"ご協力"の使い方。丁寧な例文&言い換えできる類語|ビジネス敬語ガイド
「ご協力」と言い換えできる類語一覧
ご協力の類語① ご支援
「ご支援」は、「ご協力」の類語的表現ではありますが、どちらかというと経済支援や便宜供与などに対するお願いや、それに対する感謝の意として使われる表現となります。
そのため、「ご協力」と違って、使えるシーンを見極める必要があります。したがって、意味をきちんと理解して、上手に使い分けましょう!
【参考記事】「ご支援」の使い方から例文まで解説▽
ご協力の類語② お力添え
「お力添え」というのは、相手から支援を受けて、お礼を述べる際に使うことが多い敬語表現です。また、助けてもらうことをお願いする場合でも使用されることがあるでしょう。
相手からの支援を現状語で表現した敬語であり、自分の行いに対しては使用できません。「ご協力」の類語表現であり、どちらかというと目上の人に対してお礼やお願いを述べる際に使われる傾向があるでしょう。
「ご協力賜り」と言い換えることも可能です。
【参考記事】「お力添え」の意味や使い方を例文で分かりやすく解説します▽
ご協力の類語③ ご承知おきくださいますよう
「ご承知おき」という表現は、「事前に知っておいてほしい」という意味があります。本来の意味としては、「ご協力」とは全く違っており、類語とは言えません。
ただし、「ご承知おきくださいますよう」と表現することで、相手に対してお願いする意味の敬語表現となります。
「事前に知っておいてくださいね」と促す意味なため、協力を仰ぐ表現として、「ご協力」の類語として言い換えることが可能です。
【参考記事】「ご承知おきください」の意味から正しい使い方までをまとめました▽
ご協力の類語④ ご了承くださいますよう
「ご了承」という言葉は、「納得」、「理解」をしれ貰うことを意味する敬語表現となります。
受け入れてもらうことを目的に使われることが多く、本来の意味合いから考えると、「ご協力」というよりも、「ご承知おき」の類語として使われることが多いです。
ただし、「ご承知おき」と同じように、「ご了承くださいますよう」という使い方をすることによって、「ご協力」と同じ意味である、相手に対して協力を促す敬語表現となります。
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ご協力の類語⑤ ご助力
「ご助力」は、相手からの支援や協力を受けることを意味する敬語表現です。「ご協力」の類語表現であり、ほとんど同じような意味合いとなっています。
しかし、多くの場合は、既に支援を受けた場合のお礼の言葉として使われることが多いです。
もし、相手に対して依頼をする意味で使う場合は、「幸いです」という表現と組み合わせて、「ご助力いただければ幸いです」という使い方をすることで、相手に対してお願いすることができるでしょう。
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ご協力の類語⑥ ご援助
「ご援助」とは、「ご支援」と同様に目上の相手に対し経済的支援や便宜供与のお願いをする場合、受けたことに対してお礼を述べる際に使われることが多い敬語表現です。
「ご協力」は、広い意味合いで使われることに対し、ご援助は恩恵を受けた相手に使える表現と言えます。
したがって、協力よりも遥かに助けられていたり、サポートしてもらっている場合は、ご協力ではなくご援助を使用しましょう。
ご協力の類語⑦ ご尽力
「尽力」という言葉は、何かに対して可能な限り努力をする、力を尽くすという意味の言葉です。「ご尽力」とすることで、目上の人が努力して協力してくれたことを意味する敬語表現となります。
「ご協力」の類語として使いたい場合は、相手に対して依頼をする表現は使用できません。目上の人に対して、努力するようお願いするのは失礼にあたるからです。
そのため、お礼の表現として使うのであれば、「ご協力」の類語としてご尽力を活用しましょう。
【参考記事】「ご尽力」は目上の人に使える?言い換えできる類語もご紹介▽
ご協力の類語⑧ ご理解
「ご理解」とは、相手に対してこちらの状態をわかってもらいたい場合に使う表現です。「ご承知おき」や、「ご了承」と同じような意味を持つ表現であり、本来の意味としては「ご協力」とは異なる表現となります。
そのため、そのまま使い方では、類語として使用できないため使い方に注意が必要です。類語として活用する場合は、「ご理解くださいますよう」と表現しましょう。
相手に協力する状況を飲み込んでほしいという主旨を伝えられるため、他の類語と同様に同じ意味合いで使用できますよ。
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