「大事な人」と「大切な人」の意味の違いとは?誰かの重要な存在になる方法
大事な人と言われたけど、どう受け止めればいいのか分かりませんよね。
人は誰かに大事にされたいと願い、大事にされることで幸せを感じる生き物です。
しかし、実生活において、「私は誰かに大事にされているのかな?」と感じてしまうことも少なくないですよね。友達や恋人、家族が居てもふとした瞬間にこの気持ちが起こることもあります。
そもそも大事な人とはどのような特徴があり、どのような存在なのでしょうか。また、大事な人と大切な人の違いは一体どこにあるのか。今回は、こうした大事な人とは何かという疑問に対して徹底解説していきます。
大事な人と大切な人の違いを知り、あなたも誰かの大事な人になりましょう。
そもそも「大事な人」と「大切な人」の違いとは?
「大事な人」と「大切な人」の違いは、そこに利害感情が働いているか否かです。別の言い方をすると、「大事」は相対的で客観的、「大切」は絶対的で主観的とも言えます。
「大事な人」の意味
プロジェクトを進める上でのキーマンやお客様などには、この人が自分に対してどんな利益を与えてくれるかを考えて接している場合が多いです。
この人が居ないと心が空っぽになるわけではないですが、実生活を送る上で支障が生まれる可能性がある存在、物事を進める上で価値がある人など、その時々で変わる可能性がある人が「大事な人」です。
「大切な人」の意味
大切な人の特徴としては利害関係を度外視して、その存在が必要だと思える人。あなたの心の支えになる人というものがあります。
家族や恋人などのパートナー、友達と呼べるような人たちが大切な人です。
実生活、物質的な支障が生まれるかどうかは分かりませんが、心の支えが無くなるとあらゆることに支障が生まれる可能性があるので、大切な人の必要性を忘れてはいけません。
大事な人ってどんな人?大事に思ってる人って誰だろう?
大事な人とは何かと一口に言っても、その基準は人それぞれで変わります。どんな時にどの様な人を大事な人と感じるのか。これからいくつかの例を挙げていきますので、あなたならどんなタイミングで、どういう人を大事に思うのかを考えてみましょう。
あなたにとって大事な人とはどんな人かが見えてくるはずです。
大事な人1. 一緒にいるだけで自分の心を落ち着かせてくれる人
イライラしていたり、落ち込んだりしていると仕事や日常生活に悪影響を及ぼし、損をしてしまう可能性があります。そんな損を未然に防ぐためにも自分の心に平穏というメリットをもたらしてくれる存在は必要不可欠。
特に一緒に何かをしたりするわけでもないのに、ただ自分の近くに一緒に居てくれるだけで心が落ち着く人。家族や恋人などのパートナー、友人以外でそうした特徴を持っていると、自分にとって大事な人になります。
大事な人2. 困った時に助けてくれる人
人を助けるためには「その人が何に関して困っているのかを感じて行動する」こと、つまり共感力が必要です。困った時、人は孤独感を感じ一人で抱え込みがちになりますから、助けてくれる人が居なければどんどんと深みにはまってしまうのです。
自分の考えを押し付けるわけではなく、悩みに共感して孤独感の緩和を図ってくれる存在は自分が困った時に大きな安心感を与えてくれます。
大事な人3. 楽しさを共有してくれる人
価値観の共有は、人間関係を作る時に重要な要素の1つです。その価値観の共有を最も感じることが出来るのは「楽しさを共感できる」ということ。
「好きな異性のタイプは?」という質問に対して、「笑いのツボが一緒の人」と答える人も多くいますが、大事な人とはこうした感覚が近い人であることも多いので、あながち間違いではありません。
特に恋愛する時は、こうした人と付き合えば長続きすることも多いですよ。
大事な人4. 嘘を言ったりせず、本心を伝えてくれる人
嘘ばかり付いている人や、常に上辺だけで当たり障りのないことばかり話している人に対して信頼を置くことは難しいです。優しい嘘は少し意味合いが変わりますが、嘘つきは基本的に大事にしたいと思いません。
明け透けになんでもかんでも話す人も逆に信用出来ませんが、本心で腹を割って話してくれていると感じる人には信頼感があります。大事な人とは本気で相手に向き合ってくれる人のことです。
大事な人5. 自分の幸せを願って行動してくれる人
恩の押し売りではなく、親身になって自分のために行動をしてくれる人に対して悪い気がする人はまずいませんよね。友達に大事にされていると感じると、あなたも相手に同様の事やそれ以上の事をお返ししようと感じます。
これは返報性の法則という心理効果が働いた結果です。自分のことを思ってくれていると感じると、無意識的に相手を大事に思います。
自分にとって大切な人とはどんな人?大切な存在ってこと?
「自分にとって大事な人はどんな人か」が分かったら、次は「大切な人」はどんな人かを考えてみましょう。大切な人も人それぞれで基準が変わるので、こちらもいくつか例を挙げていきます。
あなたはどんな瞬間にその人を大切な人と感じるのかを考えながらみてくださいね。恋愛中に大切な人だと思えれば、人生のパートナーとして一歩進んでみても良いかもしれませんよ。
大切な人1. 利害抜きに、互いを助け合える人
自分はどうなっても構わない、自分を捨てても相手の助けになりたいと思う心。いわゆる自己犠牲は大切な人に対してしか持てない感情です。利害抜きに互いを助け合うということは、お互いが相手の事を何よりも優先していることの現れ。
利害を排除して相手を考えられるかどうかは、大切な人か否かの重要な要素です。これを満たしているということは大切な人であると言えます。
大切な人2. どんな場面でも信頼し合える人
人は自分の心に余裕がある時は他人に対して優しく接することが出来ますが、余裕がない時には他人のことなど気にしなくなります。こうした心の状態に左右されることなく、常に相手のことを第一に考えて行動する人は信頼に足ると感じるのです。
信頼できると感じれば、自分も信頼されようと相手の気持ちを考えて行動するようになり、結果として信頼し合える間柄が構築されていくことになります。
大切な人3. 落ち込んでいる時に励まし合える人
落ち込んでいる人を励ますことは本当に難しい行為です。下手な言葉やしっかりした人間関係が構築されていない場合は、今までの関係性を失うことも。
つまり、落ち込んでいる時に励ましあえて、その励ましがすんなりと受け入れられる関係性はとても貴重だということです。
違和感なく悩みや苦しみを共有できる人は、大切な人である可能性がとても高いと言えます。
周囲から自分のことを大事な存在だと思ってもらうための3つの方法
ここまで、大事な人と大切な人の違いに関して書いてきました。ここからは、あなたが大事な人だと周囲から思われるためにするべき具体的な手法を紹介していきます。
大事な人だと思ってもらうことは恋愛や友達付き合いなど、円滑な人間関係を構築する上で非常に有利で人生を豊かにしますよ。
逆に大事な人だと思ってもらえなければ、大事な人を失うことになる可能性も忘れないようにしてください。
方法1. 相手の為を思った行動をする
人は相手から受けた行動や感情に対して無意識に答えようとします。相手のことを大事に思い、行動することは、相手のこの心理に働きかけるためにはうってつけの手法です。
この時に重要なことは先手必勝、先に大事にすることにあります。こちら側が先に動かなければ、逆に相手からの行為に対して答えなければならない状況になってしまう可能性があるからです。相手を大事に思う行動を相手より先に行いましょう。
方法2. 自分のことを大事に思う
自分のことを大事にすることが出来ない人は、そもそも人を大事にするという行為や心理が理解できないため、人のことを大事にすることも難しいです。
ここで誤解をしないでほしいのですが、自分を大事にするということは決して自分に甘くするということではありません。自分のアイデンティティを大事にするということです。
何をもって人を大事にするということなのかが身をもって分かるので、相手を大事に出来て、結果としてあなたも大事にされるようになります。
方法3. 誰かにとって唯一の存在になる
自己犠牲の精神を持つことで、結果的に誰かに大事な人と思ってもらうことが出来ますので、あなたの存在価値を誰か1人でも良いから認めてもらえるように行動してください。
多くの人からそう思われる方が理想的ですが、とりあえず1人を目指しましょう。
大きなことでなくても良いので自分に出来る範囲のことで、誰かが少しでも喜んでくれることをする。これを続けていく中で、知らない間にあなたは誰かにとって唯一の存在になっていきます。
大切な人になる方法とは?
ここからは誰かにとってあなたが大切な人になるために必要な考え方や具体的な手法に関して書いていきます。利害関係が絡まず、その結果を実感するために時間も必要なので、すぐに効果を感じることは難しいかもしれません。
時間と労力を失うだけと思わず、いつかあなたも誰かの大切な人になれることを忘れないでください。
方法1. 自分から相手を信じる
利害関係を意識せずに相手を無条件に信じるということは本当に難しいことです。短期間に出来るようになることではありません。
「騙されても良い、それもまた一興」と思えるほどに、自分が強い心を持っていないと出来ないことですから、少しずつ相手を信じる強い心を持てるように練習していきましょう。
相手を無条件に信じることが出来る器があれば、あなたの周りにはあなたを信用する、本当に大切に思ってくれる友達や恋人が自然と生まれますよ。
方法2. 相手のことを愛する
自分のことを愛してくれている人に対して、それに応えるかどうかは別として無下にする人は少ないです。
愛されたいなら、恋人が欲しいなら、まずは相手を愛することから始めましょう。
ここで注意が必要なのは愛の押し売りはしてはダメということです。自分の損得を勘定に入れず、相手に注いだ愛情が返ってこずに失われても、それに対して怒ることは止めましょう。
方法3. 自分が不利になろうと相手が困っている時は、親身になって助けてあげる
自分の立場や保身を考えるということは、そこに利害関係や損得勘定が働いています。これらの感情が働いている場合は、相手のことを大切な人だとは思っていないということです。
相手のことを大切に思えない人は、他人からも大切に思ってもらえません。少なくとも特定の人に大切な人と思ってもらうためには、まずは自己保身を捨ててその人のために行動しましょう。これが出来れば、友達を超えた親友関係になることも可能です。
大事な人の定義を知り、あなたも大事にされる人になりましょう。
大事な人と大切な人。その意味は日常生活ではそれほど意識せずに使うことが多いですが、意味としては結構な違いがあります。相手にどちらの人と思われたいのか、相手からどちらの人と思われたいかによって、取るべき手法や考え方も変えましょう。
誰かに大事な人と思われたり、大切な人と思われることは、心の健康だけでなく、あらゆる面で人生を豊かにします。
簡単に出来る様にはならないかも知れませんが、ちょっとずつでも努力していけば、あなたの事を大事に思ってくれる、大切に思ってくれる友達や恋人が周りに現れるはずです。大事な人とは何かを意識して行動するようにしましょう。
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