【日本】探偵小説のおすすめ一覧|推理が面白い国内の有名作品を厳選!
日本の探偵小説の選び方|失敗しないために確認しておきたいポイントとは?
探偵小説は、一緒に推理できる楽しみや、何が起こるか分からないドキドキ感が魅力。
しかし、古典的な名作や最近の人気作など幅広い作品があり、膨大な作品の中からどうやって本を選べばいいのか、基準がわからないと難しいですよね。
そこでここでは、失敗しない日本の探偵小説の選び方を解説していきます。
自分に合った面白い探偵小説を見つける際の参考にしてみてください。
日本の探偵小説の選び方1. シリーズものから選ぶ
単作品は映画化されるほど面白い内容のものもありますが、全く人気が無くつまらない本もあり、当たり外れが大きいのが欠点です。
一方、シリーズものは人気が無い限りシリーズ化されることはないため、一定の読者から支持されている証拠といえるでしょう。また、シリーズものの特徴として「探偵である主人公のキャラが立っている」ことがあげられます。1作品を読んで主人公に愛着が生まれれば、その後の続編も読みたくなり、一気に探偵小説の世界に没頭できるようになりますよ。
無理なく読み始めるには、一定の人気が担保されているシリーズものから入っていくのがおすすめです。
日本の探偵小説の選び方2. 作家から選ぶ
探偵小説にハマるためには、自分の好きな要素の入った本を読んでみたいですよね。作家によって作風は大きく異なります。恋愛要素を含めるのが好きな作家もいれば、ホラーを混じえたミステリーを得意とする作家も。
いい本と出会う一つの方法として、有名な作家や自分の好きな作風の作家を選んでみましょう。
例えば、「探偵ガリレオ」シリーズで有名な東野圭吾は、理論的な推理やラストのどんでん返しが得意。ベストセラー本「告白」の著者である湊かなえは、緻密な人物描写と伏線回収に長けた作家、といったように、有名作家によっても小説の特徴は様々です。気に入った作家が見つかれば、そこから次々と読む本が見つかっていくでしょう。
日本の探偵小説の選び方3. ジャンルから選ぶ
探偵小説の中には様々なジャンルがあり、それぞれ面白さや魅力が異なります。読んでみてから「このジャンルは自分の好みじゃない」と後悔しないように、ジャンル選びを意識して本を探してみましょう。
現実社会の問題を絡めた内容が好きなら「社会派ミステリー」。超能力や宇宙人の出てくるストーリー展開が好きな人なら「SFミステリー」といったように、自分がどのようなジャンルが好きか把握しておくことで、読む本も絞りやすくなるでしょう。
普段読んでいる小説のジャンルを思い浮かべると、読むべき探偵小説のジャンルも見つかりますよ。
日本の探偵小説の選び方4. 映像化されているものから選ぶ
探偵小説の中には、謎解きが複雑であったり本のボリュームが多かったりする本もあり、読んでも内容を完全に消化しきれないことがあります。
探偵小説には映画化や実写化された作品が多いので、映像を通して本の内容を理解することも可能です。小説を読んだあとに映画を観れば、テキストだけでは見えてこなかった人物間の関係なども見えてくるかもしれません。
小説を読んでからドラマ、映画を観てから小説など、一つの作品を二度楽しむことができるので、映画化・ドラマ化されている探偵小説に注目してみると良いでしょう。
日本の探偵小説のおすすめ30選|新作からベストセラーまで広く紹介
謎解きのミステリーが知的好奇心をくすぐる探偵小説。一度その魅力を知ってしまったら、次々と本に手が伸びていってしまいますよね。
ここからは、日本のおすすめ人気探偵小説を紹介します。
誰もが知っているベストセラー作品や映画化された作品など、幅広く厳選しました。ぜひとも、本選びの参考にしてみてください。
日本の探偵小説のおすすめ1. 全てがFになる【S&Mシリーズ全10冊合本版】
- 学者である著者ならではの理系ミステリーで、知的好奇心をくすぐるトリックが満載
- 『全てがFになる』から始まるS&Mシリーズの10作品を全部読める合本版で、読み応えたっぷり
- 小説を読み終わった後は、漫画やアニメで再び世界観を楽しめる
読み応えのある本に出会ったら「シリーズ化してたらいいのに」と続きがないかチェックしてしまいますよね。
『全てがFになる』は、学者をしながら本を書いていた森博嗣のデビュー作。理系の研究職に就いていた著者ならではの理論的なトリックなどが編集部の目にとまり、第1回メフィスト賞を受賞。その後、シリーズ化が決まり『全てがFになる』を含んだS&Mシリーズはロングセラーヒットし、コミック化・アニメ化されました。
大学教授と大学生の主人公2人が交わす深いセリフのやり取りがヤミツキになる名作です。長期間同じシリーズの本に没頭し続けたい方は、ぜひ一度手にとってみましょう。
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- 著者:森 博嗣
- 出版社:講談社
- 発売年:2014年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ2. 十角館の殺人
- 累計発行部数100万部を超える『館シリーズ』の第1作で、正統派の本格ミステリーが味わえる
- 館を訪れた学生が次々と殺されていく展開が、緊張感とスリルを読者に与える
- たった一行でそれまでの展開をひっくり返す大どんでん返しが、思わず唸ってしまうほどの衝撃を与えてくれる
探偵小説好きなら、犯人がわからないモヤモヤとワクワクを最後まで楽しみたいですよね。
綾辻行人の『十角館の殺人』は、本格ミステリーを味わえる一冊。本作は累計100万部以上を誇る『館シリーズ』の第1作で、著者のデビュー作でもあります。
孤島の館に訪れた推理小説研究会の大学生たちが次々と殺されていき、学生たちを追い詰めていきます。細かな描写に犯人のヒントが隠されているため、難解な謎解きをじっくり楽しめる作品となっています。ラストの衝撃の一行には、誰もが驚かされるでしょう。
どんでん返しが好きな人にぴったりの本です。
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- 著者:綾辻 行人
- 出版社:講談社
- 発売年:2007年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ3. 冷たい校舎の時は止まる(上)
- 高校の校舎内を舞台としたミステリー・ホラー。読み始めたら止まらないスピード感ある展開
- 上下巻合わせると千ページ超えの大ボリューム。読み応え十分な大作
- 登場人物8人の事細かい心理描写により、感情移入しながら本の世界に入れる
夜に読むと怖さを感じるホラー本を、なぜか無性に読みたくなる瞬間がありますよね。
辻村深月の『冷たい校舎の時は止まる』は、学園モノのミステリー・ホラー作品。普通に登校したはずの高校生8人が、学校に閉じ込められ、ホストと呼ばれる謎の人物に「数ヶ月前に自殺した同級生の名前を教えて」と迫られます。
なぜ自殺した同級生の名前が思い出せないのか、担任教師はどこへ行ってしまったのか、そんな謎を抱えながら進んでいくストーリー。怖いけれどついつい先が読みたくなる本です。
ジワリジワリと押し寄せる恐怖を味わいたい方は、ぜひ本作をご覧ください。
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- 著者:辻村 深月
- 出版社:講談社
- 発売年:2007年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ4. イニシエーション・ラブ
- 日本のバブル時代を感じる描写が多く、当時の日本の流行などを知れる
- 松田翔太・前田敦子主演で2015年に映画化。青春ミステリーでドキドキと驚きを同時に味わえる
- 最後の2行で突然ミステリーへと変化する驚きの展開で、読後にもう一度読み返したくなる
一度読んだら満足する本がほとんどですが、何度でも読みたくなる本にも出会いたいですよね。
乾くるみの『イニシエーション・ラブ』は、累計140万部を突破し映画化されたベストセラー本です。バブル最盛期に出会った男女2人が織りなす恋愛小説と思わせておきながら、ラスト二行目で突如ミステリーの世界に変わる本作品。「え?どういうこと?」と思わず読み返さずにはいられない、恋愛ミステリーの名作です。
読めば読むほど味の出てくる本を読みたいなら、『イニシエーション・ラブ』をチェックしてみましょう。
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- 著者:乾 くるみ
- 出版社:文藝春秋
- 発売年:2007年
- 映像化歴:◯
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日本の探偵小説のおすすめ5. 夜のピクニック
- たった一日の出来事が一冊の本に凝縮されていて、読み応え十分
- 第26回吉川英治文学新人賞を受賞した甘酸っぱい青春小説で、青春時代の気持ちを味わえる
- 映画化もされているので、映像でも物語を満喫できる
大人になると、ふと青春時代の気持ちに帰りたい時がありますよね。
恩田陸の『夜のピクニック』は、少し変わった設定のストーリー。主人公の女子高生には、三年間誰にも言えなかった秘密がありました。その秘密を清算するために、彼女は高校最後の行事「歩行祭」で自分に小さな賭けを課します。主人公の想いとは別に他の登場人物それぞれの想いが重なり合い、事態は思わぬ方向へ…。
一日中歩く行事という、一見すると単調になりそうな設定でありながら、最後まで読み応えのある作品です。青春時代を思い出しながら本を楽しみたい方は、ぜひ一度本作品を読んでみてください。
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- 著者:恩田 陸
- 出版社:新潮社
- 発売年:2006年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ6. 『アリス・ミラー城』殺人事件
- 海外の古典的名作『鏡の国のアリス』をモチーフとした世界観が、読者をファンタジーの世界へ引き込む
- マニア向けの難解な謎解きは、読み終わっても犯人がわからないレベル
- 複数の探偵視点で構成されたストーリーで、探偵の思考・推理に触れられる
読んだことのある古典的名作のネタが出てくると、読書意欲を掻き立てられる人も少なくないはず。
北山猛邦の『「アリス・ミラー城」殺人事件』は、海外の古典的名作『鏡の国のアリス』の世界観やネタがふんだんに散りばめられた作品。アリス・ミラー城に集められた探偵たちが謎解きに挑みますが、1週間の滞在期間で彼らに課せられたルールはたった1つ「最後まで生き残った者がアリス・ミラーを手に入れられる」。アリス・ミラーとは何なのか、次々と起こる殺人事件の犯人は誰なのか、謎の多いストーリーで読者を最後まで惹きつける人気ミステリー本です。
鏡の国のアリスとミステリーの好きな方におすすめ。
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- 著者:北山 猛邦
- 出版社:講談社
- 発売年:2008年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ7. 告白
- デビュー作でありながら本屋大賞1位のミリオンセラー本。湊かなえ好き必見の一冊
- 映画化されているので、映像でも本の世界観を楽しめる
- 細かな人物・心理描写が行き届いているので、最後まで読みやすい
有名作家の世界観を理解するためには、まずデビュー作を読んでおきたくなるはず。
湊かなえのデビュー作である『告白』は、松たか子主演で映画にもなった人気探偵小説です。子どもを学校内で亡くした中学校女教師の告白から始まるストーリーは、複数の登場人物による告白によって、徐々に事件の真相に近づいていきます。
未成年者の犯罪がテーマとなっている本作品は、読み手に「いじめ」「引きこもり」といった社会問題を考えさせる名作。湊かなえファンなら、必ず読んでおきたい本といえるでしょう。
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- 著者:湊 かなえ
- 出版社:双葉社
- 発売年:2010年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ8. 容疑者Xの献身
- 超人気シリーズ『ガリレオシリーズ』初の長編で、読み応えたっぷり
- 天才同士の推理バトルに、知的好奇心をくすぐられる
- 犯人をかばう登場人物の献身的な姿に、思わず感情移入してしまう
「このシリーズの中で、どの作品が一番好き?」と聞かれた時、即答できる本があるといいですよね。
『容疑者Xの献身』は、東野圭吾の人気シリーズ『ガリレオ』の第三作目。直木賞も受賞したベストセラー本です。
天才数学者の石神は、隣人の母娘が前夫を殺害する現場に遭遇します。母娘をなんとか救いたかった石神は、自身の天才的な頭脳を駆使して完全犯罪を企てることに。しかし、そこに大学時代の親友であった主人公の湯浅が登場し、謎解きに挑みます。石神の純愛と、石神を追い詰めなくてはいけない湯浅の心の葛藤が見事に描写されている本作品は、数ある東野圭吾作品の中でも高い人気を誇ります。
ガリレオシリーズのNo1を決めるなら、必読すべき本です。
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- 著者:東野 圭吾
- 出版社:文藝春秋
- 発売年:2008年
- 映像化歴:◯
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日本の探偵小説のおすすめ9. アヒルと鴨のコインロッカー
- 青春と恐怖が入り混じったミステリーで、読む者の感情を揺さぶる一作
- 濱田岳・瑛太主演で2007年に映画化。映像を通して振り返るとより面白い
- 伊坂幸太郎ならではの伏線回収が見事で、最後まで読み応えたっぷり
読後の爽快感を味わうために、伏線回収の凝った作品を探してはいないでしょうか。
伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』は、物語の後半で次々と伏線回収が行なわれる人気探偵小説。大学進学で引っ越してきた椎名は、河崎と名乗る隣人から突然「本屋を襲撃して広辞苑を奪おう」と誘われます。本屋襲撃に協力したことがきっかけとなり、椎名は2年前に起こったある事件を知ることに…。
「物語前半の描写に、こんな意味があったのか!」と伏線回収を満喫したい人におすすめです。
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- 著者:伊坂 幸太郎
- 出版社:東京創元社
- 発売年:2006年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ10. 神様ゲーム
- 麻耶雄嵩による『神様』シリーズの第一作目。神様を名乗る少年の動向が気になって読むのが止まらなくなる
- 読みやすい文章構成でサクサク読めるので、スキマ時間を使って読破可能
- 有名ミステリー作家「麻耶雄嵩」の独特な感性が反映された、一筋縄ではいかないラストに感情が揺さぶられる
文章表現や話の設定が複雑だと、話に入っていくまで退屈に感じてしまいますよね。
麻耶雄嵩の『神様ゲーム』は、講談社の子供向け探偵小説として出版された人気ミステリー本。子供向けなので、文章表現も優しく、サクッと読める作品です。
猫殺しの犯人を探すため、小学生の芳雄は友達と探偵団を作ります。そんな彼に神様を自称する転校生が話しかけてきて、物語の歯車が急に回り始めることに。「神様」の言っていることが本当かどうかで物語の真相が180度変わる、斬新なストーリーとなっています。
すぐに小説の世界に入り込みたい人は、本作品がぴったりです。
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- 著者:麻耶 雄嵩
- 出版社:講談社
- 発売年:2005年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ11. 探偵ガリレオ
- 累計1300万部突破の大人気シリーズの第一作。短編集なのでサクッと読める
- テレビドラマでは、主人公を演じる福山雅治の演技が秀逸。小説と併せて観るとより深く内容を味わえる
- 理系の著者ならではのマニアックなトリックは、初心者だけでなくミステリー好き玄人も満足の一作
主人公を好きになれないと、何冊も同じシリーズの作品を読みたいとは思いませんよね。
『探偵ガリレオ』は、東野圭吾の人気シリーズ「ガリレオ」の第一作目。テレビドラマ化もされているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
探偵役である大学助教授の湯浅学が、説明のつかない不思議な事件や謎に挑んでいくストーリー展開。主人公湯浅の少しネジの外れた天才ぶりが魅力的で、ついつい続編に手が伸びてしまう作品です。
魅力あふれる主人公が登場するシリーズものをお探しであれば、『探偵ガリレオ』がおすすめ。
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- 著者:東野 圭吾
- 出版社:文藝春秋
- 発売年:2002年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ12. 犬神家の一族
- 誰もが知っている古典的名作ミステリー。失敗したくない人におすすめ
- 昭和の風習や文化に触れられるので、日本の昔を知ることができる
- 詳細に渡る人物描写で、世界観に深く入り込める
誰もが知っている探偵小説は、欠かさず読んでおきたいですよね。
横溝正史の『犬神家の一族』は、日本が誇る有名探偵小説です。戦後の日本が舞台で、大富豪家の犬神佐兵衛が遺した不可思議な遺言が、一族の骨肉の争いを巻き起こします。次々と発生する凄惨な殺人事件に対し、謎解きに挑む名探偵「金田一耕助」。
名作と呼ぶにふさわしいストーリー展開や人物描写は、現代でも十分に楽しめます。古典的名作をお探しの方は、ぜひ一度読んでみてください。
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- 著者:横溝 正史
- 出版社:KADOKAWA
- 発売年:1972年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ13. ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
- メディアワークス文庫初のミリオンセラー本。本選びを失敗したくない人にイチオシ
- 人見知りで美人のヒロイン栞子が魅力的で、次々と続編が読みたくなる
- 本を巡る心温まる謎解きが、本好きにはたまらなく面白い
探偵小説好きでも、毎回殺人事件ばかりの内容だと疲れてしまいますよね。
三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』は、古書にまつわる日常のちょっとした事件を、古書店の女性店主とバイトの青年が解決していく作品。シリーズもので、本作が第一作目です。
1話完結の短編集で、飽きずに最後まで読み切れます。各話に登場する事件の鍵となる古書は、全て実在する本。謎解きと共に古本の知識も深められる一冊です。
リラックスしてミステリーを楽しみたい方は、本作品を手にとってみてください。
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- 著者:三上 延
- 出版社:KADOKAWA
- 発売年:2011年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ14. 七回死んだ男
- タイムループ系の探偵小説なので、SF好きにおすすめ
- コメディタッチ風の内容で、ミステリー初心者でも飽きずに楽しめる
- 「七回死んだ男=祖父」を助けようと奮闘する主人公に、愛着の持てる名作
小説だからこその、非日常な物語にも時々触れてみたくなりますよね。
西澤保彦の『七回死んだ男』は、タイムループ系のSF探偵小説。一日を何度も繰り返す特異体質の主人公「久太郎」は、ある日祖父の殺人事件に遭遇します。
謎解きをして祖父を救おうとしますが、何度繰り返しても祖父の死を防げません。コントのような面白さのある展開で、殺人事件の血なまぐささを感じさせないストーリー構成となっています。
SF好きの方にぴったりのミステリー本です。
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- 著者:西澤 保彦
- 出版社:講談社
- 発売年:2017年
- 映像化歴:×
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日本の探偵小説のおすすめ15. ハサミ男
- 著者のデビュー作にして第13回メフィスト賞受賞作品。定評のある探偵小説を読みたい人におすすめ
- 500ページ超えの圧倒的なボリュームで、本の世界にとことん没頭できる
- タイトルにも伏線を含ませてある緻密なストーリー構成で、何度も読みたくなる一冊
長い休暇が取れた時には、読み応えのある探偵小説の世界に入り込んでみたいですよね。
殊能将之の『ハサミ男』は、第13回メフィスト賞を受賞した、500ページ以上ものボリュームを誇る大作です。
美少女を次々と殺害していく連続殺人犯「ハサミ男」。物語はそのハサミ男が、模倣犯にターゲットの女性を殺された所からスタートします。
連続殺人犯が模倣犯を探すという設定が面白く、ラストまで目が離せない展開です。
じっくり一つの作品を楽しみたい方は、本作品をチェックしてみましょう。
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- 著者:殊能 将之
- 出版社:講談社
- 発売年:2002年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ16. 流星の絆
- 兄弟の絆の強さを感じられる作品で、ミステリー以外の要素も満喫できる
- 二宮和也主演でテレビドラマ化された人気探偵小説。映像とテキストで二度楽しめる
- 復讐劇の裏に隠れた恋物語が切なく、感情を揺さぶる一作
普段の人間関係に疲れた時は、人との絆が描かれた小説を読みたくなりますよね。
『流星の絆』は、東野圭吾の探偵小説。両親を殺された三兄妹が、詐欺で生計を立てながら犯人を探していきます。時効間近で犯人を見つけた三兄妹は、罠を張って犯人に近づいていきますが、作戦の途中で三兄妹の妹「静奈」が犯人の息子を好きになってしまい…。
復讐・恋愛・兄弟愛が複雑に絡み合った本作品を読むと、心の感受性が高まる感覚に陥りますよ。心に栄養を届けたい方におすすめの作品です。
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- 著者:東野 圭吾
- 出版社:講談社
- 発売年:2008年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ17. 密室殺人ゲーム王手飛車取り
- 殺人鬼同士の謎解きという斬新な切り口で、出だしから本の世界に熱中できる
- 殺人鬼たちのコミカルでテンポの良い会話が心地よく、スラスラ読める
- シリーズ化された人気作品なので、読後は他作品へと読み進められる
探偵と殺人鬼ではなく、殺人者同士のやり取りを楽しみたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』は、歌野晶午の探偵小説。インターネット上で知り合った5人が、殺人事件を推理し合うお話です。驚きなのは、実際に出題者が行なった殺人事件をクイズの題材にしている点。殺人鬼同士が自分の犯した殺人を推理し合う不思議な設定が、本のエンタメ性を高めています。
殺人鬼同士のテンポの良い会話を味わいたい方は、本作品を読んでみましょう。
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- 著者:歌野 晶午
- 出版社:講談社
- 発売年:2010年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ18. ソロモンの偽証
- 原稿用紙延べ4700枚の三部構成で、どっぷり小説の世界に浸れる
- 宮部みゆきの作家生活25年の集大成ともいえる作品で、宮部みゆきファン必読の一冊
- 不可解な死亡事件の真相に挑む女子生徒の奮闘ぶりが、感動を誘う
好きな作家の大ヒット作品は、忘れずに読んでおきたいですよね。
『ソロモンの偽証』は、宮部みゆきの感動巨編ミステリー。中学校を舞台とした学園モノで、1人の男子生徒の転落死を発端に騒動が巻き起こります。
事件編・決意編・法廷編の三部作となっており、読み応えたっぷりの作品です。人間の心の闇や動きが現実世界のようにリアルに描かれているため、時間を忘れて小説の世界に入っていけます。
宮部みゆきファンなら、彼女の代表作の1つである本作品も要チェックです。
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- 著者:宮部 みゆき
- 出版社:新潮社
- 発売年:2014年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ19. 謎解きはディナーの後で
- お嬢様刑事と相談相手の執事のコミカルなやり取りが面白く、一気に読み切れる
- 残虐なシーンや性的描写も無いため、子供にも安心して読ませられる
- 映画化されているので、本を読んだあとも実写版で楽しめる
探偵小説に興味はあっても、初めから難解な推理探偵ものに挑戦はしづらいですよね。
東川篤哉の『謎解きはディナーの後で』は、ユーモアたっぷりで大人も子供も楽しめる作品。
大企業グループのお嬢様である麗子は、新人刑事。難解な事件を執事の影山に相談したところ、驚きの推理力で事件を解決に導いていきます。執事の影山がお嬢様に吐く毒舌が小気味よく、思わずクスッと笑ってしまう会話のやり取りが所々に散りばめられている点が特徴です。
ライトなミステリー小説をお探しの方は、まず本作品を読んでみてましょう。
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- 著者:東川 篤哉
- 出版社:小学館
- 発売年:2012年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ20. グラスホッパー
- ミステリーともハードボイルドともいえるジャンル分けの困難な小説で、新感覚の面白さを体験できる
- 複数の殺し屋のキャラクターがそれぞれ見事に立っているため、イメージを膨らませて読める
- 登場人物3名のストーリーが繋がっていくラストに、感動を覚える
ジャンルに縛られない独創的なストーリーの本は、探してもなかなか見つかりませんよね。
伊坂幸太郎の『グラスホッパー』は、ミステリーのカテゴリーに収まらない魅力あふれる人気小説。
婚約者を殺された教師の鈴木が、殺し屋の世界に侵入し犯人探しをしていきます。凄腕の殺し屋たちの戦いに巻き込まれてしまった鈴木は、果たして妻の復讐を果たせるのか…。
ハードボイルドやミステリーの要素を含んだ、今までにない不思議な小説といえるでしょう。普通とは違う面白さを感じたい場合は、『グラスホッパー』がおすすめです。
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- 著者:伊坂 幸太郎
- 出版社:角川書店
- 発売年:2004年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ21. 江戸川乱歩傑作選
- 日本の探偵小説のパイオニア的存在の、江戸川乱歩によるミステリー本。探偵小説好きなら必読の一冊
- 大正時代に書かれた本にもかかわらず、読みやすいストーリー展開
- 有名な名探偵キャラクター「明智小五郎」も本作に登場するので、ファンにはたまらない魅力
海外の探偵小説を読んでばかりいると、ふと日本の古典的名作本を読みたくなる瞬間がありますよね。
『江戸川乱歩傑作選』は、有名ミステリー作家の江戸川乱歩の初期の代表作9編が収められた本。
「D坂の殺人事件」「人間椅子」の話などは有名なので、知っている人も多いはず。独特の世界観にもかかわらず、描写が細やかなため、脳内で映像をイメージしやすい作品です。
日本の探偵小説の原点ともいえる江戸川乱歩の作品は、ぜひともチェックしてみてください。
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- 著者:江戸川 乱歩
- 出版社:新潮社
- 発売年:1960年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ22. 模倣犯
- 2002年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。失敗しない本選びをするならこの一冊
- 三部構成のサスペンスで、ずっしりと読み応えのある巨編
- 加害者の心理が詳細に描写されており、犯罪心理を知ることができる
緊迫感の無いストーリーを読んでも、なかなか話にのめり込めない方も多いのではないでしょうか。
宮部みゆきの『模倣犯』は、映画化・ドラマ化もされている日本の人気探偵小説。猟奇的な殺人事件の真相を巡り物語が展開する中、犯人が事故死します。しかし、突如現れたピースという男が「真犯人は別にいる」と発言。真相を追うルポライター、警察、被害者遺族とピースの間で交わされる心理戦が、手に汗握る展開を作り出しています。
ハラハラドキドキしながらラストまで本を味わいたい方におすすめの本です。
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- 著者:宮部 みゆき
- 出版社:新潮社
- 発売年:2005年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ23. ドグラ・マグラ
- 夢野久作の代表作である本格探偵小説。夢野久作ファンなら必見の一冊
- 日本探偵小説三大奇書の一冊と言われている本なので、探偵小説好きにおすすめ
- 小説で内容が理解できない人は、漫画や映画を観ると理解が深まる
ありきたりの人気作品ばかり読んでも、物足りなさを感じる人もいますよね。
夢野久作の『ドグラ・マグラ』は、本を読むと頭がおかしくなると言われるほど、難解なストーリーです。独自の論理が小説に散りばめられているため、現代社会の常識を一旦忘れないと読み進めることが難しいでしょう。
小説がどうしても読破できない方は、漫画や映画がおすすめ。絵や映像で見るとストーリー構成が理解しやすいです。
読みきったこと自体を自慢できる本をお探しの方は、日本の誇る奇書『ドグラ・マグラ』にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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- 著者:夢野 久作
- 出版社:KADOKAWA
- 発売年:1976年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ24. 13階段
- 高野和明のデビュー作にして江戸川乱歩受賞作品。ミステリー好きならチェックしておきたい一冊
- 刑務所や死刑制度に関する描写が多いので、読むと社会勉強にもなり面白い
- 反町隆史主演で映画化されているので、小説を楽しんだあとは映画も楽しめる
探偵小説を奨励するために設けられた「江戸川乱歩賞」。受賞作品の読み忘れは、ミステリー好きなら避けたいのではないでしょうか。
『13階段』は、高野和明のデビュー作にして江戸川乱歩賞受賞作品です。有名作家の宮部みゆきも絶賛したという本作は、冤罪がテーマとなっています。
10年前に起こった冤罪事件の謎を解こうと、ベテラン刑務官の南郷と仮釈放中の三上が奔走。死刑制度の矛盾などを考えせてくれるメッセージ性の高い作品です。
本選びに失敗したくない人は、江戸川乱歩賞を受賞した『13階段』を読んでみましょう。
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- 著者:高野 和明
- 出版社:講談社
- 発売年:2004年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ25. 重力ピエロ
- 家族愛や兄弟愛がテーマとなっている本で、読後に温かい気持ちになれる
- 辛い過去を抱えながら陽気に過ごす家族の姿に、勇気を与えられる
- 伊坂幸太郎お得意の伏線回収で、ワクワク感あふれる読書ができる
現実の家族関係に悩んでいる時は、家族愛をテーマにした小説で気持ちを休めたくなりますよね。
伊坂幸太郎の『重力ピエロ』は、直木賞候補にもなった名作。連続放火事件と現場近くに描かれるグラフィティアートに興味を抱いた兄弟が、謎解きに乗り出します。
陽気な兄弟ではありますが、実は彼らの家族は、過去にとある悲しい事件に巻き込まれています。ストーリーが進んでいく中で過去の事件と放火事件が繋がっていき、弟の春の秘密や放火魔の正体が明らかになっていきます。
辛い過去を乗り越えた家族の姿に触れたい方は、ぜひ『重力ピエロ』をご覧ください。
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- 著者:伊坂 幸太郎
- 出版社:新潮社
- 発売年:2006年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ26. 魍魎の匣
- 千ページを超える圧倒的ボリュームで、読み応え十分
- 世界妖怪研究会のメンバーである著者だからこそ、妖怪のような不気味さを持つ人間を見事に描写し読者を楽しませる
- 京極夏彦の代表作と呼べる作品。京極夏彦の作風を知るなら一度は読んでおきたい名作
本屋に行くと小説コーナーに必ず置いてある「京極夏彦」の本が、気になっている人もいるのではないでしょうか。
『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』は、京極夏彦の代表作。京極夏彦の作品といえばボリュームあふれる文量で有名ですが、本作品も千ページを超える超大作です。
民俗学・妖怪学・論理学といった様々な分野のウンチクが散りばめられ、読み込んでいくうちに知識も深められます。
京極夏彦の本をまだ読んだことのない人は、『魍魎の匣』から始めてみましょう。
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- 著者:京極 夏彦
- 出版社:講談社
- 発売年:1999年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ27. 厭魅の如き憑くもの
- ラストまで読まないとホラーかミステリーかわからないので、最後まで見どころを感じて楽しめる一冊
- 神隠し・生霊・呪いといったホラー要素が満載なため、怖さを感じたい人におすすめ
- 戦後まもない昭和30年代の日本を舞台としているので、当時の日本の様子に触れられる
ホラー要素を含んだ日本の探偵小説が読みたいと思っても、本当に怖さを感じる本にはなかなか出会えませんよね。
三津田信三の『厭魅の如き憑くもの』は、不気味な世界観が面白い小説です。神隠しや呪いといった伝承を持つ村で、謎の怪死事件が次々と起こります。
果たして犯人は人なのか、それとも怪異なのか。ミステリーかホラーかを知るには最後まで読まないとわからない構成なので、一度読み始めたら止まらない魅力があります。
ゾッとする怖さを含んだ探偵小説をお探しの方は、一度『厭魅の如き憑くもの』を読んでみましょう。
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- 著者:三津田 信三
- 出版社:原書房
- 発売年:2006年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ28. 汚れた手をそこで拭かない
- 全5話で構成された短編集なので、初心者でもサクサク読める
- どこにでもいるような普通の人達が登場人物なので、親近感を持ちながら読める
- 日常にひそむ落とし穴をリアルに描いているため、単なるホラーとは異なる恐怖を感じられる
通勤時間を利用して読書をする場合、短い時間で読める本を用意しておきたいですよね。
芦沢央の『汚れた手をそこで拭かない』は、直木賞候補作にもなった人気の短編ミステリー。ありふれた日常にひそむ罠について描かれた本で、じわじわと迫る恐怖を感じられる話が5編味わえます。
プールの水を間違って抜いてしまった教師、主演俳優のスキャンダルに直面した映画監督など、設定自体はシンプルです。しかし、自己保身を考えた行動が登場人物をどんどん追い詰めていき、ラストには驚きの結末を迎えることに。
スキマ時間にミステリーを楽しみたい方におすすめです。
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- 著者:芦沢 央
- 出版社:文藝春秋
- 発売年:2020年
- 映像化歴:×
日本の探偵小説のおすすめ29. 鍵のかかった部屋
- 密室にこだわったミステリー本なので、密室トリック好きにはたまらない
- 人気の「防犯探偵・榎本」シリーズの第3弾。一度世界観が好きになったら本選びに困らない
- 大野智主演で月9ドラマ化されているので、小説を読み終わった後も楽しめる
殺人事件を扱う探偵小説とはいえ、リラックスした気分で楽しみたい人もいますよね。
『鍵のかかった部屋』は、密室殺人をテーマにした話が4話収められている日本の探偵小説。
防犯コンサルタントの榎本と弁護士の純子が謎解きに挑むストーリーで、テレビドラマ化されるほど人気の高い作品です。論理的な榎本と少し天然な純子のやり取りが面白く、スラスラ読めます。シリーズ化されているので、本作が気に入ったら他のシリーズも読んでみましょう。
殺人事件そのものよりトリックが気になる方におすすめの一冊です。
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- 著者:貴志 祐介
- 出版社:角川書店
- 発売年:2011年
- 映像化歴:◯
日本の探偵小説のおすすめ30. 斜め屋敷の犯罪
- 本格ミステリーの名作。純度の高いミステリーの世界に没頭したい方におすすめ
- 主人公の破天荒キャラが魅力的で、他のシリーズ品も読みたくなる
- 話の所々に細かな伏線が張ってあるので、何度読んでも楽しめる
他のジャンルと組み合わせた探偵小説も面白いですが、たまには本格ミステリーを読みたくなりますよね。
島田荘司の『斜め屋敷の犯罪』は、本格探偵小説として人気の作品。奇妙な西洋館で発生した密室連続殺人を、占い師の御手洗が解決に導いていきます。
探偵役の御手洗の破天荒さが面白く、思わずクスッと笑ってしまうシーンが多数。驚きの殺害トリックで、謎解き部分では「そうだったのか!」と思わず唸ってしまいます。
のちに多数の日本人作家へ影響を与えた島田荘司の名作。正統派の本格ミステリーを堪能したい方におすすめです。
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- 著者:島田 荘司
- 出版社:講談社
- 発売年:1982年
- 映像化歴:×
たまには探偵小説を読んで、ハラハラドキドキしてみませんか?
トリックがわかった時のすっきり感や、終盤でのどんでん返しがヤミツキになるのが探偵小説の魅力です。
最後までワクワクさせてくれる本を見つけたいと思う反面、作家やジャンルなどが様々で、どれを選んだらいいのか迷うかもしれません。
本記事で紹介した選び方やおすすめ本を参考に、ミステリーの世界に没頭できる本を見つけてみましょう。
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