大円筋の筋トレ&ストレッチ|脇の下の筋肉を効果的に鍛えるトレーニングメニューとは
広背筋を支える筋肉、大円筋(だいえんきん)。一度は聞いたことがあってもどのような役割を担い、どうやって鍛えるかはわからないのが本音でしょう。そこで今回は大円筋の役割・鍛えるメリット・トレーニングメニュー・ストレッチ方法を解説。知識をつけて効果的な筋トレに励んで。
大円筋(だいえんきん)とは?
大円筋とは、肩周りにある筋肉で、棘上筋・棘下筋・小円筋などと同様に肩関節の動作に影響を及ぼしています。
大円筋は、肩の動きを支えるインナーマッスル「回旋筋腱板(ローテーターカフ)」には含まれておらず、背中あるいは肩の筋肉として部類されます。
知らず知らずのうちに傷つけやすい筋肉としても知られており、クセになってしまうと日常生活にも支障が出てしまうほど重要な筋肉になります。トレーニングに取り組む時は正しいフォームで行うことを意識すべきでしょう。
大円筋の役割|肩周りの動きを支える筋肉
大円筋は、主に肩関節を内旋させる動作(腕を体側に引き寄せる動き)と肩関節を伸展させる動作(腕を体よりも後ろ側に回す動き)をサポートしています。
大円筋は肩甲骨に付着している筋肉なため、基本的に上腕の動きにはあまり影響を及ぼしませんが、上腕の伸展には力を発揮します。大円筋の触診は非常に簡単で、腕を内側に内旋させた時に脇の後ろ側で動いている筋肉になります。
大円筋を鍛えるメリット|筋トレでどんな効果を得られるのか?
大円筋は、柔道やテニス種目、水泳などの腕を使うスポーツにおいてはもちろん、日常生活(物を引き寄せる動作や後ろに手を伸ばす動作など)でも使われています。
そのため、大円筋を鍛えることでスポーツ時のパフォーマンス向上や日常生活での力不足を補うことなどにつながります。
大円筋は広背筋を中心とした背筋部位を鍛える筋トレ種目に大きな影響を与えているので、鍛えることで筋トレをスムーズに行えるようになりますよ。
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