恋人に情が湧く時の対処法。彼氏や彼女と別れる勇気が出ない原因とは?
「情が湧く」とは?「情が移る」と同じ意味?
「情が湧く」とは、相手に対して親しみや相手を思いやる心が芽生えることを言います。
恋愛の場面では、既に恋人に対して恋心はなくても「放っておけないな」など、相手を気にかける感情が心に表れる時に使います。
同じような意味で「情が移る」という言葉がありますが、「情が移る」は一緒にいることで徐々に情愛の気持ちを持つようになること。
しかし「情が湧く」は、心理的にある日突然親しみの感情が表れることもあります。
恋人に情が湧く原因|別れられない男女の心理とは?
「あの人と別れたいのに、どうして別れられないんだろう?」
「彼氏のこと、好きじゃないけど放っておけない…」
恋人のことが既に好きじゃないのに、なかなか別れられない人っていますよね。
でも、本人にとっては離れられない理由があるのです。
そこでここからは、好きじゃないけど情が湧く原因について解説していきます。
原因1. 一緒にいるのが当たり前になっている
長年付き合ったカップルは、相手に親しみを感じて一緒にいることが普通になっているので、なかなか離れる決心ができません。
例えば、デートしてもドキドキしないけれど、会わないと「どうしてるのかな?」と家族のように心配で放っておけないのです。
恋愛感情はなくなっていても、相手のことが気になって別れられずにいます。
原因2. 体の相性だけは抜群
相手にときめきはないけれど、今まで付き合ってきた誰よりも体の相性が良い相手だと、「手放すのは惜しい」と思うことも。
- セックス後に、今までの交際相手では得られなかった満足感を感じる
- パートナーとのセックスで欲求が満たされるので、定期的に会わないと不安になる
など、「これだけ体の相性が良い相手とは、滅多に出会えないだろうな」という心理から、親しみを感じて手放せなくなるのです。
原因3. 相手の年齢的に心配
別れたいとは思っていても、「今別れると相手の年齢的に新しい異性に出会うのは難しいかも」と情が湧いて別れることを躊躇してしまうことも。
例えば、彼女が30歳を過ぎるまで、自分の態度が曖昧なまま、ずるずる付き合ってきてしまった時には、相手の年齢が心配なのです。
そのため、相手を思いやる心が強すぎて、別れられないまま情で付き合ってしまうのです。
原因4. 両親とも仲が良すぎる
相手に対する気持ちは離れていても、相手の両親と仲が良いと、その人たちのために関係を続けてしまうことがあります。
- 相手の両親に食事をご馳走になったり旅行に連れて行ってもらったりしている
- 「○○さんがうちにきてくれたらいいのに」と結婚を期待されている
など、相手の両親から信頼されていると、彼氏・彼女と別れることがその人たちを裏切ることになりそうで別れられないのです。
情で付き合うデメリット|カップルが迎える末路とは?
これまでの内容で、恋人に情が湧く原因に触れ、「当てはまるかも」と思った方も多いと思います。
ただ、「好きじゃないけど情が湧く相手を吹っ切れないのは、良くないこと?」と疑問に思っている人もいることでしょう。
そこでここからは、情で付き合うデメリットを一緒に確認していきましょう。
デメリット1. 結局いつか別れると思ってしまう
恋人に情が湧いてずるずると交際し続けていても、結局相手のことを恋愛対象としては見ていません。
付き合いたての気持ちが戻らず、2人でいても恋愛モードにならないので、「どうせ、いつか別れるだろう」と考えてしまいます。
自分の中で別れることが前提なので、一緒に居ても気分が盛り上がらず相手とも建設的な関係を築けないことがデメリットです。
デメリット2. 時間を無駄にしてしまう
恋愛感情はなかったとしても、恋人がいるという事実は変わらないので、合コンなど新しい出会いの場に参加できなくなります。
また、気になる異性に出会っても、「恋人がいるんだね」と思われてしまうため、アプローチすることもできません。
恋愛に限らず「付き合っていた時間でもっと他のことがいろいろ出来たのに…」と後悔することもあります。
このようにずるずると交際していると、恋愛や自分磨きなどの時間を無駄にしてしまうデメリットがあります。
デメリット3. 相手を期待させてしまう
交際期間が長くなるほど、相手に結婚を望む男性や女性は多いですよね。
しかし、情で彼女・彼氏と付き合う人は、相手に愛情があるわけではないので将来の約束ができず、態度が曖昧になってしまいます。
相手はあなたの本心に気付かず、「結婚したらこんな家に住みたいね」などと期待を膨らませてしまうことに。
しかし結局その期待に応えることができず、相手を傷つけてしまうのです。
恋人に情が湧いてしまった時の対処法|別れられない時の判断基準とは?
「恋人のことをもう恋愛対象として見られないかも…でも離れられない…」
「相手に情が湧いて別れられない…どうしたらいいの?」
恋人に対する好意がなくなっても、親しみや思いやりの気持ちで別れられないと、戸惑いますよね。
そのままずるずる付き合い続けても時間の無駄です。
そこでここからは、自分の気持ちがわからなくて別れられない時の判断基準をご紹介します。
対処法1. 付き合いたての頃を思い出せるデートをしてみる
相手との別れを戸惑っている原因は、ときめくことがなくなっても、心のどこかで「まだ好きかもしれない」と思っているから。
そんな時は、付き合いたての気持ちが思い出せることをしてみましょう。
- 初デートなど、付き合い始めの思い出の場所にデートしてみる
- 付き合いたての頃の写メを2人で見返してみる
などをしてみても、相手に対する親しみは感じても『ときめき』が戻らなければ、もう好きではないことがはっきりとわかりますよ。
対処法2. 相手の好きなところを書き出してみる
恋心がないのに別れられないのは、特に別れる決定的な決め手が見つからないから。
決め手を判断するために、自分が相手をどう思っているのか書き出してみましょう。
- 相手の好きなところはどこか
- 相手と一緒にいて楽しいことは何か
などをたくさん書き出せるようなら、まだ恋愛感情が残っていると言えます。
しかし、思い浮かぶ数が少ないようなら、既にあなたの気持ちが相手から離れている証拠なので、別れを考慮してみましょう。
対処法3. 今の恋人に振られたときのことを想像してみる
自分から「別れよう」と決心できないのは、情が湧いていて別れることをあまり考えないようにしていたから。
そのため、自分の気持ちを判断するために想像を膨らせてみましょう。
- 相手に振られたら自分がどう思うか?
- 相手から「嫌い」と言われたらどう感じるか?
もし相手から振られるのが「辛い」と思うのであれば、まだ相手を好きな証拠。
振るのは相手のことを考えてしまって辛い、でも振られるのは「仕方ない」と思えるなら、情で付き合っていると判断できます。
対処法4. 共通の友人に相談してみる
彼氏・彼女と別れられない原因は、付き合いが長すぎて親しみが湧き、客観的に2人の関係を見ることができなくなっているから。
そんな時は、共通の友人に自分と恋人の関係がどのように見えるのか聞いてみましょう。
- 付き合いたてと比べて、自分達がどう変わったのか?
- 他のカップルと比べてどう思うか?
相手から見てラブラブなカップルに見えるようなら、自分では気付かないところで今も相手を想った振る舞いをしていたことを再確認できます。
しかし「一緒に居ても楽しくなさそう...」と思われているなら、情が湧いて一緒にいるだけの可能性が高いでしょう。
対処法5. 自分の将来を最優先に考える
相手となかなか別れられないのは、相手を思いやってしまい、自分のことを後回しにしすぎているのが原因かもしれません。
自分の人生なので自分の将来をどうしたいのかを最優先に考えるようにしましょう。
- いつ頃、どんな人と結婚したいのか?
- 次の出会いのためには、いつまでに別れる必要があるか?
など、将来のことを具体的にイメージすると、ずるずると付き合ってはいけないことが実感できるようになります。
そして、別れるための一歩を踏み出すことができますよ。
好きじゃないとわかったら早めに別れを切り出しましょう!
ここまでは恋人に情が湧く原因や情で付き合うデメリット、別れられない時の対処法について紹介しました。
長い間付き合ってきた恋人など、情が移ると別れを言い出しにくいもの。
しかし、ずるずる付き合っても、お互いに次のステップへ進めません。
そのため、好きじゃないとわかったら、自分や相手のためにも早いうちに別れを切り出しましょう。
別れを決意した時の別れ方|次のステップに進むコツとは?
「情で付き合い続けている恋人と上手に別れる方法はある?」
「別れを決意したら、どうすればいいの?」
別れを決めても、情が湧いている相手にはなかなか言い出しにくく、どんな別れ方をすればいいのか悩んでしまいますよね。
そこでここからは、未練を残さず次のステップに進めるように、別れる方法を具体的に解説していきます。
別れ方1. 相手には自分がいないとダメと思わない
「この人には私しかいない」と心理面で相手に依存していると、既に愛情が冷めていてもなかなか別れを言い出せないことに。
「相手にとって私は必要な存在だから一緒にいてあげる」と考えるのは、自立した大人の恋愛関係ではありません。
- お互いが自立することは、自分にとっても相手にとっても必要なことだと考えるようにする
- 自分がいなくても、相手は大丈夫だと思うようにする
など、相手を思いやる気持ちと恋心を勘違いしないことで、相手に未練を残さず別れることができますよ。
また、別れた後は写真を消去したりお揃いで買った品を捨てるなど思い出も処分しておくと、早く未練を断ち切れます。
別れ方2. 優しい言葉をかけるのをやめる
相手はあなたが自分を好きだから、優しい言葉をかけてくれるのだと思っています。
なので、相手のことを気遣う言葉ではなく、等身大の思ったことを伝えるようにしましょう。
- 相手が仕事で疲れていても「大変だね」ではなく、「私も頑張ってるよ」と自分のことを言う
- 今までは相手の意見に異論があっても反対することはなかったけれど、思い切って反対意見を言う
など、自分の率直な気持ちを伝えることで、相手に本心を気づいてもらえるようになりますよ。
別れた後も気まずくならないように、気持ちを伝える時は喧嘩腰にならず落ち着いて、でもしっかり意見は言うようにしましょう。
別れ方3. 話し合いの場を設ける
恋心がなくなったとはいえ、情が湧いた相手とは、別れても友人としてなど、関係を続けたいと思うこともあるでしょう。
そのため、「これからどうしていきたいか」を相手と本音で話し合ってみるのがおすすめ。
- 恋心がなくなったことを正直に伝え、相手にどうしたいか聞いてみる
- もし別れるなら、その後どんな関係でい続けたいか、お互いの考えを言い合う
など、率直に気持ちを伝え合うことで、納得のいく答えが見つかりますよ。
相手が納得できないと別れづらくなる可能性があるので、話し合いは一方的に気持ちを伝えるだけにならないようにしましょう。
別れ方4. 「距離を置く」などの曖昧なことはしない
あなたの気持ちは相手から離れているので、「しばらく距離を置く」など曖昧な態度のまま交際を続けても状況は変わりません。
なので、無駄に時間の経過を待つのではなく、今後のことをスッキリと決めましょう。
- お互いに別れたいと思っているのか、確認する
- お互いに改善することで、2人の心の距離が縮まるのかどうか話し合う
など、2人が納得する形で今後のことを決めれば、気持ちが曖昧にならずに前に進むことができますよ。
また、自分がどうしても別れたいのであれば、相手が継続を望んでも妥協せず「別れたい理由」をきちんと説明するようにしましょう。
別れ方5. 別れることをマイナスに考えすぎない
別れることをネガティブに捉えてしまうと、思いを吹っ切れないままずるずると交際が続いてしまいます。
なので、パートナーと別れることで得られるメリットを考えるようにしましょう。
- 新しい出会いのチャンスで、理想の異性と付き合えることをイメージする
- デートなどのために時間をあける必要がないので、自分磨きなど自分のために時間が使える
のように、別れを前向きに捉えることで、気持ちが楽になり相手に素直に別れを切り出すことができますよ。
それでもネガティブな気持ちになるようなら、新しい趣味に没頭するなど、気持ちを他のことに集中するようににしましょう。
別れ方6. 単刀直入に別れを伝える
別れを決意した後は、交際を長引かせても意味がありません。
そのため相手に自分の気持ちをはっきりと伝えることで、お互い次のステップにスッキリ進むことができます。
別れは、単刀直入に「もう好きじゃないから、別れたい」と伝えるようにしましょう。
また、円満に別れるために、交際期間中のことを感謝すると相手も「この交際は無駄ではなかった」と思ってくれますよ。
情が湧く原因を把握して、恋人との関係を見直してみて。
この記事では、恋人に情が湧く原因から別れ方まで詳しく解説しました。
長年付き合っていると、相手のことを恋愛対象としてみているのか、情が湧いているだけなのかわからなくなりますよね。
まだ愛情が残っていることに気づけず、未練を残して別れたくないし、情だけの交際でずるずると時間を無駄にしたくもありません。
この記事では自分の気持ちを判断する方法も紹介しているので、ぜひ参考にして後悔しないようにしてくださいね。
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