相手があなたを選ぶ理由をつくろう/久保裕丈の恋愛マーケ論
みなさんこんにちは!
番組が終わってからプライベートで外を歩きにくくなった久保です。
早いもので連載も3本目になりました。
前々回の1本目で「誰にモテたいのかを決めてください」前回の2本目で「決めた相手のニーズを把握してください」といった趣旨のことをお伝えさせてもらいました。
ここまでの2本は、常に相手のことを考えておりましたが、3本目の今回は自分のことを考えたいと思います。
僕が座談会などで多く寄せられる質問で「僕は◯◯だからモテない。」といったものがあります。例えばこないだあった例でいうと「自分はそこそこお金も持ってるし、そこそこの社会的地位も持っているんだけど、髪も薄くなってきて背もそんなに高くなくて、モテないんです。どうしたら良いですか?」といったものがありました。
髪が薄いからモテないというのは、間違っていると僕は思っています。
なぜなら、髪が薄いというのは、ただ単にその人の持ち物(個性・特徴)なだけだからです。捉え方によっては、それは女性にモテる価値(武器)になると考えています。
では、髪が薄いということがどうやったら価値になるかというと、面白いことができるわけじゃないですか。
僕の友人の薄毛のやつで、とんでもなく面白いことが出来るやつがいます。自己紹介ですごく深々とおじきするんですが、めちゃめちゃハゲてて。それが面白くて面白くて。ハゲで場を盛り上げるネタを無数に持ってます。
それって一つの価値ですよね。一見弱点に見えるものも、捉え方や発揮の仕方によって価値へと変わりうることを、まず知っていただきたいと思っています。
自分の価値を知る一歩目は、自分の持ち物をきちんと把握すること
そこで、今回の最初のメッセージは「まず自分の持ち物をきちんと把握してください」というものです。
外見から内面まで、社会的地位や経歴、家族構成など、あなたを形作っている持ち物をきちんとリストアップすることが大切です。
背が低いからモテない。話し下手だからモテない…といった先入観を捨てて、正しく持ち物だけを把握してみてください。人って持ってないものを気にしがちだったり、人と比較しがちなんですが、あるものだけを客観的に見つめてみることが大切だと考えています。
持ち物が理解できたら、次は価値へと変えていくフェーズです。
自分の持ち物を「価値」へと変換する
他にも例を出すなら、国家公務員という仕事の価値は「将来への不安感の払拭」
ケンカっ早い人の価値は「刺激」(いますよね、ケンカをしたがってるようなカップルとか。あれは刺激を通して付き合ってる感を感じたいのだと思います)
見た目がユニークな芸人さんなんかは、一見コンプレックスに感じられることを、上手に「おもしろい」という価値に転換しています。
要は、価値が提供できない人って基本的にはいないんです。どんな人であれ、価値があるというと綺麗ごとのように聞こえるかもしれませんが、僕は真実だと思っています。
ただ、どうしても狙いたい女性がいるが、今の持ち物から発せられる価値だと成功確度が悪いと感じられる場合は、持ち物を磨くしかないです。
ありきたりな言葉になりますが、努力をして持ち物を増やすことで、価値を変化させることも大切だと思います。
執筆者プロフィール
久保 裕丈
会社顧問、実業家。立ち上げた会社を売却後、世界的恋愛リアリティーショー「The Bachelor」の初代日本人バチェラーとして選ばれる。現在は複数社に対する経営顧問をしながら、執筆活動やイベント登壇を行う。著書『その恋はビジネス的にアウト』が小学館より発売中。
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