中国旅行でおすすめの観光都市30選|安心して行ける大人気の名所とは

大地 2019.05.20
日本海を挟んで、日本の隣にある国『中国』。グルメな国で綺麗な景色が多いことから、人気の観光地となっています。今回は、中国の観光都市を30ヵ所ピックアップしました。それぞれの都市の特徴や観光スポットをご紹介するので、中国へ旅行に行く方はぜひ参考にしてくださいね。

おすすめ都市11. 武漢(ウーハン)

中国おすすめの観光都市「武漢」

中国・湖北省にある『武漢(日本読み:ブカン)』は、商業施設が多く建っていて、商業が盛んな都市です。現在では、近代的な雰囲気を持つ建物が増えていますが、史実を見ると深い歴史のある場所でもあります。

キングダムでお馴染み春秋戦国時代の武漢では、楚の領土内にあり、船を使った運搬などに使われていた要所。その後、三国時代になり、魏・呉・蜀を分断する地として長板の戦いや赤壁の戦いなど大合戦が繰り広げられる場所となりました。

そのため、武漢では三国時代の歴史など、中国という国が歩んできたの変遷を知ることができます。ショッピングモールなど過ごしやすい部分も持ち合わせているため、観光地としてとてもおすすめの場所ですよ。


武漢で行くべきおすすめ観光スポット

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そんな武漢でおすすめしたい観光スポットは、呉の王"孫権"が建てたとされる歴史的建造物、「黄鶴楼」。今残っている黄鶴楼は、孫権の時代に作られたモノではなく、1985年に再築されたモノ。時代が変わっても見劣りなどすることのない繊細な色彩は、青い空と白い雲を掛け合わせて"天下の第一楼"とも称されています

実際に中に入るためには、80元(1,200円)とやや高めの入場料が必要。「ちょっともったいない...。」と思うかもしれませんが、過去の歴史を学びながら王が楽しんだ景色も堪能できることを考えたら、絶対に行くべき!

最悪、入場しなくても天下の第一楼と称される綺麗な外観は無料で楽しめるため、中まで入らずとも、ぜひ訪れてみてください。


おすすめ都市12. ハルビン

中国おすすめの観光都市「ハルビン」

黒竜江省にある大都市『ハルビン』は、ロシア風の街並みが見どころの観光都市。ハルビンは、話題となった「旧満州」に位置する街で、北京など中国文化の強い街ではなく、ロシアや日本など多国籍の文化が混じり合っているのが特徴。

最近では、少し日本政府と中国政府が揉めてしまったこともあり、反日感情が強めになっているそう。仮に日本政府と中国政府の中が良好になったとしても、ハルビンは元々、日本軍が駐屯していた地でもあるため、この反日感情は避けられないモノかもしれません

日本からは、東京・大阪・名古屋・福岡といった主要空港のほか、新潟空港からも直航便が飛んでいます。航空券は比較的安い値段で手に入りますが、治安などの問題から複数人で行くことのがおすすめ


ハルビンで行くべきおすすめ観光スポット

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特に石畳が特徴的な通り『中央大街(チュウオウタイガイ)』に行くと、ヨーロピアンな雰囲気を感じられますよ。

また、ハルビンは、グルメスポットとしても有名。燻製されたソーセージ『哈尔滨红肠(ハルビン・ソーセージ)』は、スパイスが効いていて絶品です。豚肉を揚げて甘酸っぱい味付けをした『锅包肉(グゥオ・バオ・ロウ)』は、パリパリとした食感がやみつきに!


おすすめ都市13. 桂林(グイリン)

中国おすすめの観光都市「桂林」

美しいカルスト地形が有名な『桂林(日本読み:ケイリン)』は、世界的にも人気がある観光都市です。大自然が魅力的な中国の中でも、桂林ほど壮大かつ感動する景色を楽しめる場所は限られているため、桂林に訪れた際には、ぜひ日本では絶対に見られない圧倒的な地球の力をまじまじと味わってみてください

桂林は、観光客が多く訪れることもあり、治安は比較的安定しています。ただ、「陽朔西街」など繁華街や観光スポットには、売り子たちが全力で商品を勧めてくるため、注意しておきましょう。

日本からは、東京からの直航便のみ。その他、関空や福岡空港などからは乗り継ぎ便でしか迎えないため、香港から約4時間ほどかけて陸路で向かう人もいるそう。香港・深圳・桂林はコースとしても多くのツアーが存在するため、桂林だけではなく、香港なども楽しみたい方はツアーで行くのがおすすめです。


桂林で行くべきおすすめ観光スポット

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そんな桂林でおすすめの観光スポットは『漓江(リコウ)』。

世界的に見ても大きなカルスト地で、およそ426kmほど続いています。鮮やかな緑の山々の間を流れている、青々とした水は美しく、その水面に山の景色が映し出されており、まさに絶景です。

漓江下りは、遊覧船で4時間と長い時間拘束されてしまうものの、桂林に来たならばハイキングなどで川沿いを歩くよりも、プロの案内を元に楽しむのがおすすめです。価格は一人300元(5,000円)と少し高めですが、半日を漓江に費やすのであれ全然高くない金額だと言えるでしょう。

※カルスト地形:岩石でできた大地が、雨水や土壌水などで侵食されることによって生まれる地形


おすすめ都市14. 天津(テンチン)

中国おすすめの観光都市「天津」

国家中心都市の1つである『天津(日本読み:テンシン)』は、自然を残しつつも栄えた中国でも指折りの商業都市。過去には、たくさんの国々から侵攻されたこともあり、現在に残っている歴史的建築物や新しく作られた建物には、中国文化ではない異国の雰囲気が見え隠れしています。

特別治安が悪い地域ではないため、特に心配する必要はありません。ただ、他の地域と同じく夜間の出歩き、人気の少ない路地裏などは注意しておいて損はないでしょう。

日本からも、東京・大阪・名古屋など主要の空港から直航便が出ているため、比較的行きやすい観光地になります。寺院など古き良き中国文化とショッピングモールを始めとする近代文化の融合を味わいたいなら、天津は外せない観光都市ですよ。


天津で行くべきおすすめ観光スポット

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特にイチオシなのが天津を代表する大観覧車、『天津之眼摩天轮』。夜のライトアップでは、天津中を明るく照らすネオンは、インスタ映えすると若い観光客を中心に大人気。外観だけでも十分圧倒されますが、実際に乗ってみると眠らない街"天津"の光り輝く街中のネオンが綺麗すぎて、本当に言葉を失うほど。

カップルや女子旅など女性が旅行メンバーにいるなら、ぜひ中国を代表するネオン群を眺望してみてください。

また、天津は美味しいグルメがある都市としても大人気。日本でも有名な『天津甘栗』『天津飯』は、天津発のグルメで、食べなきゃ損。大観覧車や寺院など観光スポットを見て回るのも良いですが、お昼や夜には心ゆくまで天津料理を楽しみましょう!


おすすめ都市15. 杭州(ハンジョウ)

中国おすすめの観光都市「杭州」

『杭州(日本読み:コウシュウ)』は、国家歴史文化名城に指定されていて、中国八大古都の1つ。川や木々などの景観を壊さずに建てられた建築物が多く、写真映えするのはもちろん、ずっと見ていられるほど落ち着く空間が作り上げられています

杭州は、上海や蘇州と並んで、中国の中では治安の良い地域とされていて、日本人観光客にも優しく接してくれます。ただ、夜は人気が極端に減る場所が多いため、観光で訪れた時は、人のいないところに行かないことは守るようにしましょう。

杭州は、東京・大阪・北海道などから直行便がありますが、杭州は上海から鉄道で2時間以内で行ける距離にあるため、筆者のおすすめは上海を堪能してから、ゆったりとできる杭州へと向かうプランがおすすめです


杭州で行くべきおすすめ観光スポット

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そんな杭州で人気の観光スポットは、世界遺産にも認定されている『西湖(サイコ)』。

中国十大風景名所にも選ばれている場所で、日本にはない壮大で圧倒的なスケールが魅力的なポイント。西湖は、見る位置・時間帯によって見せてくれる景色が変わるため、昼間の時間帯から夕方にかけてゆっくりと見る位置を変化させながら楽しむのがおすすめです

赤い夕日に染まる夕暮れ時は、写真を撮るのも忘れてしまうほど、見とれてしまう絶景。中国の詩人たちが、こぞって愛した西湖で、時間を忘れてのんびり過ごしてみるのも悪くないですよ。



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