白寿(はくじゅ)の意味とは?長寿祝いのプレゼントランキング10選
そもそも「白寿」の意味とは?読み方や由来を解説
白寿とは、「はくじゅ」という読み方をし、99歳という長寿を祝うことです。昔は99歳まで生きられる人は少なかったため、大変に長生きができたことをお祝いする慣習が生まれました。
99歳を白寿と呼ぶようになった理由は「白」という漢字の形にあります。「百」から一番うえの「一」を取り除くと「白」という字になり、「100 - 1= 白」ということで99歳のお祝いを白寿と言うようになっています。
白寿の基礎知識|お祝いのマナーを知っておこう!
そのお祝い事が成立した背景やどういう考え方に基づいているかを理解しておくと、マナー違反にならない振る舞いができるようになります。ここからは、白寿のお祝いに関する基礎知識やマナーについて解説していきます。
基礎知識1. 白寿のテーマカラーは「白」
白寿のテーマカラーは、その漢字の通り「白」です。そのため、還暦に赤いちゃんちゃんこを贈るのと同様に、白寿のお祝いには白いちゃんちゃんこや座布団などを贈ることがあります。
99歳を白寿といったのは「(百)-(一)=(白)」というある種の言葉遊びが由来となっており、「白」が白寿の色になるのは当然だったとも言えます。
ただし、白には「神聖」や「無垢」といった意味があり、そうした思いをこめてお祝いをし、プレゼントを贈るといいでしょう。
基礎知識2. 白寿をお祝いするタイミング
お祝いをするタイミングとしては、満年齢で実際に99歳になる誕生日が第一候補。ただし、できるだけ多くの親戚などが集まれるようにと考えるなら、日程の調整をしてもOKです。
具体的には、お盆やお正月など、親戚一同が集まりやすいタイミングで白寿のお祝いをするようにすれば、多くの人が参加でき、祝われる方にとっても忘れがたい思い出として喜んでもらえるはずです。
基礎知識3. 白寿をお祝いする際の予算/相場
どの程度の予算で白寿のお祝いを用意するかは、お互いの関係によって様々です。ただし、相手は99歳という長寿の方。何よりも大事なのは気持ちであって、相場は相場として心の片隅にでも留めておけばいいでしょう。
予算/相場① 両親の場合は「20000円〜30000円」
もし自分の両親の白寿のお祝いなら、下限としては2万円程度を考えておくといいでしょう。金額が全てではありませんが、金額が気持ちを表すという面もあるため、相場を抑えておくに越したことはありません。
相場の上限は3万円ほどと言われています。つまり、両親への白寿のお祝いは2万円から3万円程度と考えておけばいいでしょう。
予算/相場② 祖父母の場合は「10000円〜20000円」
祖父母の白寿を祝うプレゼントには、1万円から2万円程度を予算とするのが相場とされています。ただし、99歳になった祖父母をもつなら、自分たちは小さな子どもを抱えてこれからどんどんお金が必要になる時期かもしれません。
そのような事情がある場合、白寿のお祝いは気持ち程度でもいいとされることが多いです。
予算/相場③ 親戚や恩師の場合は「10000円前後」
親戚や恩師の白寿のお祝いをするなら、より近しい人への遠慮や兼ね合いも考慮して少し金額を抑えめにしておいて、1万円程度をプレゼントの予算として考えておきましょう。
このくらいなら失礼にもあたりませんし、高価すぎてかえって気を使わせてしまうということもないはずです。
もちろん、相手との関係性が何より大事ですので、特にお世話になった方などの場合はもう少し高い金額の贈り物をする方もいるようです。
白寿のお祝いで喜ばれるプレゼントを贈るコツ
プレゼントを贈る際にまず考えなければならないことは、何を贈れば喜んでもらえるかということです。そのためには、相手の事情を考慮してふさわしい品物を選ぶ必要があります。ここでは、白寿のお祝いとして贈るプレゼントを選ぶ際の基本的な考え方を紹介します。
コツ1. 相手の体調を考慮してプレゼントを決める
昔はゴルフが好きだったけれど今はもう足腰が弱くなってしまったという方にゴルフシュースを贈っても、有効活用できなくて喜んでもらえないでしょう。逆に、体調が優れない時だからこそもらって嬉しいプレゼントもあります。
例えば、膝が冷えて痛むという方に電気式の膝掛けなどを贈ると喜んでもらえるかもしれません。
押しつけがましくない気配りと思いやりを示せるプレゼントを贈って、喜んでもらえるようにしましょう。
外食や旅行は体調次第では楽しめない可能性があるため注意
99歳ともなれば、持病の一つやふたつを抱えている人も珍しくありません。高血圧の人や糖尿病の人などは食事に制限を設けられており、塩分の強いものやお酒は禁止されている場合があります。
また、足が不自由な人に階段の多い観光地の旅行は負担になってしまうでしょう。せっかくプレゼントされたのに行けないということがないよう、相手の事情をよく考慮して贈るものを選びましょう。
コツ2. 趣味や好きな事に関連する物を贈る
プレゼントは贈った相手にどれだけ喜んでもらえるかが大切です。趣味や好きなことに関連するものをもらえればもちろん嬉しいでしょう。
しかし、それ以上に相手の気持ちが嬉しいのです。自分の好みにぴったり合うものをプレゼントしてもらえることで、自分への思いやりを実感できます。
贈って喜んでもらえるプレゼントを選ぶコツは、相手の趣味や好みなどをできるだけ知っておくことですよ。
コツ3. お祝いの言葉のメッセージカードを添える
プレゼントはあくまで思いを乗せるためのモノであって、白寿のお祝いのメインは気持ちや言葉です。
特に99歳と高齢になってくると、物質的なものよりも精神的な喜びのほうが欲しいと思えるという人が多くなってくるようです。
プレゼントを贈るにしても、気持ちを届けることが重要ですから、お祝いの言葉やメッセージカードを添えて、いっそう喜んでもらえるプレゼントにしましょう。
「白寿祝い」におすすめのプレゼントランキングTOP5
ここでは白寿のお祝いとしておすすめのプレゼントを紹介します。せっかくプレゼントを贈るなら、できるだけ喜んでもらいたいもの。
多くの方に選ばれている定番のプレゼントから選んでみるのも、失敗がなくおすすめですよ。
【第5位】誕生日新聞
「お誕生日新聞」とは、ある記念日や誰かの生年月日の新聞を取り寄せられるサービスです。
誕生日ごとの99年分の新聞を取り寄せて白寿のプレゼントとして贈ってみれば、長い年月を生きた方の思い出話にみんなで耳を傾けてみるきっかけになります。
99年という長い年月を生きた人の思い出話を小さな子どもたちに聞かせてあげたい、小さな子どもたちに語って聞かせる機会を作ってあげたいという時に最適なプレゼントです。
公式サイトで見る【第4位】湯呑
せっかくプレゼントを贈るのですから、毎日使えるものを贈るというのもいいでしょう。99歳という長寿を祝う白寿のプレゼントですから、少し高級感のある湯のみを贈ったり、オリジナルのメッセージをいれてもらったりすれば特別感がでて喜んでもらえること間違いなし。
思いを込めて贈ったプレゼントとずっと一緒に過ごしてほしい、毎日見返して幸せな気持ちになってほしいと思ったときにおすすめの贈りものです。
公式サイトで見る【第3位】フォトフレーム
白寿のお祝いとしては、やはり思い出になり、いつでも見返せるものを贈るのが一番です。白寿のお祝いに家族がそろって記念撮影をしたなら、その思い出の写真を入れたフォトフレームを贈るというのも素敵でしょう。
インテリアとしても優れたガラスのフォトフレームにオリジナルのメッセージを刻印して、世界にたった一つしかないプレゼントにして贈ってみてはいかがでしょうか。
公式サイトで見る【第2位】花束
お世話になった恩師や上司などへのお祝いを送りたい人には、花束もおすすめのプレゼントです。
白色のバラには「心からの尊敬」などの花言葉があり、まさに白寿のお祝いにふさわしい花といえるでしょう。感謝と尊敬の念を花束で表すというのもプレゼントとしては気がきいていますね。
バラは色の他にも贈る本数によっても意味をもつため、白寿のお祝いとしては年齢通りに99本のバラを贈るのがおすすめです。
公式サイトで見る【第1位】家族と一緒に食事会(自宅でも可)
家族や親族、大切な人と一緒に過ごす時間は何よりも貴重なものです。長く生きたということは、それだけ多くの別れを経験してきたということでもあります。
多くのものを失ってきた人生を思い返せば、だからこそ自分の周囲にいる人たちとの繋がりが大切なものに思えるのです。
物質的な充足よりも、精神的な充足を贈りたいと考えるなら、家族と一緒の食事会を催す祝い方をしてあげることがなによりのプレゼントになるでしょう。もちろん、外食でなくてもOK。自宅で美味しいものを囲んで食事するだけで喜んでもらえますよ。
白寿祝いで喜ばれる「おすすめギフト」10選
ここからは白寿のお祝いとして喜んでもらいやすいアイテムを10種類紹介します。お祝いをされる人にはどんなプレゼントが適しているか事前のリサーチが重要ですよ。
しっかり情報収集した上で、最適なプレゼントを選んでください。
おすすめギフト1. お酒
贈る相手がお酒好きの方なら、99歳のお祝いという記念すべき日を伝統ある酒蔵の大吟醸酒で迎えるという祝い方も素敵ですね。名前や祝白寿などのタイトル、メッセージなどをラベルに載せられるため、世界に1本だけのお酒を贈れます。
高齢の方に一升瓶のお酒は量が多すぎると思われるかもしれませんが、一生に一度の白寿のお祝いだから、あるいは、一生の感謝を込めて、という思いを込めて一升瓶のお酒を贈ってみるのも素敵ですよ。
公式サイトで見るおすすめギフト2. お菓子 純栗羊羹3本高級桐箱入り
高齢の方には油脂や生クリームなどが使われている洋菓子は少し「重く」感じられてしまいがち。お菓子を贈るなら、上品な甘さに仕上げた和菓子のほうが喜んでもらえるでしょう。
羊羹は保存食としての一面をもっており、とても長持ちします。この商品も合成保存料などを使用していない安心・安全な商品です。
もっと長生きしてくださいという思いをプレゼントにこめて贈りたい方におすすめの商品です。
公式サイトで見るおすすめギフト3. おつまみ
お酒好きならお酒を単品でもらってもありがたいでしょうが、お酒を引き立てるおつまみがあるとよりいっそう嬉しいもの。他の人と相談した上で、お酒に合うおつまみを贈ってみてもいいでしょう。
白寿のイメージカラーは白。このセットは、白身魚であるアンコウとトラフグ、それにイカの3種類を塩辛にしたセットです。家族みんなでお祝いの品を持ち寄って、より喜んでもらいたい時にどうぞ。
公式サイトで見るおすすめギフト4. 食器
プレゼントを贈る時に考えるのが、食べ物などの消え物にするか、ずっと残るものにするかですね。残るものを贈るなら、日常的に使えるものを贈って、毎日見て触ってほしいもの。
この茶碗は、有田を代表する白磁の名手である山口幹彦氏の手による一品。大小おそろいのご飯茶碗がセットになった白寿のお祝いにふさわしい白磁牡丹彫りの夫婦茶碗です。
お茶碗は毎日使うもの。出番が多いものほど喜んでもらえますので、ぜひ選んでみてくださいね。
公式サイトで見るおすすめギフト5. お茶セット
お茶は人気の贈りものですが、特に高齢の方のなかには、お茶に対して「香典返し」のイメージを強くもつ方もいます。相手がお茶好きであればぜひ候補に加えたいアイテムですが、相手がどう受け取るかを慎重に考慮しましょう。
このお茶は、1626年創業、約400年の歴史を誇る京都利休園が贈る、特別な日を飾るのにふさわしい高級玉露と特上煎茶の詰め合わせです。
疲れたところでほっと一息いれてもらいたいという気持ちをこめたい場合に適した贈りものです。
Amazonで詳細を見るおすすめギフト6. 箸
日用品を贈ると考えたなら、お箸も有力な選択肢になります。お箸はもともと贈りものとして人気があり、高齢の方に贈るなら、鶴や亀などが描かれた長寿を願うおめでたい絵柄のものがおすすめです。
この商品は、漆ブランドとして有名な「輪島塗」のお箸で、向かい合った鶴が描かれており見た目にも華やかでおめでたいものです。
高級感のある実用品を贈りたい時に検討してみてください。
楽天で詳細を見るおすすめギフト7. タオル
長寿のお祝いに贈るならタオルもおすすめです。「今治タオル」や「泉州タオル」のような高品質なタオルは、一度使えば気に入って毎日使ってもらえることでしょう。
この商品は、リゾートホテルで使われるようなタオルを再現して柔らかな質感に織り上げられています。柔らかな肌触りと風合いがいつまでも残る厚手のタオルは、プレゼントに優しい思いやりを託して贈りたい時にぴったりな商品です。
Amazonで詳細を見るおすすめギフト8. パジャマ
人間は1日のうち3分の1ほどは眠って過ごしています。いい睡眠を得るためにはいい寝具を選ぶだけでは不足で、着心地のいいパジャマも重要です。
高齢の方に贈って喜ばれるプレゼントの代表例として、健康に関するものがあります。白寿という節目の年にパジャマを贈るということは、快適な睡眠を贈るということで、喜んでもらえやすいプレゼントです。
オーガニックコットン100%で仕立てられているこのパジャマは、良質な肌触りや通気性、吸湿性を約束してくれます。快適な睡眠をプレゼントしたいときに検討してみてください。
公式サイトで見るおすすめギフト9. アロマキャンドル
香りは人によって好き嫌いがかなり大きく分かれます。高齢の方に贈るなら、心を穏やかにしてくれる、落ち着いたお茶の香りが喜ばれるでしょう。
この商品は、お皿に載せたお茶っ葉をアロマ用のロウソクで熱することで、部屋をお茶の爽やかな香りでつつみます。
また、部屋の照明を落とすと内部で揺らめく炎が幻想的に映えるキャンドルライトにもなりますよ。
高齢の方に癒やしの香りをプレゼントしたいなら選択肢にいれてみてはいかがでしょうか。
Amazonで詳細を見るおすすめギフト10. 扇子
プレゼントの定番は身につけるものですが、相手の好みやシチュエーションによっても贈るべきものは変わってきます。白寿のお祝いとして白いちゃんちゃんこを贈るという習慣があるため、そこに定番のセットとして扇子を贈ってみるというのもいいでしょう。
達磨と七宝という縁起物をあしらったおめでたい扇子は白寿の贈りものにぴったりです。確かな品質の伝統工芸品を贈るなら扇子を贈ることを検討してみてください。
公式サイトで見る白寿祝いのおすすめメッセージや言葉とは?
何よりも大切なことは、感謝の気持ちを示すことです。自分の親へのメッセージであれば育ててくれたことに対して、恩師などに対しては導いてもらえたことに対してお礼を述べましょう。
ただし、過去のことばかりを書くとこの先がないような印象になってしまいますので、今後のことも一言添えるようにしましょう。明るい未来を想像してもらえれば、本人ももう少しがんばろうという気持ちになってくれますよ。
白寿祝いのメッセージの例文をご紹介!
① このたび、白寿をお迎えになられましたことを謹んでお祝い申しあげます。
今後ともますますご壮健で過ごされますよう心よりお祈りいたします。
② おじいちゃん白寿おめでとうございます。
あまり会えませんが、また夏休みに遊びに行くのでいろんなお話して下さい。
いつまでも元気でいてください。
③ おばあちゃんへ。
99歳の誕生日おめでとうございます。
体に気をつけて、ずっと元気でいてください。
孫たちより。
【番外編】知っておきたい長寿お祝いの基礎知識
長寿を祝うタイミングは、白寿の他にもたくさんあります。ここからは、その他に知っておきたい長寿のお祝いの基礎知識を解説します。
それぞれの由来や読み方、何歳で祝うかなどを踏まえて、恩ある人に折に触れて感謝の気持ちを示せるようにしてください。
長寿祝い1. 還暦(かんれき):61歳
干支(えと)は別名で六十干支(ろくじっかんし)や十干十二支(じっかんじゅうにし)と呼びます。十干と十二支の組み合わせは60種類あり、つまり60年経つと干支が一周して元に戻ります。
ここから、60歳になると「生まれたときと同じ暦に還る」という意味で「還暦」と呼ぶようになりました。
従来は数え年で61歳を迎えるお正月に還暦のお祝いをしていましたが、近年は満60歳を迎えた誕生日にお祝いをするケースも多くなっています。
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長寿祝い2. 古希(こき):70歳
「古希」は数え年の70歳、つまり満69歳のお祝いです。唐時代の中国の詩人である杜甫の作である「曲江」という詩の「酒債尋常行處有 人生七十古来稀」という一節に由来しています。
詩の意味は「酒代のつけは、わたしが普段から行くところのどこにでもある。しかし、七十年生きる人は古くから稀である」というものです。
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長寿祝い3. 喜寿(きじゅ):77歳
数え年で77歳を迎えると「喜寿」というお祝いをします。「喜」という字を略字で書いたり、速く書くために字画を省略して書く草書体で書いたりすると「七」を3つ重ねた形になり、「七十七」と見えることから77歳を喜寿と呼ぶようになりました。
中国から還暦や古希などの習慣とは違い、喜寿は日本発祥の習慣であるとされています。
長寿祝い4. 傘寿(さんじゅ):80歳
数え年での80歳は「傘寿」あるいは「八十寿(やそじゅ)」というお祝いをします。漢数字の「八十」を縦書きにしたものと、「傘」の略字である「仐」が似ていることから、80歳を傘寿と呼ぶようになりました。
2017年の日本人の平均寿命は男性で81.09歳、女性で87.26歳であり、傘寿はもう一歩で平均寿命に迫ろうとする節目の年になります。
長寿祝い5. 米寿(べいじゅ):88歳
「米寿」のお祝いは、数え年で88歳を迎えた年におこないます。「米」という漢字は、「八」と「十」と「八」が縦に並んだものとして見ることができます。ここから88歳を米寿と呼ぶようになっています。
日本では「八」は「末広がりの八」として縁起のいい数字とされており、さらなる長寿を願ってお祝いをする習慣が生まれました。
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長寿祝い6. 卒寿(そつじゅ):90歳
数え年で90歳を迎えると「卒寿」のお祝いをします。その由来は「卒」という漢字の形にあります。「卒」という漢字を略字で書くと「卆」となり、これは漢数字の「九十」を縦につなげたものであり、ここから90歳を卒寿と呼ぶようになりました。
「卒」という字を見ると「卒業」という言葉から、人生が終わるという連想をしてしまう方もあるようですが、こういった誤った解釈を口にすると非常に失礼にあたるため、意味を正確に理解して失言に気をつけましょう。
長寿祝い7. 紀寿(きじゅ)/百寿(ももじゅ):100歳
100歳を迎えると「紀寿」あるいは「百寿」というお祝いをします。100年、つまり1世紀生きたという意味で「紀」という字が使われて数え年の100歳を紀寿と呼ぶようになっています。
100歳は一つ桁が増える非常に大きな意味をもつ年であるため、「百賀」や「上寿」など、他の呼び方がされる年でもあります。
長寿祝い8. 茶寿(ちゃじゅ):108歳
100歳を大きく超えて108歳になると「茶寿」と呼ばれるようになります。茶寿の由来もその漢字の形にあります。
「茶」という字は、草冠と下のつくりに分解できます。さらに、草冠は「十」が2つに、つくり部分は「八」と「十」と「八」に分解できます。
「十」と「十」に「八十八」を足すと「108」になるため、108歳は茶寿と呼ばれます。
白寿の長寿祝いをして、日頃の感謝を伝えましょう。
白寿のお祝いは、尊敬するべき人生の先輩達の、歩んできた人生の重みや経験、お世話になったことへの感謝をこめておこなうものです。
とはいえ、世界でもっとも平均寿命が長い国である日本においても、99歳まで生きられる方はそう多くはありません。白寿のお祝いは滅多にあることではないので、何を贈ればいいか分からないという方も多いでしょう。
しかし、肝心なことは、どんな気持ちをこめてお祝いをするかということです。気持ちを伝えるための形として、この記事を参考にしてプレゼントを選んでみてくださいね。
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