転職するか迷った時にするべき9つのこと。踏みとどまるべき理由とは

長谷川大輔 2020.02.10
転職しようか迷っている場合は、焦りは禁物です。時間を置いてゆっくりと考え、本当にその選択が合っているのか検討してみましょう。そのときに客観的な意見を取り入れるためにも転職エージェントを利用してみるといいでしょう。今回は、転職しようか迷ったときに考えたい対処法をご紹介します。

まずは、転職すべきかどうか迷った時の理由と対処法を考えてみましょう

転職に迷った時にするべき行動

今の仕事を辞めて転職するべきか迷っているときには、ひとまず落ち着いて転職したいと考える理由を探ってみましょう。一時的な感情で転職をしてしまうと、後から後悔してしまう場合も。一度転職をしてしまうと、なかなか元の職場に戻ることができません。転職する目的や将来設計が明確になっているのか、次の項目に沿ってチェックしながら確認してみてくださいね。


① 一時の感情に任せて行動していないか

「転職したい」という気持ちが一時的な感情から生まれている可能性はないでしょうか?例えば、仕事が上手くいかない時期や上司や部下とぶつかったときには、誰もが転職してみたい、という一時的な感情を抱きやすくなります。冷静になって考えてみると、転職したい理由が不明確でただ単に感情に身を任せていることに気付きます。このようなケースは、転職してから後悔してしまうことも。そのため、まずは感情ではなく正当な理由や動機、目標があるのか一度書き出してみることをおすすめします。


② 今抱えている問題は転職しないと解決しないのか

転職したいと考える理由が「今、抱えている問題」にある場合は、その問題の解決方法を考えてみましょう。例えば、望んでいない部署に配属されたという場合には、人事に相談することで解決するかもしれません。上司と上手くいかないという場合も、人事異動などで環境が改善する可能性があります。このような転職しなくても解決する可能性があることを転職理由にすると、問題が改善されたときに転職しなくても良かったと感じることがあります。それでも、どうしても転職を考えてしまう場合には期日を決めて、その中で解決できる方法を探ってみるのもひとつの手段です。


③ 転職後の仕事や生活の想定はきちんとできているか

転職することを目標にしてしまっている場合、転職後の生活をしっかりとイメージすることができているでしょうか。転職をすることで、今までとライフスタイルが大きく変わる可能性があります。とくに、収入面では前職よりも所得が低くなる場合や転職活動中の収入が不安定になるなど、転職することが大きな負担となるケースも。そのため、転職後の生活をしっかりと想定しておくことが大切です。具体的な想定をすることで、転職をすることのメリットやデメリットが把握しやすくなり、本当に転職をする必要があるのか考えるきっかけとなります。


④ 今の会社の業務と並行して転職活動する覚悟はあるか

転職活動は今の仕事と並行しながら、進めていかなければなりません。転職活動となると履歴書の作成や面接対策、求人情報の収集など意外にも多くのことをこなす必要があります。そのため、休日は転職活動に平日は仕事に、と忙しい日々が待ち受けています。もちろん退職してから転職活動をしてもいいのですが希望の転職先が見つかるまで要する期間が掴めないので、収入面での不安やなかなか転職できないという焦りに繋がることが多いのでおすすめできません。


⑤ 給与や待遇が今よりも悪くなる可能性もあることを認識しているか

転職することで、必ずしも今よりも給与や待遇がよくなるとは限りません。とくに、異業種にチャレンジする場合や、やりがいを重視する場合には、今よりも給与が下がる場合があります。それでも転職したいと考える場合には、年間でどれくらいの給与の差、待遇の差が出るのか算出してみることをおすすめします。一年間を通して考えてみると思った以上にリスクが高いと感じる場合も。また、今の会社でキャリアアップした場合と転職した場合の優遇の差も考えてみると、より現実的に考えられるようになります。


⑥ 今まで作ってきた社内人脈や人間関係をまた作り直さなければいけない覚悟はあるか

愚痴を聞いてくれたり優しく接してくれたりした同僚や上司も転職先には居ません。また一から人脈を構築していかなければなりません。もし、上司や同僚、部下がいない環境で仕事をすることになったらと考えると、周りに支えられていたことに気付きます。もちろん転職先でも同じような人間関係を築くことはできますが、やはりそれなりの時間が必要です。新しい世界に一人で飛び込んでいく覚悟があるか、というのは意外と見落としがちなポイントです。


⑦ キャリアアップに繋がる転職なのか

今、思い描いている転職がキャリアアップに繋がるのか一度整理してみてください。挑戦したい、やってみたい、という漠然とした理由ではなく、1年後、3年後、5年後のスキルアップをイメージできていることが大切です。この転職でどのようなキャリアを身につけたいのか、将来的にはどのように活かしていきたいのか明確な理由はあるでしょうか。転職したことを後悔しないためにも、長期的なキャリアアップを見越した転職となるのかチェックするといいでしょう。


⑧ 自分一人で転職の判断をしていないか

転職をするという決断を最後に下すのは自分です。しかし、転職しようか迷っている段階で一人で考え込んでしまうと視野が狭くなってしまい、答えにたどり着けなくなってしまうこともあります。そのようなときは、周囲にアドバイスを求めましょう。客観的に話を聞いてもらうことで、的確なアドバイスをもらえることがあります。また、転職経験者の人が周りにいる場合は、転職活動の苦労やメリットなど実体験を聞かせてもらうのも参考になります。


⑨ それでも決め手に欠けるなら転職しない、それかエージェントに相談する

転職するべきかどうかを冷静に考えてみて、これと言った決め手が見つからない場合や転職をしないままでもメリットがある場合は現職で頑張るというのもひとつの手段です。または、期限を決めて現職に取り組み、それでも転職をしたいという気持ちがあるなら、改めて転職について考えてみるのもいいでしょう。

一方で、転職するべきかどうしても悩む場合には、転職エージェントに相談してみるのもおすすめ。プロのノウハウや知識を生かして客観的にアドバイスをしてもらえます。


客観視してくれるプロの転職エージェントなら、冷静になる時間をくれますよ

転職するべきかかどうかを決めかねているときには、転職エージェントを利用してみるのもおすすめです。プロのアドバイザーが客観的にアドバイスをしてくれるので、冷静になって考えることができます。また、アドバイザーとしても知識を生かして転職後のライフスタイルを具体的に計画してくれるので、転職のメリットやデメリットが掴みやすくなります。


リクルートエージェント

「リクルートエージェント」は、株式会社リクルートが運営する転職支援サービスです。求人情報を多く抱えており、非公開求人情報は10万件以上。そのため、キャリアや業種などにこだわった転職活動も可能です。また、キャリアや要望に合わせた求人情報の提供はもちろんのこと、企業への推薦や面談日の決定も行ってくれます。自分で進めやすいようにフォローをしてもらえるので、初めて転職活動をする人でも安心して利用できるサービスです。


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マイナビエージェントは、総合型転職エージェントとして、転職活動に関する幅広い知識を持ったキャリアアドバイザーが、サポートしてくれます。具体的な業種が決まっていない場合や、転職活動に関する不安を解消したい場合に向いています。また、転職活動を始めるときから内定後まで手厚くサポートしてくれるので、分からない部分や不安な部分があってもその都度質問しながら進めていくことが可能。さらに、志望動機の作成や面接対策、書類の添削など転職活動に必要なノウハウを教えてもらえるところも嬉しいポイントです。初めての転職活動でも安心して利用することができますよ。

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DODAは、2名の担当者が転職を徹底的にサポートしてくれるところが大きな特徴です。キャリアアドバイザーは、転職活動に関するカウンセリングはもちろんのこと、キャリアプランのアドバイスや自己分析のサポートなど、転職活動に関するさまざまな悩みを解消してくれます。一方、採用プロジェクト担当者は、企業と直接やり取りをすることで、求められる人物像やスキルを把握しています。それを転職希望者に伝えることで企業の特色を理解したり面接対策などに生かせるのです。このようなサポート体制の中で、安心して転職活動を進めていくことができます。

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迷うなら転職しないで、時間を置く。それかプロの相談して冷静になりましょう

今回は、転職しようかどうか迷ったときの対処方法について詳しくご紹介しました。転職したいと思ったときは「なぜそう考えたのか」「どのようなキャリアプランを描いているのか」を冷静になって考えてみることが大切です.感情だけで転職してしまうと、後から後悔することも。どうしたらいいのか迷う場合には、転職エージェントを利用してみるのもひとつの手段です。客観的な意見を取り入れることで、落ち着いて考えることができますよ。

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