転職エージェントの面談は本音で話そう。事前準備や面談後まで流れを解説
転職エージェントとの面談は転職への第一歩
転職エージェントを利用し始めた時、まず初めに経験することが転職エージェントとの面談。転職エージェントとの面談は、転職活動をより円滑に進めるための第一歩なのです。初めて転職エージェントと面談を行うという人のために、転職エージェントとの面談について詳しく解説していきます。
【面談前準備】まずは登録。その後面談の日程を調節します。
転職エージェントと面談を行うためには、当然転職エージェントに登録する必要があります。面談を行うための準備として、転職エージェントに登録しましょう。登録を行えば転職エージェントから連絡をもらえるので、そこから面談についての話が進みます。基本的には転職エージェントが丁寧に案内してくれますよ。事前登録を行い、日程や場所の調整など面談の準備を整えていきましょう。
2〜3社登録して面談を受けてみる
転職エージェントを利用しようと思った時、1社だけに絞る必要はありません。2〜3社の転職エージェントに登録して、面談を受けてみましょう。
転職エージェントごとで特徴や強みは異なります。2〜3社の転職エージェントと面談を行うことで、より自分に合う転職エージェントを見つけられる可能性が高まります。また、2〜3社を同時並行して利用することで、転職活動をより円滑に進めることもできます。
面談時の服装は?
転職エージェントとの面談時の服装に明確な決まりやルールは特にありません。きっちりとスーツで行く人もいれば、普段通りのラフな格好で行く人もいらっしゃいます。転職エージェントから見られる自分を意識するのであれば、真面目な性格や、転職希望先が金融業界などの堅い業界の時はスーツ、自由な性格や転職先の業界もITなどのラフな印象の場合は普段の私服、など自分のスタイルがより反映された服装で面談に向かうことが良いでしょう。
面談の場所は?
転職エージェントとの面談は、転職エージェントの会社のオフィスや面談専用の部屋で行われることが多いです。企業によっては、一般的なカフェやホテルのラウンジやホテルの一室などで行う場合もあります。もちろん転職希望者の希望も聞き入れてくれるので、勤務先近くのカフェなど、あなたの希望の場所で行う場合もあります。場所に関しても明確な決まりはないので、希望や都合がある場合はしっかり転職エージェントに伝えましょう。
土日の面談はしてもらえる?
転職エージェントの面談には日程の決まりも特にありません。平日が忙しいため、土日しか予定を空けられないという場合も大丈夫。逆に平日の希望でも問題ありませんよ。また、時間帯の決まりも特にないので、転職エージェントは昼夜問わず対応してくれます。平日、土日、昼夜に関わらず、希望の日程を転職エージェントに伝えましょう。
面談の時の持ち物は?
転職エージェントとの面談時には、メモや筆記用具などの必要最低限の持ち物を用意しましょう。また、その後の転職活動をよりスムーズに進めるためにも、履歴書と職務経歴書を持参することがおすすめです。初めて顔を合わせる転職エージェントに自分の経歴やスキルをしっかり伝えることで、転職エージェントもあなたのことを理解し、転職活動に活かしてくれるでしょう。
遠方の場合は電話面談や出張面談に応じてくれる会社もある
面談は、会社のオフィスや面談室で行われることが一般的ですが、地方などの遠方に住んでいるなどの理由でそこまで出向くことが難しい場合もあります。そういった場合は、電話面談を行ってくれる会社もあります。また、転職希望者の住んでいるところなどまで出張面談を行ってくれる会社もあるので、その旨をしっかり伝えましょう。
【面接当日】実際の面接の流れとその後
面談の場所や日程が決まれば、ここからは面談の流れについて解説します。転職エージェントと実際にどのような話をし、何を伝え何を相談するのかをあらかじめ理解しておきましょう。また、面談後の転職エージェントの関係ややり取りなど、その後についても解説します。転職エージェントとの面談は、転職活動の大きな第一歩となります。自分の強みや希望をしっかり伝えて、転職エージェントとのより良い関係を築きましょう。
まずはお互いの自己紹介から職務履歴を話す
面談が始まれば、まずはお互いの自己紹介です。あなたのことを転職エージェントに伝えることはもちろん、あなたも転職エージェントのことをしっかりと知りましょう。自己紹介が終われば、あなたのこれまでの職務履歴を伝えます。これまでどういった会社でどういった業務をこなしてきたのかを、しっかり伝えることが大事です。
転職理由と具体的な希望条件を相談
次はなぜ転職しようと思ったのか、転職理由を具体的に伝えましょう。現在の会社にどういった不満を持っていたのか、逆にどういったことに満足していたのかを伝えます。そして、それを踏まえて転職先の希望条件を相談します。次の転職先の業界や業種の希望、年収などの条件の希望を転職エージェントにしっかり伝えましょう。
早ければその日のうちに求人紹介も。
転職エージェントとの面談は、面談だけでそのまま求人を紹介してくれる場合もあります。あなたの希望や理想が明確であれば、それだけ転職エージェントも求人を絞り込むことができるため、すぐにでもあなたに合う求人を紹介してくれるのです。ほとんどの転職エージェントが10社ほど紹介してくれるでしょう。大手の転職エージェントの場合は、100社ほどを一気に紹介してくれる場合もあります。
経歴やスキルなどは偽りなく正直に話そう
転職エージェントとの面談の時に絶対にしてはいけないことが、経歴やスキルを偽ること。転職エージェントは、あなたの経歴やスキルを基に求人を紹介してくれます。その指針のひとつである経歴やスキルを偽ってしまっては、本当にあなたに合う求人に巡り会うことはありません。できないことをできると偽らず、現在のあなたのありのままを正直に話しましょう。
当日のキャンセルは可能だが避けるべき。電話を入れて丁寧に断ること
面談の日程が決まってから、やはりこちらの都合が悪くなってしまったという場合は、必ず事前に転職エージェントに相談しましょう。
また、当日にどうしてもキャンセルせざるを得ない場合もあるでしょう。当日のキャンセルはできるだけ避けるべきですが、わかった時点ですぐに電話入れて丁寧に断りましょう。やむを得ない場合のキャンセルであれば、転職エージェントも理解してくれます。
面談は通常一回のみ。ただし専門職などは数回あることも。
転職エージェントとの面談は、通常一回のみ行います。しかし、場合によっては数回行うこともあります。特に特別なスキルが発揮される専門職やより専門的な業界への転職を希望する場合です。転職エージェントがすべての専門職に精通しているわけではありません。そのため、一度あなたの希望を聞くことでその専門職や業界についての情報を集め、再度より深く突っ込んだ面談を行うことができるのです。
書類添削や模擬面接のタイミングは、応募企業を決めてからがほとんど
面談が終われば、その面談を基に転職エージェントはあなたに合う求人の紹介など転職活動をしっかりとサポートしてくれます。転職活動を始める際に特に不安なのが書類の書き方や面接ですが、転職エージェントは書類添削や面接対策として模擬面接も行っていますよ。ただ、いきなり書類の添削や模擬面接をお願いしても意味がありません。まずは応募企業を決めることから始める必要があります。応募企業が決まることで、それぞれの応募企業に合った戦略で書類添削や模擬面接を行ってくれます。
登録しておきたい転職エージェントをご紹介
転職エージェントとの面談を行い、転職活動を有利に進めるためには、まずは転職エージェントに登録する必要があります。より良い転職エージェントを巡り会うために、登録しておきたい転職エージェントをご紹介します。複数登録することがおすすめですので、あなたに合うと思う転職エージェントをいくつか登録してみましょう。
リクルートエージェント
転職エージェント最大手の「リクルートエージェント」は、実績・知名度共に業界No.1の転職エージェントです。就職・転職業界で豊富な実績を誇る、株式会社リクルートが運営しています。求人の案件も国内最大で、非公開求人は10万件以上と常に安定して求人を提供しています。さらに、転職支援実績もNo.1を誇り、これまで様々な転職希望者の転職を成功に導いてきた経験と実績がたくさんの人気を集める理由です。
リクルートエージェントを利用すべき人
リクルートエージェントは、業界・業種を問わず、豊富な求人を提供していることが大きな特徴のひとつです。業界や業種を絞らずに、転職先の幅を広げたいという人に特におすすめできます。豊富な求人から自分に合った業界や業種を見つけることも可能。また、それぞれの業界に精通したキャリアアドバイザーが多数在籍しているので、希望の業界が見つかればしっかりとサポートもしてくれます。ただ、キャリアアドバイザーの在籍数が多い分、キャリアアドバイザーの質に多少差があります。求人数は圧倒的に多いので、すべての人が登録すべき転職エージェントですが、他の転職エージェントと併用すると良いでしょう。
公式サイトで見るDODA
総合人材派遣業者のパーソルキャリアが運営する「DODA」は、リクルートエージェントに次ぐ大手転職エージェントです。求人数もリクルートエージェントに劣らない案件数を誇っています。転職フェアなども積極的に行っており、転職活動のサポート体制がしっかりと整っている転職エージェントです。これまでの転職支援実績も豊富で、それだけ手厚い転職活動のサポートを受けることができます。また、自分の情報や希望を事前に登録しておくと、企業から直接オファーをもらえる「スカウトサービス」を行っていることも特徴のひとつです。
DODAを利用すべき人
DODAは丁寧なキャリアアドバイザーが在籍していることが大きな特徴です。初心者にとっては不安な、提出書類の添削や面接対策などについて、しっかりサポートしてくれるので、特に転職初心者にもおすすめできます。DODAはキャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当者の2名の担当者がついてくれるので、万全のサポート体制で転職活動にチャレンジできる転職エージェントです。転職フェアなどのイベントも定期的に行っており、それらを無料で利用できることも魅力のひとつです。転職初心者は必ず利用すべき転職エージェントといえます。
公式サイトで見るパソナキャリア
人材派遣業界でNo.2の『パソナ』が運営する転職エージェントが「パソナキャリア」です。業界でも老舗に位置する会社が運営しており、これまで16,000社以上と取引実績があります。求人数に関しては、リクルートエージェントやDODAに劣るものの、質の高い求人が揃っています。
また、「利益よりも社会貢献」という会社理念の通り、手厚いサポートが評判の転職エージェントです。親身なサポートはたくさんの転職希望者から人気を集めています。
パソナキャリアを利用すべき人
親身なサポートが評判のパナソエージェントは、20代や第二新卒で転職を希望する人におすすめです。転職に不安を抱える人でも、的確かつ丁寧なアドバイスを行ってくれるので、安心感を持って相談することができます。また、企業に提出書類の書き方から添削、企業に合わせた面接対策もきっちり行ってくれますよ。パナソエージェントの親切なキャリアアドバイザーは女性も多く、女性からの人気も高い転職エージェントです。老舗の人材派遣会社だからこその非公開求人や、求人の質の高さも魅力のひとつで、優良中小企業と巡り会える可能性も高いといえます。
公式サイトで見るマイナビエージェント
「マイナビエージェント」はマイナビ運営のため大手に感じますが、転職エージェント業界への進出は最近のため、現在成長中の転職エージェントです。凄まじいすごい勢いで成長を続けているので、現在もっとも勢いのある転職エージェントといえます。案件数はリクルートエージェントなどに劣りますが、マイナビエージェント独自の案件を多数抱えているので、マイナビエージェントだからこその貴重な案件に出会うことができます。
マイナビエージェントを利用すべき人
マイナビエージェントは大手企業ではなく、優良中小企業の案件を多く抱えているので、20代や30代前半の人におすすめの転職エージェントです。現在も求人数は増え続けているので、これからさらに期待できます。ただ、どんどん求人が増えているとはいえ、リクナビエージェントなどなどにはまだまだ及ばないため、いくつかの転職エージェントと併用することがおすすめです。大手転職エージェントと併用しながら、マイナビエージェントだけの貴重な求人を探しましょう。また、サポートも充実しているので、転職初心者でも安心して相談することが可能です。
公式サイトで見る面談でエージェントを本気にさせる事が成功への第一歩です。
転職エージェントとの転職活動は、あなたとエージェントとの二人三脚のようなものです。あなたをサポートしてくれるエージェントが、本気であなたの転職を成功させたいと思ってくれなければうまくいきません。転職エージェントを本気にさせることが、成功への第一歩なのです。面談や日々の相談からしっかり自分をアピールし、本気になった転職エージェントと一緒に転職活動を成功に導きましょう。
【参考記事】転職エージェントのサービス内容とは。基本的な流れまで解説▽
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