悲劇のヒロインになりたがる女性の“3つの心理”。気取る女性への接し方とは?
悲劇のヒロインとは?どんな意味で使われるの?
悲劇のヒロインとは、本来は物語の中で悲劇や苦難に見舞われる女性を表す言葉です。
ただし、ここで扱われる悲劇のヒロインとは、周囲に自分が不幸であることを過剰にアピールする女性という異なる意味があります。
悲劇のヒロイン症候群とは?
悲劇のヒロイン症候群(シンドローム)とは「私は可哀想な人」と感じて悲劇のヒロイン気取りになる女性を指します。
このような女性は注目を集めたいという理由から、わざと自虐発言をして周囲の同情を集めがちです。
また、自分の気持ちを理解して欲しいと、嘘をついてまで不幸を装うこともあります。
悲劇のヒロインになりたがる女性の3つの心理|どんな原因があるの?
「なぜ女性は悲劇のヒロインになりたがるの?」
「悲劇のヒロインになりたがる女性の真相心理が知りたい」
周囲からすると、悲劇のヒロイン症候群の女性はなぜ自ら不幸をアピールするのか理解できないと思うのではないでしょうか。
女性が悲劇のヒロインになりがたるのは、不安定な心理状態の表れです。
そこでここでは、悲劇のヒロインになりたがる原因を解説します。
心理1. 愛情不足でかまってほしい
幼少期に両親から十分な愛情を受けずに育った人は、他人に愛されることに飢えています。
愛情不足な人は自分を愛して欲しいという欲求が人一倍強いため、悲劇のヒロインになることで愛情を求めているのです。
また、このようなタイプの人は不特定多数の人ではなく、親友や恋人など信頼できる相手にのみ不幸自慢をする傾向にあります。
心理2. 自己顕示欲が強く、周りから注目を集めたい
周囲から注目されることで自分の価値観を見出すという人は、自己顕示欲の強さが原因で悲劇のヒロインを気取ります。
このようなタイプの悲劇のヒロインは「自分に注目してもらいたい」という考えから、わざと多くの人前で不幸話をして周りの関心を引こうとしがち。
ただし、注目を浴びても批判されるのは嫌なため「私は可哀想」だと主張することで、同情と注目の両方を集めようとしているのです。
心理3. 可哀想な自分に酔っている
不幸を過剰にアピールする女性は、悲劇なヒロインである自分が内心好きという心理がはたらいています。
様々な不幸に見舞われている、そんな自分がまるで物語の主人公になったようで自分に酔いしれているのです。
このような人は周囲に不幸自慢をしたいだけで、周囲の励ましやアドバイスは求めていません。
【診断】悲劇のヒロイン症候群といわれる女性の特徴10選
「どのような性格や発言の人が悲劇のヒロインに当てはまるの?」
「いつの間にか自分が悲劇のヒロインになっていないか気になる…」
周囲から指摘されて気付く前に、自分が悲劇のヒロイン症候群(シンドローム)かどうか診断するのは難しいもの。
そこでここからは、悲劇のヒロイン症候群の主な特徴を解説します。
悲劇のヒロイン症候群かもしれないと心当たりがある人は、自己診断でチェックしてみましょう。
- さみしがり屋で常に誰かと一緒にいたい
- 恋人や親友からLINEの返信が遅いと不安になる
- ネガティブは発言が多い
- ダメ男に惹かれやすい
- 受け身で行動力がない
- 未来よりも過去に注目する
- 嘘をついたり、話を誇張する
- 会話をしていると自分の不幸話に持っていこうとする
- 周りの人の不幸話には興味がない
- SNSの更新頻度が多い
特徴1. さみしがり屋で常に誰かと一緒にいたい
さみしがり屋な性格の人は、誰かに慰められることで自己肯定感を満たしています。
そのため、さみしがり屋な人は「一緒にいて欲しい」または「慰めて欲しい」という自分勝手な理由から、わざと悲劇のヒロインを装って周囲の気を引こうとします。
友人との別れ際に「そういえば、こないだ失恋しちゃって…」などと話して引き留めたことがある人は、悲劇のヒロイン症候群である可能性大です。
特徴2. 恋人や親友からLINEの返信が遅いと不安になる
悲劇のヒロイン症候群の女性は、自分を認めてもらいたいという承認欲求や所属欲求が強い傾向にあります。
このような女性は「誰かに構って欲しい」という気持ちが強めです。
恋人や親友とのLINEの返信が遅くなると「自分は相手にとって大事ではない」と感じてとても不安になってしまいます。
例えば、LINEの返信が数分遅れただけでも
「私何かしたかな?」
「返事遅いけど、どうしたの?」
など、返信を催促するメッセージを送ってしまいがちです。
特徴3. ネガティブは発言が多い
悲劇のヒロイン症候群になる女性は、自分の身に起きた良かったことよりも不幸や嫌な出来事に気持ちが向きがちです。
周囲にも自分の不幸や悲しいことを話すクセが付いているので、気づかないうちにネガティブで後ろ向きな発言が増えていきます。
例えば
- 周囲にアドバイスされても「だって」「でも」と、言い訳を言ってしまう
- 「◯◯ちゃんはいいよね」と他人を羨んでしまう
など、常にネガティブな考えをしてしまうのが悲劇のヒロイン症候群の特徴です。
自分が悲劇のヒロインかもしれないという方は、ネガティブな発言をしていないかチェックしてみてください。
特徴4. ダメ男に惹かれやすい
悲劇のヒロイン症候群の女性は「こんなに男性に尽くしているのに、報われない私って可哀想な女」という状況を自ら作り出しています。
そのため、
- 女性の稼ぎに頼って働かないヒモ男
- 暴力で支配するDV男
など、ダメ男に惹かれやすいのが特徴です。
ただし、本人に自覚症状がないため、精神が不安定なメンヘラになりやすいと言えます。
特徴5. 受け身で行動力がない
悲劇のヒロイン症候群の女性は可哀想な自分に酔いしれているため、自ら不幸な状況を変えようとする努力をしません。
そのため、悲劇のヒロインになりたがる女性は
- 友人や恋人など誰かに助けてもらわないと、新しいことを始めることができない
- 基本的に「誰かが助けてくれるだろう」という他力本願スタイル
など、普段から受け身で行動力に欠ける特徴があります。
悲劇のヒロインかどうかチェックしたい人は、自分の行動力を振り返ってみましょう。
特徴6. 未来よりも過去に注目する
悲劇のヒロイン症候群の女性は、過去に執着する傾向にあります。
過去に起きた自分の不幸な状況を振り返るのが好きなため、つい未来よりも過去のことに囚われてしまいがちです。
例えば
- 過去の失敗や嫌な出来事を何年も引きずっている
- 別れてから何年も経っているのに、元カレとの思い出話をする
など、過去の出来事を大事に思っている人は、悲劇のヒロイン症候群になっている可能性が高いでしょう。
特徴7. 嘘をついたり、話を誇張する
悲劇のヒロインには、不幸をアピールすることでもっと皆に心配して欲しいという心理が隠れています。
周りの気を引くことが目的なので、
- 「親族が死んだ」など嘘をつく
- すぐに治るようなケガなのに「完治に1カ月はかかるみたい…」と話を盛る
など、時には事実ではない話もするのが特徴です。
また、自分の欲求が満たされれば良いという自己中心的な考えのため、嘘や話を盛ることに罪悪感もありません。
特徴8. 会話をしていると自分の不幸話に持っていこうとする
悲劇のヒロインは不幸をアピールして周囲の注目を引きたいので、隙あらば不幸話をしようとしてきす。
友人や仕事場の仲間たちと会話をしていても
- 「それならまだいいよ、私なんて…」と不幸マウントを取る
- わざとため息をついて周囲を心配させ、無理やり不幸話にもっていく
など、会話の主導権を握ろうとするのが得意です。
特徴9. 周りの人の不幸話には興味がない
悲劇のヒロインは「世の中で自分が一番可哀想なんだ」と自分自身に酔いしれているので、基本的に他人の不幸話には興味がありません。
周りの人が不幸話をしても
- 「へぇ、大変だったね~」とつまらなそうな態度を取る
- 「私の方が辛い」と、話の途中で自分の不幸話をしだす
- 「それでもラッキーだよね」と、皮肉めいた発言をする
など、他人の不幸話には共感や同情をしないのが悲劇のヒロインの特徴です。
特徴10. SNSの更新頻度が多い
悲劇のヒロインはとにかく自分が不幸だとアピールしたいので、周囲に反応してもらえるまで頻繁にSNSを更新しがち。
SNSでは普通なら日常の出来事など楽しい話をするものですが、悲劇のヒロインは
「仕事が忙しくて毎日辛い…もうダメかも」
「職場で私ばっかり怒られる、もうイヤ」
「彼は今日も帰ってこない…私のこと飽きたのかな」
など、SNS上でもメンヘラ発言を繰り返すのが特徴です。
【注意点】悲劇のヒロイン気取りの女性への接し方とは?
悲劇のヒロイン症候群の女性は、相手を慰めたり心配したりしても特に意味がありません。
また、相手のペースに引き込むのが得意なため、悲劇のヒロインの女性と接する時は注意が必要です。
ここからは、悲劇のヒロイン気取りの女性への接し方や注意点を解説します。
悲劇のヒロインになりたがる女性の対応に困っているという人は、ぜひ注意点を参考にしてみてください。
対処法1. 適度にリアクションをして流す
悲劇のヒロイン気取りの女性は、周囲の同情を引こうと不幸話ばかりするのが特徴です。
毎回ネガティブな話ばかりするため、真剣に聞いていると心が疲れ果ててしまいます。
職場や友人に悲劇のヒロインがいるという場合は、
「それは大変でしたね」
「可哀想ですね…」
など、同情や心配をするフリをして不幸話を受け流すのがおすすめです。
悲劇のヒロインは自分に同情してもらえば満足なので、受け流しても心配ありません。
対処法2. 解決策は提示しない
悲劇のヒロインは、自分の不幸な状況を改善する気は全くありません。
彼女たちはただ同情や心配をしてほしいだけなので、解決策を提示しても感謝されるどころか逆に不機嫌になってしまうことでしょう。
悲劇のヒロイン気取りの女性自ら解決策を求めてきた場合を除いて、アドバイスをするのは控えてください。
どう対応すれば分からない場合は「うんうん」「そうなんだね」など、適当な相づちを挟んで話を聞いているフリをするのがおすすめです。
対処法3. 前向きな発言に対しては全力で応援してあげる
職場の先輩や年に数回会うだけの知人が悲劇のヒロインであれば、適当な対応をしていれば特に問題はないことでしょう。
しかし、長年友人だった女性が悲劇のヒロインになってしまった場合は「彼女をどうにか変えてあげたい」という気持ちがあるはずです。
もしも、女性が悲劇のヒロインらしくない前向きな発言をした時は、適当に受け流さずに話を真剣に聞いてあげて、時にはアドバイスをしてみてください。
友人として親身になってあげることで、彼女自身の考えが変わるきっかけになり、不幸自慢を話すことも改善されるかもしれません。
対処法4.「不幸話は好きじゃない」とはっきり伝える
悲劇のヒロイン症候群に陥っている女性の中には、自分が不幸をアピールしている自覚がないことがあります。
本人の自覚がない限り彼女の発言や行動が改善されることもないので、ここではハッキリと気づかせてあげることも愛です。
「可哀想なのはわかるけれど、不幸な話を聞くと自分まで落ち込んじゃうからちょっと嫌なんだよね」と伝えてあげてみてください。
自覚がなかった場合は「ごめん、不幸自慢してたね」と素直に謝ってくれるはずです。
対処法5. 距離をおく
悲劇のヒロイン気取りの女性の中には、心理的な原因を抱えたメンヘラの人がいることもあります。
一時的な感情の変化であれば改善の余地がありますが、メンヘラの人を改善するのは元の原因を取り除く必要があるため困難です。
周りに悲劇のヒロイン症候群の人がいたとしても、恋人や友人など近しい関係でなく仕事にも影響がない間柄であれば、できるだけ関わらないようにするのが最善策です。
無理をして悲劇のヒロイン症候群の人に関わっていると自分まで心を病んでしまう可能性もあるので、無理のない距離感を維持しましょう。
悲劇のヒロインな人には、程よい距離感で付き合ってみて。
悲劇のヒロイン症候群の人は、周囲に不幸を過剰にアピールするのが特徴です。
不幸話をするのはただ注目を集めたいだけの場合や、周囲に構って欲しいなどの原因が考えられます。
ただし、中には大きな心理的要因を抱えたメンヘラもいるので注意が必要です。
もしも「自分が悲劇のヒロインかも…」と不安になっている方は、今回紹介した特徴を元に自己診断をしてみましょう。
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