フックレンチのおすすめ10選|メンテナンスに役立つ人気工具を徹底解説
フックレンチとは|どういった時に必要?
フックレンチとは、自動車やバイク、自転車といった乗り物のメンテナンスに使う専用のレンチです。主にステムナットと呼ばれる特殊なナットに使います。
フックレンチがよく使われるケースは自動車における車高調の調整です。他にもバイクのサスペンションやシートの調整など、マシンのデリケートな部分のメンテで真価を発揮します。
乗り物のメンテを頻繁におこなう人には必須のアイテムといえるでしょう。
フックレンチの選び方|購入する前に確認すべき点とは
自動車からバイクまで、様々なマシンのメンテに使えるフックレンチですが、その種類は様々。「初めて愛車をいじるのに欲しいけど、どれを選べばいいかサッパリだ」そんな人もいるはず。
なのでまずはフックレンチを選ぶ上で知っておきたい3つのポイントを解説します。
自分に合ったフックレンチとはどう選べばいいのでしょうか。
フックレンチの選び方1. 用途に合った種類を選ぶ
まずは、自分がフックレンチで何をしたいかを確認し、適した種類のアイテムを選びましょう。種類を気にせず選んでしまうとまともに使えず損してしまうかも。
フックレンチの種類は大きく分けて「一般式」と「調整式」に分かれます。それぞれにメリットデメリットがあるのでそれぞれの特徴を理解するのが大事です。
次の項目から一般式と調整式について詳しく見ていきましょう。
形状が豊富な「一般式フックレンチ」の特徴とは
一般式レンチは持ち手とフック部分が固定されて一体になっているタイプのフックレンチです。
形状に決まりがなく、目的に合わせて多様なデザインの商品が売りだされています。シンプルなフックタイプから、ピンで引っかけるものまで実に様々。持ち手とフックが一体化しているので頑丈なのも特徴です。
その丈夫さから多少無茶な使用法にも耐えられるのがメリット。「ナットをレンチで引っかけ、ハンマーでレンチを叩いて外す」といった強引な手段を考慮している方は、一般式を選ぶのがおすすめ。
サイズ調整ができる「調節式フックレンチ」の特徴とは
自在フックレンチとも呼ばれ、ナットに合わせてフックを調整できるのが調整式フックレンチです。
フックレンチは本来、ナットのサイズに合わせたものを用意しなくてはなりません。ですが、調整式ならフックの大きさを変えられるので、1本で多くのナットに対応できます。ただし、可動するため耐久性に難がある商品も。
複数のナットをいじる場合でも1本用意すればいいのが調整式の最大のメリットです。様々な場面でフックレンチを使う人は調整式を選ぶといいでしょう。
フックレンチの選び方2. 溝のサイズに合ったものを選ぶ
回したいナットの溝サイズを把握するのも欠かさないようにしましょう。「適当なフックレンチを買ったらナットにハマらず使えない…」こんなトラブルもサイズをしっかり測れば未然に防げます。
フックレンチのサイズ選びは通常のレンチとは異なり、最大外径に注目します。例えば、68~72mmに適応するフックレンチは「最大外径が68~72mmのナットなら回せる」という意味です。
もしナットの最大外形より大きいフックレンチを選んでしまうと、フックが引っかからず回せません。ナットの出っ張りの部分で最大外径を測ってからサイズを選ぶようにしてくださいね。
フックレンチの選び方3. 長く使いたい人は「厚みがあるもの」を選ぶ
耐久性を重視するならフックレンチの厚みもチェックすべきです。薄いフックレンチだと少し使っただけでレンチが曲がってしまい、使い物にならなくなるトラブルも考えられるでしょう。
フックレンチの厚みは、サイズや値段に比例し、平均的な厚さはおおよそ5~7mm程度です。10mm以上の厚みがあるフックレンチにもなれば耐久性は非常に高いため、歪みにくく長持ちしますよ。
1本を長く使いたい方は厚いフックレンチを選ぶのがベターといえるでしょう。
フックレンチのおすすめ10選|メンテナンスに便利な人気商品を大公開
自動車やバイクなどの整備に便利なフックレンチ。しかしいざ買ってみようと調べてみると商品がとても多く、どれを買えばいいかわからない人もいるのではないでしょうか。
なのでここからは、おすすめのフックレンチを10個に厳選してご紹介します。
フックレンチ選びでお困りの方はぜひ参考にしてくださいね。
【一般式】フックレンチのおすすめ5選
「頑丈で長持ちしやすいレンチが良いな」工具である以上、フックレンチは丈夫だといいですよね。
一般式レンチは持ち手とフックが一体となっているため、歪みにくく長く使っても壊れない頑丈さが持ち味です。また、形状が商品によって様々で好みのものを選べるのも強み。
ハンマーで叩くなど、強い力を加える作業を想定している方におすすめです。
一般式のおすすめ1. ESCO エスコ フックレンチ(ピン型) EA613XH-6
- ハンマーで叩いても折れない頑丈な作りで破損を気にせず使える
- 全長が170mmと長すぎず短すぎないので取り回しが利く
- フックにピンがついているのでパーツに引っかけやすく使いやすい
場合によってはナットに引っかけてハンマーで叩くこともありうるフックレンチ。どんなケースでも曲がったり折れたりしない、頑丈なフックレンチが欲しい人もいるのではないでしょうか。
『ESCO エスコ フックレンチ(ピン型) EA613XH-6』は、ピンで引っかける一般式レンチです。頑丈さに定評があり、Amazonの購入者レビューでは「トンカチで思いきり叩いてもビクともせず、固定されたナットを外せた」との声もあるほど。
車やバイクのメンテナンスに頑丈なレンチが必要な人におすすめですよ。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ::34/36mm
- 爪の形状:ピン
- 厚み: 10mm
- 重量: 20g
- 長さ: 170mm
一般式のおすすめ2. life_mart フックレンチ
- 車高調を想定して製造されたフックレンチなので車のメンテに最適
- 2本入りなので失くしたり破損したりしても安心
- 2本で1,680円と車高調用フックレンチとしてはコスパが良い
車の乗り心地を良くするためには欠かせない車高調いじり。「車高調のためにフックレンチを買いたいのだけど、どうせなら車高調に適したものが欲しい」そんな人もいるのではないでしょうか。
『life_mart フックレンチ』は、ロックシートやスプリングシートの溝にぴったりなピンを取り付けた、車高調用のフックレンチ。てこの原理を利用する仕組みなので大した力をかけなくても車のメンテナンスができますよ。
大事なマイカーの車高調にふさわしいレンチをお探しの方にぴったりです。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:68~72mm
- 爪の形状:フック
- 厚み: ー
- 重量: 250g
- 長さ: 235mm
一般式のおすすめ3. ネツレン 引掛スパナ 38-45
- 90gとフックレンチとしては非常に軽く、老若男女問わず扱いやすい
- 引っかけやすいフックタイプで丸ナットの取り付け、取り外し作業に向いている
- 複数の鋼を混ぜこんだ合成鋼なので軽くても丈夫
フックレンチを選ぶうえで気をつけたいのが使い心地です。特に重要なのはレンチの重量で、重すぎると腕が疲れてまともに作業できないことも。軽くて扱いやすいフックレンチがあると嬉しいですよね。
『ネツレン 引掛スパナ 38-45』は、合金鋼で作られたオーソドックスな一般式フックレンチ。重量はわずか90gであり、PC用有線マウスより軽いため扱いやすさは抜群です。
工具作業に不慣れな男性や力に自信がない女性にも人気のフックレンチですよ。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:38~45mm
- 爪の形状:フック
- 厚み: 6mm
- 重量: 90g
- 長さ:176mm
一般式のおすすめ4. フックレンチ 8個入 ERスパナ チャック コレット クランプ 22-85 高炭素鋼
- 22m~85mm規格のフックレンチ8本が入ったセット商品で使いわけが可能
- セット買いなので1本あたり300円弱とコスパが良い
- 高品質の炭素鋼で作られており摩耗耐性が高く長持ちしやすい
フックレンチにはそれぞれ適応するサイズがあり、ナットの大きさによって使い分けが必要となります。「サイズごとにレンチを買い揃えるのは面倒」様々なサイズのレンチがまとまったセットが欲しいですよね。
『フックレンチ 8個入 ERスパナ チャック コレット クランプ 22-85 高炭素鋼』は、8本のフックレンチがまとまったセット商品です。22mから85mmまでの規格が揃っており、シーンによって使いわけられます。
自転車の整備や車のメンテナンスなど、様々な場面でフックレンチを使う人に最適ですよ。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:22~85mm
- 爪の形状:フック
- 厚み: ー
- 重量: ー
- 長さ: 130~263mm
一般式のおすすめ5.ASH 引掛ピンスパナ58/65 FP5865
- 錆に強く水に濡れても寿命が落ちないカチオン電着塗装
- 焼き入れ処理をほどこした丸ピンタイプで引っかけて使いやすい
- 丸ナットや軸受け用ナット向けに作らているので、そちらの用途をお求めの方に最適
雨はフックレンチの天敵。雨粒によってフックレンチが濡れてしまうと錆びついてしまい、寿命が一気に短くなります。雨天時での作業が多い人は、雨に強いフックレンチが欲しいですよね。
『ASH 引掛ピンスパナ58/65 FP5865』は、カチオン電着塗装をほどこしたフックレンチ。強力な錆予防効果があり、雨天での作業を繰り返してもパフォーマンスを落とすことなく作業がおこなえます。
雨に降られながらの作業が多い人はもちろん、水場でレンチを使う人にもベストな商品です。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:55~62mm
- 爪の形状:フック
- 厚み: 3mm
- 重量: ―
- 長さ: 215mm
【調節式】フックレンチのおすすめ5選
ナットにはそれぞれ固有のサイズがあり、通常はレンチもそれに合わせなくてはなりません。ですが1本で様々な大きさのナットに対応できるフックレンチがあるとありがたいですよね。
調節式はフック部分が可動式となっており、ナット溝の大きさに合わせてフックを調整できるのウリのフックレンチです。
「複数のマシンをメンテするので回すナットの種類も多い」調節式フックレンチはそんな方にぴったりですよ。
調節式のおすすめ1. スーパーツール フックスパナ HW105A
- 35mm~105mmの間で自由に調整できるので様々なシーンで使える
- Amazonのレビューでは車高調に使った人から高評価を得ており、定評がある
- ピンがついている珍しいタイプでナットに引っかけやすい
調整式レンチのメリットは自由にサイズを変えられる点にあります。そのため調整式を考えている人の中には「どんなサイズにも適応できていろいろな場面で使えるものが良いな」と考えている人もいるはず。
『スーパーツール フックスパナ HW105A』は、35mm~105mmと調整式の中でも非常に幅広いサイズをカバーしているアイテムです。6mm程度のピンがついており、車高調を筆頭に様々な場面で活用できます。
「フックレンチはこれ1本でOK!」そんなアイテムをお求めの方に人気のアイテムですよ。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:35~105mm
- 爪の形状:ピン
- 厚み: 23mm
- 重量: 360g
- 長さ: 282mm
調節式のおすすめ2. Sサイズ ハンドルステム・ロックリング フックレンチ WHSDH0011
- 全長146mm、重量138gと軽くてコンパクトなので扱いやすい
- 1,000円以下で購入できるコスパの良い調整式フックレンチ
- 「自転車修理にぴったり」とのレビューがあり、自転車の修繕に定評がある
「小さくて使いやすいレンチが欲しいな」レンチを用いる作業は時に細かい動作が必要になる時もあります。そんな場合は大きくて頑丈なものより、自由に動かしやすいコンパクトなものを選びたいですよね。
『Sサイズ ハンドルステム・ロックリング フックレンチ WHSDH0011』は全長146mm、重量138gと調整式フックレンチとしては非常にコンパクト。価格も1,000円以下とリーズナブルなのがありがたいですね。
通常のフックレンチと比べて3分の2程度の大きさなので、細かい作業のために小さいフックレンチを求めている人におすすめです。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:19~50mm
- 爪の形状:フック
- 厚み: 17mm
- 重量: 138g
- 長さ: 146mm
調節式のおすすめ3. (STRAIGHT/ストレート) アジャスタブルフックレンチ 25~70(mm) 11-230
- トルクレンチと併用可能なのでナットの締め具合を細かく調整できる
- 25~70mmと幅広いサイズのナットに対応できる調整タイプ
- バイクのステムナットへの使用を想定されているので、バイクをお持ちの方に最適
ナットを締めるコツは力加減です。この力加減を測定するアイテムをトルクレンチと言いますが、ほとんどのフックレンチはトルクレンチとの併用ができません。中には「一緒に使いたい」という人もいるはず。
『(STRAIGHT/ストレート) アジャスタブルフックレンチ 25~70(mm) 11-230』は、トルクレンチ用の差込角がついたフックレンチ。トルクレンチと併用することでナットをちょうどいい力加減で締められるようになります。
ナットの締め具合を精密に調整したい方は、トルクレンチとあわせて本商品を検討してみてはいかがでしょうか。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:25~70mm
- 爪の形状:フック
- 厚み: ー
- 重量: 500g
- 長さ: 250~285mm
調節式のおすすめ4. デイトナ スライド式リングスパナ 70409
- 厚さ4.5mmと非常に薄いフックレンチなのでスキマのナットにも届く
- 薄いのでサスペンションなどの狭い部分のパーツをいじるのにも最適
- 先端に差し込みパーツがあるので狭い場所でも引っかけて的確に作業できる
外したい、締めたいナットが常に広い場所にあるとは限りませんよね。展示台の真下など、狭い場所でレンチを使うケースもありえます。狭いスキマでも扱いやすいレンチが欲しい人もいるのではないでしょうか。
『デイトナ スライド式リングスパナ 70409』は、厚さ4.5mmと薄型な調整式フックレンチです。スキマに差し込みやすく、自動車やバイクの奥まった部分のナットに届く優れものとなっています。
「普通のレンチでは大型すぎて届かない!」そんな悩みをお持ちの方人におすすめ。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:35~75mm
- 爪の形状:ピン
- 厚み: 4.5mm
- 重量: 220g
- 長さ: 257mm
調節式のおすすめ5. Negesu(ネグエス) 車高調レンチ フックレンチ 車高調 フック レンチ 汎用 クロス付
- ハンマーとしても使えるほど頑丈なので荒っぽく扱っても壊れにくい
- MサイズとLサイズの2種類があるので自分の用途に合わせて選べる
- ツメが非常に丈夫なので固まったスプリングシートを外すのにぴったり
調整式レンチで心配なのが耐久性です。可動部がある分、一般式レンチより脆い傾向にあります。幅広いサイズに対応できる調整式のメリットを残しつつ、丈夫さも兼ね備えた商品があるといいですよね。
『Negesu(ネグエス) 車高調レンチ フックレンチ』は、車の車高調やバイクのステアリングヘッドに使えるフックレンチ。厚みがあるため調整式でありながら非常に頑丈で、なんとハンマーとしても使えるほど。
少々乱暴に扱ってもビクともしないので、頑丈な調整式レンチが欲しい人にぴったりな商品ですよ。
Amazonで詳細を見る商品ステータス
- 適応ナットサイズ:M:32~76mm L:51~121mm
- 爪の形状:フックピン
- 厚み: ー
- 重量: ー
- 長さ: M:155m L:215mm
メンテナンスに最適なフックレンチを使ってみて。
自動車にバイク、自転車を整備するならフックレンチは持っておきたいアイテムといえます。
乗り物の整備は専門の業者に委ねる選択肢もありますが、自分の手でおこなえば愛車により一層の愛着が湧くこと間違いなしです。
ポイントをしっかり押さえて用途に合ったものを選べば、フックレンチは必ずメンテナンスに役立ちます。
大事なマシーンをしっかり整備して完璧に仕上げるためにも、ぜひフックレンチを活用してみてください!
【参考記事】はこちら▽
【参考記事】はこちら▽
【参考記事】はこちら▽