持ち歩けて好きな時に読書できる
  • 神谷美恵子氏の日本語訳が優しいから、初心者でも読みやすい

学問として語られた哲学ではなく、社会で成功をおさめた賢人の考え方が知りたい方も多いのではないでしょうか。

『自省録』は、五賢帝の一人である第16代ローマ皇帝マルクス・アウレーリウスの内省の書。重責を担いながらも、奢らず自省する言葉の数々に心をうたれる人が多い哲学書です。

口コミでは「名著」と絶賛コメントが多いベストセラー本

実績と言葉の重みがマッチするような著者の本を探している方は、読んでみてはいかがでしょうか。

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商品ステータス

  • 著者:マルクス・アウレーリウス
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日:2007年/2月/16日
  • 題材:自省
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ8. 現代語訳 論語と算盤

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)
  • 渋沢栄一氏が実際に実業界で取り入れた論語の思想が書かれているから、東洋哲学が身近に感じられて学びやすい
  • 現代語訳だから、難解な言葉も優しい言葉に訳されていて読解しやすい
  • 約1,000円と購入しやすい価格なのに、256ページとボリュームたっぷりで読みごたえがある

西洋哲学だけではなく、東洋哲学に興味がある方も多いと思います。でもどこから調べればいいのか、わからないですよね。

『現代語訳 論語と算盤』は、日本の実業界の基盤を作った渋沢栄一氏が影響を受けた「論語」の精神がわかる名著です。

利益を追求する経済活動に、論語の道徳を調和させた渋沢栄一氏。論語が実際のビジネスシーンで使われていることが理解できて、読んでいて面白いですよ。

これから東洋哲学について調べようとしている方は、この本から始めてみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:渋沢 栄一
  • 出版社:筑摩書房
  • 発売日:2010年/2月/8日
  • 題材:経営哲学
  • 登場する哲学書:論語

哲学書のおすすめ9. 漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか
  • 人生の指針となるようなテーマが取り上げられているから、大人が無理に子供に指導しなくても本から学んでもらえる
  • 長年ベストセラーだった児童書が原作だから、確かな内容で安心
  • 漫画で描かれていて読みやすいから、活字が苦手な子供にも勧められる

『漫画 君たちはどう生きるか』は、生き方の指針となるような内容が漫画で解説された本。

主人公の少年「コペル君」と親代わりのおじさんのやりとりを通じて、難しいテーマが子供でもわかりやすく読解できるので、大人が無理に指導する必要がありません。

漫画ということもあって気軽に読めるので、子供に渡してみてはいかがでしょうか。

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  • 著者:吉野 源三郎
  • 出版社:マガジンハウス
  • 発売日:2017年/8月/24日
  • 題材:人生
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ10. 生の短さについて

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)
  • 生きる時間の過ごし方にフォーカスした本で、誰もが悩むポイントを鋭く指摘していて説得力がある
  • セネカの代表作3篇が収録されているから、ファンも楽しめる
  • 約2,000年前の古典なのに今も多くの読者を魅了する確かな名著で、満足度が高い

目の前の雑務に追われていると、ついつい時間を無駄に過ごしがち。でもふと「これでいいのだろうか?」と悩むことってありますよね。

『生の短さについて』は、生きる時間の質にフォーカスし、生を浪費するのではなく活用するように促してくれる名著です。

約2,000年前に書かれた古典を現代語訳したものですが、第5代ローマ皇帝ネロを支え激動の人生を送ったセネカの言葉は重みがあり、多くの人の心に響きます。

自分の人生を振り返り、「どう生きたらいいのか」と迷っている人に読んでもらいたい一冊です。

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商品ステータス

  • 著者:セネカ
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日:2010年/3月/17日
  • 題材:生
  • 登場する哲学書:生の短さについて/心の平静について/幸福な生について

哲学書のおすすめ11. 「最強! 」のニーチェ入門: 幸福になる哲学

「最強! 」のニーチェ入門: 幸福になる哲学 (河出文庫)
  • ニーチェの独自の思想が対話形式でわかりやすく書かれているから、初心者でも理解しやすい
  • 難解な専門書とは違って、一般的な自己啓発本のように気軽に読めるから、哲学の面白さを知りたい人にぴったり
  • 1,000円以上する哲学書が多いのに、この本は1,000円以下で購入できてお得

それまでの「神」や「真理」などの既存の概念を独自の概念で解釈し直し、新たな思想を生みだしたニーチェ。でもどんな思想なのか、いまいちよくわからない人もいるのではないでしょうか。

『「最強! 」のニーチェ入門: 幸福になる哲学』は、「神は死んだ」「超人思想」など、ニーチェの思想の本質を初心者でもわかりやすいように対話形式で教えてくれる本です。

また、著者自身がニーチェを読み始めた経験談も書かれており、口コミで「感動した」と好評ですよ。

「ニーチェが気になるけれど、難しい学術書は苦手」という方におすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:飲茶
  • 出版社:河出書房新社
  • 発売日:2020年/11月/5日
  • 題材:ニーチェ
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ12. 武器になる哲学

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
  • 教養として哲学の知識を習得しつつ、ビジネスシーンでも活かせる
  • コンセプト別に章分けされているから、自分が必要な箇所を読むだけでも役立つ
  • 実際に経営コンサルティングとして現場で実践してきた著者の本だから説得力がある

『武器になる哲学』は、ビジネスで使える哲学のコンセプトを「人」や「組織」、「社会」などの章に分けてわかりやすく解説してくれる本です。

アリストテレスやミルなど著名な哲学者の思想を用いて、ビジネスの課題を決めるところまで導いてくれるのが魅力的。

ビジネスシーンで使える哲学について知りたい方にぴったりの本です。

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商品ステータス

  • 著者:山口 周
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2018年/5月/18日
  • 題材:ビジネス
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ13. 14歳からの哲学 考えるための教科書

14歳からの哲学 考えるための教科書
  • 思春期に悩みがちなテーマが語られているから、子供が興味をもって読んでくれる
  • 大人になっても悩みがちなテーマを早くから考えられるから、考える習慣をつけるのにぴったり
  • 著者からの「あとがき」で、哲学についてザクっと説明されているから、親が詳しく説明する必要がない

身長が急激に伸びたり声変わりしたりするなど身体の変化が著しい思春期は、心も成長して自立したい気持ちが芽生えてくるもの。でも心の変化についていけず、悩んでいるお子さんも多いと思います。

『14歳からの哲学 考えるための教科書』は、「自分とは何か」「死」「恋愛と性」など思春期に悩みがちな30のテーマについて語られた名著。学校の授業では教えてもらえないようなことを考えるサポートをしてくれる哲学本です。

思春期を迎えて悩んでいるお子さんがいる方は、ぜひこの本を一緒に読んでみてはいかがでしょうか。

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商品ステータス

  • 著者:池田 晶子
  • 出版社:トランスビュー
  • 発売日:2003年/3月/20日
  • 題材:人生
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ14. 哲学用語図鑑

哲学用語図鑑
  • 主要哲学者の概要などがイラスト付きで図解されているから、非常にわかりやすい
  • 巻末には400語以上を網羅した索引があるから、必要な語句が探しやすい
  • 用語の語源や出典などもわかるから、これから哲学を勉強し始める学生の副読本にもぴったり

社会人になって自己啓発で哲学を学ぼうとしても、どこから勉強したらいいのかわからないことも。

『哲学用語図鑑』は、主要な哲学者70名の概要などがイラスト付きで解説されたわかりすい図鑑。それぞれの哲学者のプロフィールや活躍した場所、主要なセリフや年代などが一通りわかるようになっている名著です。

簡潔にまとめられているから、口コミでも「わかりやすい」と好評。

自己啓発で哲学全般を勉強しようとしている方などにおすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:田中 正人
  • 出版社:プレジデント社
  • 発売日:2015年/2月/26日
  • 題材:哲学全般
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ15. 方法序説

方法序説 (岩波文庫)
  • 真理を探究する方法が書かれているから、自分でも本質を考えたい人にぴったり
  • 「我思う、ゆえに我在り」という名言が提唱されている本だから、哲学を勉強するなら抑えておいた方が良い一冊
  • 137ページとページ数が少ないから、何度も繰り返して読める

人生や世界の真理を自分でも探究してみたいと考えている人もいることでしょう。でもどんな感じに考えればいいのかわかりませんよね。

『方法序説』は、フランスの哲学者デカルトが考え抜いた、真理を見い出すための方法などが書かれている本です。デカルトが真理を探究したやり方が順序立てて示されており、参考書として多くの人に読まれてきました。

「哲学者たちの思考を知るのもいいけれど、自分でも本質を考えてみたい!」という方にぴったりの本です。

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商品ステータス

  • 著者:ルネ・デカルト
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日:1997年/7月/16日
  • 題材:方法論
  • 登場する哲学書:方法序説

哲学書のおすすめ16. 私とは何か「個人」から「分人」へ

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
  • 現代社会で活躍する小説家が考え抜いた人間観だから、親近感がわきやすく読解しやすい
  • 通勤カバンなどに入れて持ち運びしやすいサイズだから、移動中に読める
  • 難しい哲学用語は使用していないから、初心者でも読みやすい

古くから支持されてきた哲学書は数多くあるものの、時代背景が違いすぎると実感がわかない人もいると思います。

『私とは何か「個人」から「分人」へ』は、芥川賞受賞歴のある著者が、小説を執筆する際に生まれた新しい人間観についてつきつめた一冊。自分らしさや他者との距離など、現代社会の人間関係の悩みに沿ったテーマだから、親近感がわきやすいのが魅力です。

身近に感じる悩みを、わかりやすく解説してくれている哲学本を探している人におすすめです。

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商品ステータス

  • 著者:平野 啓一郎
  • 出版社:講談社
  • 発売日:2012年/9月/14日
  • 題材:人間観
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ17. シリーズ世界の思想 プラトン ソクラテスの弁明

シリーズ世界の思想 プラトン ソクラテスの弁明 (角川選書)
  • ソクラテスが裁判で語ったメッセージが記録された本だから、ソクラテスの生き方や思想が感じとれる
  • 全文が新訳で翻訳され、現代の人々にもわかりやすい解説だから、内容の読解がしやすい
  • 巻末のコラムでソクラテスやプラトンについて補足説明があるから、状況を把握するのに便利

西洋哲学を本格的に勉強しようと思ったら、古代ギリシャの有名な哲学者ソクラテスは必ず調べておきたいところ。でも自分で執筆した著書は1冊もないことから、どの本を読めばいいのかわからない方も多いと思います。

『プラトン ソクラテスの弁明』は、死刑となったソクラテスが裁判の中で語った言葉を弟子のプラトンが記録した本です。

言葉の一つ一つから、当時の状況や生き方、思想などが読みとれるから、特にギリシャ哲学を勉強する人は必ず読んでおきたい一冊。

ソクラテスが何を考えていたのか知りたい方はぜひチェックしてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:岸見 一郎
  • 出版社:KADOKAWA
  • 発売日:2018年/8月/27日
  • 題材:ソクラテス
  • 登場する哲学書:ソクラテスの弁明

哲学書のおすすめ18. 実力も運のうち 能力主義は正義か?

実力も運のうち 能力主義は正義か?
  • 能力主義が社会に及ぼす問題を的確に考察しているから、能力主義に疑問がある方におすすめ
  • ハーバード大学で人気授業を行う政治哲学専門家の本だから、内容が充実していて読みごたえがある
  • 新聞やテレビなどで取り上げられたベストセラー本だから、社会人の見識を広げるにもぴったり

『実力も運のうち 能力主義は正義か?』は、能力の道徳の歴史や成功の倫理学など、能力主義の背景や問題点などを様々な側面から考察している本です。

政治哲学を専門とする著者の哲学書だから、能力主義がどのように社会にとって問題なのか、深く論じられているのが魅力的。

「能力主義は本当に正しい方法なのか?」と疑問に思っている方は、ぜひ一度読んでみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:マイケル・サンデル
  • 出版社:早川書房
  • 発売日:2021年/4月/14日
  • 題材:社会(能力主義)
  • 登場する哲学書:ー

哲学書のおすすめ19. 幸福論

幸福論(ラッセル) (岩波文庫)
  • 不幸の思考パターンや幸福の思考パターンなどから幸福論が展開されているからわかりやすい
  • 平和を愛しノーベル文学賞を受賞したラッセルの名著だから学ぶことが多い
  • 3大幸福論の1つだから、アランやヒルティの幸福論と読み比べしても面白い

幸せとは何か?

誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。でも納得できる答えを見つけるのは難しいですよね。

『幸福論』は、不幸の原因となるものから、幸福をもたらすものまでが熟考されたラッセルの名著。平和活動家としても有名だったラッセルが、信念を貫いて「ゆるがない幸福」について書いた本だから、読みごたえ抜群ですよ。

「幸せになるにはどうしたらいいんだろうか?」と悩んでいる人におすすめの一冊です。

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商品ステータス

  • 著者:バートランド・ラッセル
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日:1991年/3月/18日
  • 題材:幸福
  • 登場する哲学書:幸福論

哲学書のおすすめ20. 自由論

自由論 (岩波文庫)
  • 日本の自由民権運動にも影響を与えた本だから、社会的自由について考えるのにぴったり
  • 時代に合わせた新訳だから読みやすい
  • 文庫本だから、コンパクトで持ち運びやすく外出先でも読める

社会の様々な制約がある中で、「自由とは何か?」と考えることもあるのではないでしょうか。

『自由論』は、1859年にイギリスの熱心な自由主義思想者ジョン・スチュアート・ミルが、妻と共同で「自由」に関する思想や問題点について考察した名著

5章に分かれていて、「自由の領域」や「思想と討論の自由」などが述べられています。日本では明治時代に最初に翻訳され、当時の自由民権運動に影響を与えました。

「今の自分は社会的自由を得ているのか?」と疑問に思っている方は読んでみてくださいね。

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商品ステータス

  • 著者:ジョン・スチュアート・ミル
  • 出版社:岩波書店
  • 発売日:2020年/3月/17日
  • 題材:自由
  • 登場する哲学書:自由論

興味があるテーマの哲学書をぜひ読んでみて!

哲学書は、人生や世界などの真理について考えさせてくれる書籍です。

哲学全般がわかる入門書や愛などのテーマに特化したもの、子供でも読みやすい本など様々な哲学書があります。

ぜひ興味がある哲学書を手にとってみてくださいね。

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