性欲”0”になる賢者モード/賢者タイムとは。エッチの後にテンションが下がる理由
全ての欲を“0”にする「賢者タイム/賢者モード」とは
「賢者タイム」とは性交や自慰行為で射精した後に、男性の性欲が一気に減少する状態のことです。
賢者タイムの言葉の由来は性欲がなくなり、精神が落ち着くまで悟りを開いている賢者のように見えることからきています。
また賢者タイム以外にも、賢者になっていることから「賢者モード」と言われることも。※ほぼ同じ意味の認識でOK
H中はあんなに元気だったのに、終わった途端いきなり我に返ります。
そこから数十分〜数時間、性欲が0になる時間ができるため、「賢者になる時間」として賢者タイムと名付けられました。
女性では経験できない男性特有の生理現象であるため、女性からすると「なんでH後にあんなにテンションが低いの?」と理解できない人も多いでしょう。
そのため、今記事では賢者タイムについて男性視点で詳しく解説していきます。
賢者タイムは“ほぼ”全員の男性が起きる
賢者モードはほとんどの男性が備えている特殊能力です。
そのため、性交後の男性の少し落ち着いた冷めたような状態を感じても、
「嫌われちゃったのかな?」
「何かしたかな?」
「なんか冷たいな」
などと心配する必要はないので安心してください。
性行為に満足して、興奮状態から日常に戻るための大切なステップだと認識しておくのがベストです。
稀に賢者タイムがほぼない“性欲おばけ”がいる
また、例外として“性欲おばけ”と言われるくらい、性欲が強い男性がいます。
このタイプの男性は賢者モードの時間が極端に短かく、すぐに性欲が復活したり、賢者タイムの性欲減少が極端に少なく性欲の高い状態をキープが可能です。
一日に数回できちゃうような男性は賢者タイムが少ない“性欲おばけ”と言えます。
賢者タイム中の男性はどんな状態
「賢者タイム中って何を考えてるの?」
「賢者モードの男性が陥る状態ってどんなの?」
と、知りたい女性陣も多いはず。
そこでここからは賢者モードに入った状態の“男性の脳内”について詳しく解説します。
もちろん男性によって状態は一例であり、年齢やコンディションによって大きく変わるので、参考程度にチェックしていきましょう。
賢者タイム中は「何も考えたくない、何もしたくない」
エッチ後に男性がなんだかぼーっとしていたり、全然会話をしてくれない、いつまでもだらだらしている、そんな経験はないでしょうか?
それは脳内がスッキリして何も考えたくない、何もしたくないといった状態になっているからです。
賢者タイム中は本当に全てを出し切った感覚に陥ります。
※このトリガーというのが基本的には射精です。
話すのも行動するのも面倒くさいと感じたり、何も考えられない、何もできないといっても良いかもしれません。
ある意味目的を達成して、もう目指すものがなくなり、無心になると考えてもらえればと思います。
例にすると、期末テストが全て終わった瞬間、大事な仕事が終わった後などの「終わったー!」と思い、ちょっとだけゆっくりする時間のイメージです。
1分前はあんなに元気だったのに「全然性欲が湧かない」
射精後の男性の脳内では、一つ目的が達成され、もう何も考えたくない状態になります。
そうなると、性欲ももちろんなくなってしまいます。
1分前はあんなにノリノリだったのに、終わった後は無口にったり、イチャイチャにかまってくれなかったりします。
2回目に誘いたいと思い、いつもならテンションが上がる性感帯を刺激しても、反応が悪いと思う人もいるはず。
男性は賢者タイム、つまり「性欲が0の状態」がしばらく続くため、男性側は性欲が全く湧きません。
賢者モードから通常の状態に戻る時は、一気に回復するというよりかは、徐々に回復してくるため、誘いたい場合は少し時間をかける必要があります。
コンディションによっては、睡魔に襲われる
年齢が上になれば、なるほど起きるのがこの「睡魔」。
H中、スタート〜フィニッシュに向けてどんどん気持ちが高まります。
このフィニッシュまでの時間はある意味、男性の脳内ではもう目の前のことしか考えれない状態です。
これが一気に解放されると、何もしたくないという感情と「疲れ」が一気に男性を襲います。
一連のメカニズムで身体を休めなきゃということで「睡魔」が襲ってくるのです。
例えば、Hの時間が1時間の場合、男性は常に興奮状態にあり、これが一気に解放されるとなると、身体を休めなきゃと眠くなってしまうのです。
ある意味で、Hがスポーツと言われるのは同じくらい疲れるからかもしれません。
なぜ、賢者タイムが始まるのか?全ての欲が無になる理由とは
では、なぜ女性にはほぼ見られなくて、男性には多くみられるのか?
ここでは、様々な説を交えて解説していきます。
ただ、記事を執筆している私が脳の研究者ではないため、ある意味で色々な説として聞いていただければと思います。
性欲がなくなる理由1. ホルモンの影響
この節は専門家の方が多く解説している説です。
性交時は興奮状態にあり「ドーパミン」という快楽を司るホルモンが大量に分泌されています。
しかし性交後は「プロラクチン」というホルモンが多く分泌され、これがドーパミンの分泌を抑える効果があると言われています。
その結果、性欲の減少に繋がり、興奮状態から冷めたような状態に変化します。
わかりやすく説明すると、
脳が「これ以上、快楽を与え続けるとまずい!」ということで、一気に抑えるため、その反動で少しの間性欲が消えてしまう。
と考えられる説です。
性欲がなくなる理由2. オスとしての本能説
これは動物としての本能が原因で賢者タイムが起こる説。
性交時は無防備で非常に危険な状態です。
そのため、行為が終わった後に外敵から襲われてもすぐに味方を守れるように、性欲のスイッチをオフにするためと言われています。
ある意味でH後に男性が女性をすぐに守るために、賢者タイムを作っているという説です。
男性が守る前提だと、女性に賢者モードは不要ということで、男性の多くが賢者の状態になるのは納得の説となります。
性欲がなくなる理由3. 体力の回復をするため
身体の体力についての説。
性行為は激しい運動をした後のような疲労感があります。
一説では体を少しでも早く休める必要があるため、賢者タイムが起こると言われています。
筆者の経験上、この説は男性の年齢が上になるほど、顕著に現れます。
10代、20代では、エッチ後に疲労は全く感じなかったのに、30代から一気にエッチ後が疲れてしまう男性は多いです。
人によっては次の日まで引きずってしまうということもあるので、体力の低下と結びつけて考えられます。
賢者タイムってどのくらい待てば良いの?
「男に賢者タイムがあるのはわかったけど、どのくらい待てばいいの?」
「人によって賢者タイムの時間の差はあるの?」
ここまで、賢者モードの説明やメカニズムについてお話しました。
本当はもう一回したいや、イチャイチャしたいけど賢者タイムはどのくらいで収まるの?と疑問を持つ方も多いはず。
ここからは、具体的にどのくらいの時間が必要か?というのを解説していきます。
賢者タイムは 一般的には「5分〜30分」
賢者タイムの時間は個人差が大きいので、正確な時間を計れませんが、一般的には5〜30分程度です。
その時の相手やプレイの時間、お酒を飲んでいるかどうか、その日のコンディションなど様々な影響によって左右されます。
全然寝ていなかったり、仕事が忙し過ぎた後などは「賢者タイム→眠り」に落ちることも。
ただ、多くの男性は30分以上経つと賢者モードから、通常の状態に戻り、徐々に性欲も戻ってくる傾向にあります。
時間の長さは比較的年齢に比例する傾向がある
賢者タイムと密接に関係があるのが“年齢”。
10〜20代の頃は1日に何度も性行為(射精)ができたのに、年齢を重ねて回数が減る男性が多いです。
“慣れ”と“体力”の2つが大きく考えられます。
10代〜20代の頃は男の子の頭の中はとにかくエッチなことでいっぱいです。
この憧れや欲望というところで、10代〜20代は賢者タイムが短かかったり、なかったりします。
逆に20代半ば以降で慣れてくると、快楽を知ってるからこそ、そこまでの貪欲さが減るなんてことも。
また10代と30代ではな圧倒的に“体力”が違います。
怪我をしてもすぐに直る。激しい運動も次の日に残らないのが若さ。
これが年を追うことに、身体の回復が減り、ある意味エッチというスポーツに身体の回復が追いつきにくくなってるので、賢者タイムと年齢は密接に関係します。
最終的に賢者タイムは「個人差」が大きい
ただ、やはり個人差が大きいというのが結論です。
本当に短い人は1分という人もいれば、長い人は1時間以上かかる、あるいは数時間かかるという人もいます。
これはもともとの体質的なものがあれば、運動をしており、体力があることも多いです。
パートナーの賢者タイムが平均してどのくらいなのかを聞いて、把握しておくのも良いかもしれません。
賢者タイムの男性へのNG行動|やったら嫌がられることとは
「行為後にちょっかいを出したら嫌な顔をされた」
「相手が賢者タイム中に気をつけるべきことは?」
男性が特有のものだからこそ、どのようなことに注意をすべきかを知りたい女性も多いでしょう。
では実際に身体の関係をもった男性が、賢者タイムになった時に気をつけることを紹介します。
NG行動1. すぐに2回目を求める
賢者タイムに入ってると強制的に性欲が失われてしまいます。
そのため、行為が終わった後にすぐに2回目を求めるのは嫌がられる確率が高いです。
先程、お話した通り「5分〜30分」程度が一般的。
2回目をしたいと考えている時は、相手の表情を見ながら回復の状態を見守るか、どのくらい賢者モードから戻るのか聞くのがおすすめです。
把握することでスムーズに2回戦に突入できます。
NG行動2. 必要以上にイチャイチャする
2回目を求めると同じく、賢者タイムの男性は何もしたくない感じに陥ります。
行為後イチャイチャしたい気持ちはわかりますが、あまりベタベタしすぎると嫌がられてしまうことも。
一旦、間を開けるということで、スキンシップは控えて、トイレ休憩、水分補給、シャワーを浴びるなど、別のことをして頃合いを見計いましょう。
紳士的な男性の場合は、この時にイチャイチャをOKしてくれるケースもあるため、その時は軽くイチャイチャがおすすめです。
NG行動3. 賢者タイムの状態に対して不機嫌になる
賢者タイムは男性のほぼ全員に起こってしまう現象です。
男性側も可能ならこの時間を失くして興奮状態を維持したいですが、身体が維持させてくれません。
そのため、射精後に男性が全くかまってくれない、と思って不機嫌になるのは控えましょう。
「賢者タイムはそういうものだ」という認識をして、時を過ぎるのを待つのが吉です。
NG行動4. 私のことすき?などと愛情を求める
賢者タイム中の男性は感情が弱まったり、気持ちが落ち着いてる状態。
ここで過度に愛情を求められたりすると、男性によってはめんどくさいと思われることも。
女性目線だと、「行為前はあんなにノリノリでラブラブだったのに、急に冷められたみたいで嫌だ。」と感じるでしょう。
賢者タイム中は“無”なので、一旦落ち着いた後に、愛情確認をするのはタイミング的にはGOODです。
NG行動5. 体目当てや、ないがしろにされたと決めつける
これは男女間の価値観の差が一番出やすい所。
賢者タイムを知らない女性は「行為後にないがしろにされた!」と感じることも多いでしょう。
ただ、あなたのことを大切にしていたり、愛している人でも、賢者タイムによって一時的に冷静で冷たく感じてしまうような状態になります。
この人が本当に私のことを都合の良い女なのか?というような見分け方は違うポイントで見るのがおすすめです。
NG行動6. 相手が乗り気じゃないのに話しかける
行為後に急に窓の外を見始めたり、タバコを吸い始めたりと、男性はマイワールドに入ります。
この時の男性は心を落ち着けており、話しかけない方が良い状態です。
少し冷静になり、こちらを見始めた時に話しかける方が良いでしょう。
会話をして相手が乗り気じゃなさそう、返答が雑だった時は嫌がっている時かもしれないので、そっとしておくのが良いです。
賢者タイムの男性にはとにかく“待つ”のが吉
ここまでお話した通り、賢者タイムは男性ならほぼ入ってしまいます。
女性ではどうにでもできるものではないので、賢者タイムはどうにかしようと思わず、とにかく終わるのを待つことが大切です。
多くの女性は「賢者タイム」について理解していません。
そのため、賢者タイム中の振る舞いを変えることで、他の女性と差別ができます。
男性からすると、Hをすることの不安要素が減り、パートナーとの行為がより良好になる、セックスレスの予防になるなどの多くのメリットが得られますよ。
通常の状態に戻るのを待つということを意識しましょう。
1番は、気にせず自由に過ごす
まずは気にしないことが重要です。
シャワーを浴びたり、水分を取る、スマホをいじるなどして自由に好きな時間を過ごすのがおすすめ。
賢者タイム中の男性は今は何も触れたくないので、女性側が自由にしていると、「自分も自由にしていいんだ!」と気が楽になります。
もし、男性からのスキンシップや会話などのアクションがあったら、徐々に賢者モードが終わってるので応えてあげると関係は良好です。
黙ってハグもおすすめ
ただ、自分の感情大事にしたいという女性も多いはず。
どうしてもスキンシップ取りたいと言う場合は、イチャイチャしたりベタベタ触るのではなく、黙ってハグするのは結構効果的ですよ。
体は休まるしお互いに癒される時間になるはず。
ハグも嫌な男性もいたりするので注意は必要ですが、体力を使わないという面では男性も休まります。
男性の賢者タイムを理解して、もっといい男女関係を築いてみて
今回は男性ならではの現象である「賢者タイム」について触れました。
なんで行為をした後に男性ってあんなに、テンションが下がるの?というところが理解できた方も多いと思います。
男性理解として、知っておくとパートナーとの関係性も良くなるので、ぜひ今記事を参考に上手く付き合ってみてくださいね。
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